【完全ガイド】留学生がイギリスで開設できる銀行口座の種類と方法

こんにちは!編集長のMidoriです。イギリスに留学することが決まったら、渡航準備と並行して考えておきたいのが「現地の銀行口座をどう開設するか」という問題です。日本の口座だけで生活しようとすると、思わぬ手数料やトラブルに直面することになります。本記事ではイギリス留学において必要となるイギリスの銀行…

AI時代に海外留学する意義とは?AIに代替されない3つの力

こんにちは。最近、UCL(ユニバーシティカレッジロンドン)を無事好成績で卒業することができたので安心しています。Ayatoです。ところで日経平均株価の急変や中東問題、とある音楽が流行ったと思ったら次の世代の新たな音楽に取って代わられたり、話題が尽きない情勢ですが、その中でも圧倒的にニュースのヘッド…

イギリス留学の費用はいくら?留学経験者が学費・生活費・ビザ・航空券を解説

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海外大生の就活完全ガイド|就職ルート・スケジュール・海外大生ならではの強み

こんにちは。ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)で物理学を専攻していたAyatoです。この記事では、一般的に日本国外の学部課程を終了した後に、就職を見据えている方に向けた記事です。そのような海外大生の就職活動は、日本の大学生とはスケジュールや選考ルートが異なることが多いです。今回はは海外大生が…

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キングスカレッジロンドン「リベラルアーツって何を学ぶの?」学科の先生インタビュー②

キングスカレッジロンドン「リベラルアーツって何を学ぶの?」学科の先生インタビュー②

前回の記事ではKing’s College London(キングスカレッジロンドン)のDepartment of Interdisciplinary Humanities(学際的人文学部)のDeputy Director(副学科長)であるChristopher Holliday先生にリベラルアーツ教育についてのインタビューを行いました。 Christopher Holliday先生 キングスカレッジロンドンの学際的人文学部の副学科長。専門は視覚文化教育。リベラルアーツプログラムの創立に携わった教員の一人。University of Warwick(ウォーリック大学)でFilm and Television Studies(映画・テレビ学)分野のBA(学士号)とMA(修士号)を取得し、キングスカレッジロンドンでFilm Studies(映画研究)のPhD(博士号)を取得した。 リベラルアーツ特集の最終回となる本記事ではインタビューの続きをお送りします。リベラルアーツの学びとしての広がり、キングスカレッジロンドンでリベラルアーツを学習することの意義、そしてキングスのリベラルアーツ課程の卒業生の進路などについてお話しいただきました。 近年注目を集めているリベラルアーツ 前回の記事でChris先生へのインタビューを通じてキングスのLiberal Arts(リベラルアーツ)課程について詳しく聞きました。リベラルアーツでは学生は複数分野を自由に組み合わせて履修し、自分だけの学位を“キュレート”する学び方が特徴で、分野横断的な「つながり」を考える力が養われます。必修のコアモジュールでは、概念やテーマを通じて多様な視点から議論することを重視しており、知的好奇心を刺激する設計になっているということを教えていただきました。 Yuki リベラルアーツはアメリカ発祥の学問ですが、ここ最近イギリスはもちろん日本でもリベラルアーツ教育を取り入れる大学が多くなってきたなと感じます。先生にとってリベラルアーツ教育が世界に広まっている理由はなんだと思いますか? 一つの分野に絞り込まない学際性 長い学問の歴史の中で、Single honours(単一専攻課程)のような「一つに分野を絞り込む」はむしろ最近の考え方なんです。 人間はもっと知的好奇心が旺盛な生き物だと思っています。それなのに、17歳や18歳という若い時期に、「この3年間はこの一つの分野だけ」というものを決めさせるのは大きすぎる決断ですし、少し早すぎるかもしれないです。そんなに若いうちに、なぜ自分を無理に限定しなければならないのか、と。それがリベラルアーツのInterdisciplinary(学際的)な考え方が学生に響く理由の一つだと思います。 リベラルアーツの授業が行われるキングスカレッジロンドンのStrand Campus 学生は、まだ世界のことも、自分自身のことも模索している段階にいます。私たちはそういった学生たちに選択肢を広く持てるようにしておくことが大事だと思っています。彼らが「無理やり一つの学問に押し込められている」と感じないようにする。もちろんリベラルアーツでも一つか二つの分野に集中することはできますが、最終地点を変えたくなった時のために選択肢を開いておくことができるんです。 単一学問だけでは社会課題を解決できない そしてもう一つは、現実の社会にある多くの課題を解決するには、学際的な発想が必要とされているという点です。 今の社会に存在する課題は一つの分野の知識や一つの利害関係者だけでは解決できません。複数の分野を横断して考えられること、異なるオーディエンスに向けて同時に発信できること、そういう力が必要です。ですから、こうした学際的な学位プログラムは、社会の現実によりしっかりと結びつけるよう作られています。 決して「専門性を平板化する」ことが目的ではなく、むしろ自分の専門分野は自分が思っている以上に他分野を横断できる、ということを学ぶのです。それが学生を訓練する上で大切なんです。 現代の世の中はかつてないほど複雑になっていて、そこから生まれる課題は、一つの学問だけの視点で簡単に解決できるものではありません。だからこそ、学際的な枠組みや視点を学生に身につけてもらい、それを実際の社会の中で応用できるようにする。そういった教育が、これからの世界にますます必要とされるのだと思います。 イギリス、そしてキングスカレッジロンドンでリベラルアーツを学ぶ意義 Yuki なるほど。ではイギリス、そしてキングスカレッジロンドンでリベラルアーツを勉強するということは学生にどのようなものをもたらすと思いますか? 汎用性の高い人材を育成 イギリスのリベラルアーツの学位は、幅広いスキルを身につけて、非常に適応力の高い人材を育てるためのものになっています。その結果、様々な進路に進む可能性が開かれています。 授業中の様子 そして汎用性の高い「批判的思考」「異なるオーディエンスに向けたライティング」「問題解決」「コミュニケーション」といったスキルも同時に養われます。 こうした学際的な学びに焦点を当てていること、それによって得られるスキルは、非常に高い就業適性を持つものになっていると思います。つまり、多様な分野を横断して考えることのできる柔軟性と多様性を得られることが強みです。 ロンドン全体をキャンパスとして活用 キングスのような場では、単なる知識の寄せ集めではなく、それらの知識を活かして実際に幅広い分野に進んでいけるようなリベラルアーツ教育を設計しています。特定の学問分野に加えて、メディアやコミュニケーション、クリエイティブ産業、教育、国際関係など、幅広い分野で学び、将来に備えることができます。 他にもキングスカレッジロンドンでは大学の立地を最大限に活かしています。イギリスでリベラルアーツを提供している大学は他にもありますが、クリエイティブ産業などと直接的なつながりを持ち、インターンシップのモジュールを提供できているところは多くありません。 文化施設との距離も近く、劇場や博物館、テート美術館で授業をすることもできます。それはロンドン中心部にあるキングスだからできる強みです。その強みを活かして私たちはロンドンという都市全体をキャンパスとして活用しています。 “Lives of London”モジュールが最初の実践の場 ロンドンは学際的学習の実験室のような場所で、少し歩くだけで、すぐに学際的な思考を必要とする対象に出会える場所です。 私たちは、ロンドンという都市を理解するにはどんな学問分野が必要なのかを学生に問いかけるようにしており、Lives of Londonというモジュールを1年次に提供しています。ここで学ぶのは単なるロンドンの地理や歴史などではなく、ロンドンという都市を通して、リベラルアーツ教育をどう展開できるのかということです。 だから、知的好奇心・探究心が旺盛な人にとって、ここでの学びは本当に価値のあるものになると思います。そして私たちはそういう学生に世界に出て変化を生み出してほしいと願っています。キングスでのリベラルアーツの学位は、まさにそれを可能にするための準備をしっかり整えてくれるものになっています。 Yuki Lives of Londonは僕の一番好きなモジュールでした。大学を卒業して、リベラルアーツの友達数人とまだ連絡をとっているんですが、彼らのお気に入りでもあったみたいですよ。あのモジュールはリベラルアーツそのものについて学べただけでなく、ロンドンに来て数ヶ月しか経っていない中で「自分自身について考えるための場所」を見つけられたように感じました。私にとって、大学1年目にあのモジュールを受けることができたことは本当にワクワクしましたし、刺激的でした。 このロンドンを学ぶというモジュールは過去に「主に留学生だけに向けてのものなんじゃないか」という批判が出たことがありました。もちろん留学生がこのモジュールから多くを学べるのは確かですが、当然ロンドンで育った学生にとっての学びの機会も含まれるべきだと思います。だからこそ“Lives of London”という名前をつけているんです。 ロンドンで育った人にとっての「地域としてのロンドン」とロンドンの外から来た人にとっての「ランドマークとしてのロンドン」は全く異なります。どこで育ったのか、どんな背景を持っているのか——そうしたことがロンドンでの経験を大きく形作るので、私たちはその点についてもきちんと考慮するようにしています。 リベラルアーツの学位全般に言えることですが、基本的に「世界で起きていることをリアルタイムで追っていく」ことが大事です。だからシラバスもその時々のロンドンで起きていることに合わせて更新します。例えば授業の一環でタイムリーな展覧会に行ったり、授業に合った演劇を観に行ったりします。そうやってコアモジュールを「世界に応答するもの」にしているんです。 Lives of Londonはその最たる例です。というのもロンドンを中心に据えているわけですから。都市というもの、特にロンドンという場所は常に変化していて、生き生きと動いている存在です。だからこそ私たち教員も、それに敏感である必要があるんです。 キングスカレッジロンドン: リベラルアーツ学生の進路 Yuki リベラルアーツ課程で今まで印象に残っている学生はいますか?卒業生の皆さんはリベラルアーツでの経験を活かして、どのような進路を進んでいますか? 正直なところ、私たちの学科は発足してからそれほど時間が経っていないので、卒業生の進路について把握できているのはまだ一部に限られます。それぞれがどんな分野に進んでいるのか、すべてはわかっていないんですね。 ただ、何人か印象に残っている学生はいます。例えばメガ・ハリシュはインドのバンガロール出身で、詩や散文を書くクィア※作家です。 ※Queer(クィア)とは性的マイノリティを包括的に表す言葉。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど。作品のジャンルでもある。 彼女はキングスでのリベラルアーツの第1期生で、リベラルアーツソサエティの初代会長も務めていました。今も学生に向けてリベラルアーツの学位について話をしに戻ってきてくれることがあります。学科の立ち上げ期から関わってきた存在として、すごく印象的な人ですね。 それからレベッカ・ガイザー。彼女は5年ほど前に卒業したのですが、自分で劇団を立ち上げて「RJGプロダクション」という制作会社を運営しています。いくつか注目度の高いプロジェクトにも携わってきました。 今思い返してみると、彼女は音楽専攻でもなかったのは面白いですね。レベッカのように、入学時と卒業時で自分の将来のイメージが大きく変わる学生をよく見かけます。彼女の場合も、様々なモジュールを受講していく過程で、関心が大きく変わっていったんだと思います。 もうひとりはエマニュエル・ドット。私のアニメーションの授業を取っていた学生です。専攻は政治学で、副専攻として映画を選んでいました。エッセイの指導をしたこともあります。彼女は今、環境政策の分野で活躍していて、持続可能性に関する議論の中で大きな成果を上げています。 それにしても、学生たちが入学時に私が想像していたものとは全く違う進路に進んでいくのを見るのは本当に面白いことです。 Yuki 本当に色々な学生がいて、先生としても彼等の進路を見届けるのは興味深いんじゃないですか そうですね!様々な学生が集まって行われるセミナーが楽しいのはまさにその部分で、異なる伝統知を持った学生たちが集まるからこそ、議論がすごく生き生きとするんです。どんな視点が飛び出してくるか、教員側でも本当に予測できないんです。 「この仕事に同じ一日はない」とよく言われますが、本当にその通りで、特にリベラルアーツ課程ではまさにそうなんです。学生自身が日によって違う学部や学科の内容を取り扱っていて、同じ一日なんて存在しない。私たち教員チームとしても、その活気を強く感じています。 多様な視点が交差する教室から生まれる学び Yuki 先生は映画学科の授業も担当していたとのことで、その時とリベラルアーツの授業を担当するときの違いは感じますか 違いはいくつもあります。これはリベラルアーツの授業を行う時によくあることなんですが、どうしても自分の専門分野に引き寄せて話してしまいがちなんです。授業を作る時はそれを避けて、特定の分野に偏りすぎないシラバスを作らなければなりません。 リベラルアーツ授業へのこだわり 例えば、古典専攻の学生や政治学専攻の学生がいる中で、私が映画の例ばかりを使うと、映画を専攻していない、あるいは映画に興味のない学生を置き去りにしてしまいます。常にバランスが必要なんです。そのため、私たちのモジュールはチームティーチングで行うことが多いです。 キングスのリベラルアーツのオフィスがあるVirginia Woolf Building 異なる分野の教員が週ごとに教えるスタイルで、学生は複数の視点から学ぶことができます。私たち教員も自分の専門を活かしながら、授業全体が一方的に偏らないように心がけています。 授業を作る中で特に重視しているのがリーディングです。複数の分野からテキストを集め、特定の専攻に閉じない、学際的な視点を持った資料を用意します。もちろん、必要に応じて特定分野に即したものを選ぶこともありますが、基本的には異なる学問の交差点を意識しています。 リベラルアーツの教員としてのやりがい 正直なところ、リーディングを設計する作業は、私にとってこの仕事の中で最も好きな部分の一つです。教育者としてモジュールを設計するのは非常にやりがいがありますし、リベラルアーツだからこそ挑戦的でもあります。そして、普段は読まないような研究に触れられたり、一緒に教える同僚から専門的な知識を学べたりするのも、大きな魅力です。教員として、この学位プログラム全体は本当にやりがいのあるものです。 教員として学生を見てきた中で特に印象的なのは、学生が最初はこれを受けたいというモジュールのリストを持ってきても、卒業する時にはそのリストの中のモジュールを結局一つもやらなかったというケースですね。その間に自分の情熱を育てたり、新しい興味を見つけたりするんです。 リベラルアーツの一番大事な点はそこにあると思います。自分は何を知っているのか、その知識がどう変化していくのかを学ぶことができるんです。だから本当にやりがいがあります。それぞれの学生がこれまで辿ってきた学びのお祝いとなる卒業式は私の大好きな日です。 キングスカレッジロンドンのリベラルアーツの未来 Yuki 先生自身、このキングスカレッジロンドンでのリベラルアーツの将来はどんなものになっていくと思いますか? 学生がより多くの分野を学ぶ機会を持てるように、様々な経路を開いて行きたいと思います。 特に今力を入れているのは大学院レベルでの発展です。現在、私たちは新しいリベラルアーツの修士(MA)課程を設計中ですが、そもそも「リベラルアーツの修士課程」とは何か、それはどうあるべきかという課題に直面しています。 修士課程は通常、学部課程より専門分野を絞っています。例えば映画を学び、修士課程でアニメーションや個別のジャンルを研究する、といった具合です。でも私たちは大学院レベルでそれをそのまま踏襲するつもりはありません。学際的な人文系として、幅広さを維持しつつ、学部課程の単純な再現にはならないようにしています。 つまり、「リベラルアーツのMAとは何か」「何を学生に訓練させるのか」「学部課程とどう違うのか」を真剣に考えながら設計しているんです。 もちろん、修士課程ができれば、その数年後には博士(PhD)課程の設立も考えていくと思います。MAについて今はあまり詳しく話せませんが、数年以内には形になると思います。そして、学部でリベラルアーツを楽しんだ学生が、そのまま修士課程に進めるような道も提供したいと思っています。キングスでのリベラルアーツの変化というものは、そこから生まれると思います。 リベラルアーツを志す人たちへ Yuki それは楽しみですね!最後にどのような人たちにこのリベラルアーツが向いていると思うか、もしイギリスでリベラルアーツを勉強することを目指している人たちに何かメッセージがあったらお願いします。 まず、自分の知的好奇心に従うことはいつでも大事だと思います。もし興味を持っているものが一つの学問分野に収まりきらないなら、リベラルアーツ課程はまさにあなたのために作られていると言えます。 この学位は、Major(専攻)以外で厳密に決めなければならない部分は少なく、柔軟性が組み込まれています。もちろん、留学生にとっても同じことが言えます。1学期や1年間の留学などを通じて、様々な知的環境で学ぶことができ、異なる専門性や知識に触れることができます。 特定の分野の内容ももちろん学びますが、それと同時に「学ぶとはどういうことか」「学生であるとはどういうことか」を学ぶ機会にもなります。 自分の学位をどう組み立てるかを振り返ったり、大学という場を通して知識がどう生み出されるのかを理解したりするんです。私たちはモジュールやシラバス、リーディングリストが、学生にとって単に受け取って学ぶだけでなく、そこから自分で問いを立てて探究できるものにしているんです。だから特定の学問分野に収まる興味関心がない学生にとっても、リベラルアーツはとても適しています。 それに加えて、イギリスに来て異なる教育制度の中で学び、異なる専門性を持つ人たちから学ぶことができるのも大きな魅力です。そして、そうした学びを通じて、あなたもまた他の人に何かを教えることができる。そうしたグローバルな文化体験の質というものは重要で、まさに異なる専門性や世界の様々な地域から人々を集めて学ぶことを目的としています。 Yuki ありがとうございました! https://passporter-media.com/articles/34/ さらに前回の記事はこちら↓ https://passporter-media.com/articles/22/ King's College Londonについて詳しく知りたい人はこちら↓ https://jp.education-moi.com/article-52-kcl

ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部|日本人学生にインタビュー!

ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部|日本人学生にインタビュー!

    こんにちは! Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを勉強しているKotokoです。今回はファウンデーションコースの時に出会った音楽専攻の日本人学生、Shuntaさんにインタビューをしました。日本では音楽専攻や音楽大学に進む人は限られていて少し特別なイメージがあると思います。イギリスの大学の音楽専攻では実際どんなことをするのか、そして留学生活はどんなものかなど同じ留学生として気になることを聞いてみました! イギリス留学のきっかけ まず留学を考えたきっかけを教えてください。 5歳の頃からバイオリンを始め、クラシック音楽が盛んなヨーロッパでの挑戦を望んでいたからです。日本とは全く異なる環境でハイレベルな学習がしたかったです。 ブルガリアのイベントでバイオリンを演奏しているShuntaさん なぜイギリスを選んだのですか? 自分の好きな音楽と英語を同時に学べる国だからです。英語があまり話せなかったのですが、調べていたときにロンドン大学ゴールドスミスカレッジにファウンデーションコースがあることを知り、ここなら挑戦できると思いました。県立高校に通った後に必死に勉強し、IELTSを取得して渡英しました。 https://www.gold.ac.uk/international/pathways/ifc ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部: 授業・専攻 ゴールドスミス大学の正門 専攻について教えてください。 音楽学部バイオリン専攻です。クラシックやコンテンポラリー(現代)音楽など、形式に縛られることなく様々な音楽を学んでいます。 なんでその専攻を選んだのですか? 音楽が好きで特にクラシカルやコンテンポラリーは自分の好きなジャンルだからです。また将来は音楽関係の仕事に就きたいのでそれにつなげたいと思っています どんな授業を受けているのですか? 2年生では必修4科目(作詞や作曲など)に加え、選択科目で映画音楽やペア演奏を取っています。演奏の授業では、ホールなどでの演奏形式が多く、先生が成長を見て評価してくれます。今はバイオリンのソロ曲、アンサンブル曲、オーケストラ曲を含めた6、7曲を練習しています。 作曲の講義では曲の作り方の基礎を学び、そこから実際に紙で作曲します。最近はPC上での作曲アプリもあり、それを授業で使うこともあります。そのあとに作曲家の先生からアドバイスをいただいています。 映画音楽の授業では講義やセミナーを通して理論を学び、実際に映画のオーディオビジュアルを分析します。その結果をエッセイやビデオエッセイ※にまとめ、成績評価されます。 ※文章として書かれたエッセイのように、議論を進めていく動画コンテンツのこと。 クラスの雰囲気は? 20人ほどの少人数クラスで、みんなフレンドリーで授業に積極的に参加しています。イギリス人が多いですが、日本人が3人いて心強いです。先生との距離も近く、個別に相談に乗ってくれるPersonal tutorがいるのも魅力です。私はtutorの先生と友達のように仲良くしています。 日本の音楽教育との違いはありますか? 日本では理論などを重視しますが、イギリスでは理論はできていることを前提にして自分の演奏に対して真摯に向き合うスタイルです。演奏する曲も自分で決められるし、表現の自由度が高いです。また先生たちは個人の成長をよく観察しながら評価してくれるので、自分らしさを伸ばせる環境だと思います。 バイオリンの練習に使う部屋 イギリスでの留学生活 寮で生活していますか?どんな感じですか? 大学1年生の去年と大学2年生になった今年の2年とも寮に住んでいます。 去年: ドアノックをするようないたずらや夜の11時過ぎに廊下にスピーカーを置いて音楽を流すような騒音がありました。 今年: うるさい人がいなくなったので快適になりました。乾燥機が壊れているから部屋干しするしかなくて、それ用にハンガーを買いました!キッチンとトイレは共用ではなく部屋の中にあってよかったのですが、シャワーヘッドが固定されていて使いにくいです。 総合的に見ると、大学の迅速な対応や友達の助けもあり、何とかなっています。特に寮内のキャンパスサポートの方たちは親切です。いつでも相談を受け付けてくれる体制があるので、私の場合は部屋の交換などの的確なサポートをしてもらいました。 留学生活で心がけていることは? 自分の芯を持っていることが大切だと思います。日本と違って自分の意見を伝えることが大切でYES/NOだけでもはっきりと伝えるほうがいいと思います。 ロンドンのおすすめスポットはありますか? 自分は音楽が好きなので楽譜店に行くのが好きです。 その他、Wimbledon(ウィンブルドン)などの町がきれいで歩いているだけでも楽しいです。特に本屋さんをよく訪れます。 大学の授業以外にしている活動はありますか? アルバイトを始めようかと思い、tutorの先生に相談したら劇場の受付案内バイトの応募サイトを紹介してくれました。今はCV(履歴書)を作成中です! 今年の夏の思い出はありますか? バイオリンの先生がブルガリアでTrayvna Festivalというバイオリンのイベントがあることを教えてくれたので一緒にブルガリアまで行って参加してきました。先生がとても親切でバスなども手配してくれました。そこで大会に参加して見事受賞しました。そのあとにはアカデミー参加者によるコンサートがあり自分も演奏しました。 ブルガリアの街並み ブルガリアの首都ソフィアにあるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂 イギリスの大学を卒業したあとの予定 留学して成長したと思うことは? 英語力が上がったのはもちろん、自分に素直になれたことが大きいです。無理せず、自分らしく努力する大切さを学びました。またヨーロッパでの生活や先生・友人から刺激を受けて、ますますバイオリンが好きになりました。 将来は何をしたいとか考えていますか? ベストな道として大会で優勝して奨学金を獲得し、ロンドンにあるGuildhall School of Music and Drama(ギルドホール音楽演劇学校)などレベルの高い大学院に行くことです。将来の夢としては演奏家になることが一番ですがレコード会社などの選択肢も考えています。 最後に、これからイギリスで学びたい人へメッセージをお願いします。 恐れずに挑戦することです。誰もあなたをジャッジしません。SNSの世界はリアルじゃないからこそ、自分自身に集中して、留学でしかできない経験を思い切り楽しんでください! この投稿をInstagramで見る PASSPORT(@passport_to___)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る PASSPORT(@passport_to___)がシェアした投稿

キングスカレッジロンドン: 学科の先生インタビュー編「リベラルアーツって何を学ぶの?」

キングスカレッジロンドン: 学科の先生インタビュー編「リベラルアーツって何を学ぶの?」

前回の記事では僕のKing’s College London(キングスカレッジロンドン)での経験を踏まえてLiberal Arts(リベラルアーツ)という分野を紹介しました。今回は実際にリベラルアーツを教えている先生目線のリベラルアーツをお届けします。 Christopher Holliday先生 キングスカレッジロンドンの学際的人文学部の副学科長。専門は視覚文化教育。リベラルアーツプログラムの創立に携わった教員の一人。University of Warwick(ウォーリック大学)でFilm and Television Studies(映画・テレビ学)分野のBA(学士号)とMA(修士号)を取得し、キングスカレッジロンドンでFilm Studies(映画研究)のPhD(博士号)を取得した。 https://passporter-media.com/articles/22/ キングスカレッジロンドン副学部長のChris先生に聞く インタビューしたのはChristopher Holliday先生です。Chris先生は学科内で人気が高く、現在Department of Interdisciplinary Humanities(学際的人文学部)のDeputy Director(副学部長)を務めています。取材を通して先生のバックグラウンドやリベラルアーツ学科発足当時の話などからリベラルアーツの魅力を探ることができました。 Yuki お久しぶりです!僕たちが卒業してからの、今のキングスのリベラルアーツはどのような感じですか? 久しぶりだね!君たちがいた頃、キングスのリベラルアーツは一つのプログラムでしたが、ちょうど2024/25年度からDepartment of Interdisciplinary Humanitiesが設立されて、正式な学部になりました!これによってリベラルアーツの修士課程も近々始まる予定です。 Yuki そうなんですね!今日はよろしくお願いします。 Chris先生の経歴 ウォーリック大学での学び Yuki まずは先生自身のこれまでの経歴について詳しく教えてください。 私はUniversity of Warwick(ウォーリック大学)でFilm and Television Studies(映画・テレビ学)を専攻していました。今のイギリスの学習環境は、私が学生だった頃に比べて大きく変わっています。 当時の大学は「義務教育で扱わない特殊な科目を勉強できる場所」と認識されていました。私はそれまで全く触れたことがない映画とテレビという分野にすごく惹かれて大学で勉強することにしました。今だとGCSE(中等教育修了試験)でもFilm Studies(映画学)やArt(芸術)などの科目を勉強することができるようになりましたね。 ウォーリックで学んだ3年間はとても充実し、楽しかったです。卒業して1年間のギャップイヤーを経て、MA(Master of Arts - 文学修士)を取るため再びウォーリック大学に戻ってきたのも、私のUndergraduate(学部課程)での経験があってこそでした。 キングスカレッジロンドンでPhDを取得し、そのまま教員に 私の家族のほとんどが教師です。そして自分もそれに続くような形で、2009年からキングスの教員になりました。キングスは自分がアニメーション研究でPhD(博士号)を取った大学でもあります。 最初はアニメーションなどの専門分野を教えていました。その後徐々にInterdisciplinarity(学際性)に興味を持ち、私の担当は当時新設されたばかりのリベラルアーツプログラムにシフトしていきました。 リベラルアーツ内でMajor(専攻)やMinor(副専攻)を決める教育スタイル自体はアメリカ由来のもので、当時イギリスでは珍しかったです。キングスはイギリスで初めてリベラルアーツ学習を取り入れた大学の一つで、創設してから十数年経ちます。まだまだ始まったばかりですね。 映画研究からリベラルアーツに転換 Yuki 先生自身が映画学から、リベラルアーツにシフトしていったきっかけは何ですか? 私は2009年にキングスに着任してから6年間映画学科の授業を担当していました。2015年に当時創設されて3年ぐらいのリベラルアーツの教員から、リベラルアーツで映画学を担当できる教員を探していると声がかかり、Open Day(オープンデイ - 日本でいうオープンキャンパス)で模擬講義を担当することになったのがきっかけです。 オープンデイの模擬講義を準備する過程でリベラルアーツのプログラムや学生が学べる科目の種類、異なる科目間のバランスについて理解しました。そこで「つながり」という考え方に気づいたんです。 学生たちは異なる分野に興味を持って来るのですが、リベラルアーツではそれらがどのように交差し合うかを、少しメタ認知的に考えるように促すことが大事だと感じました。異なる学問分野の境界を超えて繋がるものは何か、ということです。 例えば、リベラルアーツで専攻や副専攻として「植民地主義」や「1930年代のアメリカ史」を選ぶことはできませんが、それらは「人種」や「ジェンダー」「セクシュアリティ」といった概念の一つでもあります。 トピックの中には専攻分野や学問の枠組みだけでは語れない「つながり」や「見えない糸」のようなものが存在して、リベラルアーツではそういったものを様々な科目を通して考えることができます。 決まったカリキュラムはなく、学生自身が学びたいことを選ぶ リベラルアーツは、学生一人ひとりに合わせてカスタマイズされた学位を学生自身がキュレートし作り上げていくところだとよく説明します。複数の分野を勉強したい学生も、一つのことだけをやりたい学生も、最終的には独学者のようになっていきます。自分が選んだ自分だけのカリキュラムを通して、身につけた知識がどのように議論で役立つかを学んでいくのです。 私自身、リベラルアーツの教員として学生と同じ経験をするような立場でした。私はSingle Honours(単一専攻)の出身で、映画学を履修したから映画の分野で働くものだと思っていました。 しかしこういった学際的なプログラムの中に自分の居場所を見つけ、今はリベラルアーツの映画学科の担当として、様々な分野を映画学に結びつける役割を担っています。映画学からリベラルアーツへ移った時は自分の知識が部門にどう貢献できるのか見つける必要があったんです。 キングスカレッジロンドンのリベラルアーツプログラム立ち上げ秘話 Yuki なるほど。一からリベラルアーツのプログラムを立ち上げていくプロセスはどうでしたか? リベラルアーツを定義するところから始まり 最初の頃は、どういうプログラムにしていくか、どんな学びを提供するのか、プログラム自体を定義していくプロセスでした。その中で定めたガイドラインがありました。まず一つ目はアメリカの専攻・副専攻のモデルの導入です。つまり、選択科目によって履修単位の半分以上を特定の専攻科目に割きつつ、他の分野からも組み合わせて履修できる、というシステムです。 キングスのリベラルアーツのオフィスがあるVirginia Woolf Building 文系中心のプログラムに もう一つはArts and Humanities(人文芸術分野)に焦点を当てました。つまり、科目は人文学中心で、数学や自然科学を取り入れないということです。リベラルアーツで理数系科目を必修にしている大学もあります。しかしキングスでは私たちの目指す学位を構築するために何を含めるべきかを考えた結果、理数系科目を含めないと決定したのです。 私たちの制度を真似て、リベラルアーツに独自の要素を導入する大学も出てきたみたいです。ただ、学生たちから理数系科目を履修できないかと聞かれることはあります。その際、専攻することはできないと伝えますが、それに近い内容を扱うモジュールを紹介しますね。 専攻の枠組みだけでも、学生が履修できる科目を語り尽くせないくらい多いです。 学生の知的好奇心を刺激 色々考えるうちにリベラルアーツのコンセプトは学生のIntellectual curiosity(知的好奇心)を刺激するものだなと感じました。一つの分野に集中する必要がないため、「何をしたいかわからない」「やりたいことはたくさんあるが、どれが自分に本当に合っているのかはっきりしない」もしくは「色々な分野を勉強してみたい」といった悩みを持つ学生に響きますし、リベラルアーツ自体そういった学生向けによくデザインされていると思います。 このプログラムには、学生が学びの過程で選択をする瞬間がたくさんあるというのも知的好奇心を掻き立てると思います。プログラム自体、まず様々なスタート地点が用意されています。全く触れたことのない分野を選ぶのか、ずっと興味があって勉強してきた分野を追究するのか、自分なりのユニークな学びが選択できます。 その後、学生はどうやって異なる分野が結びつくのかを見つけ出します。学生たちに様々なスタート地点が用意されていて、それぞれ違うモジュールを取り入れることで、無限の組み合わせを作ることができることがリベラルアーツの特徴だと思います。 どんな専攻を選んでも語れるテーマ その中で、リベラルアーツのコアモジュールというものもあります。学生が3年間の中で履修するコアモジュールは“Lives of London” “Writing Liberal Arts” “Space, Power, Agency” “Translation across Disciplines”の4つです。これらは全部「コンセプト(概念)」を基盤に構成されています。「ロンドン」「ライティング(書くこと)」「空間・権力・主体性」「分野横断的な翻訳(応用)」といったテーマを中心に授業を進めていきます。 これらのテーマに共通することは「様々な学問分野にまたがるコンセプトやアイデア」であり、授業作りをするときはこういったものを大切にしています。そうすることで、教室にどんな学生が座っていても——大学の中での学びに限らず、それ以前の知識・経験がどのようなものであっても——必ずそのテーマに関して「語れること」があるようになっているんです。 授業は「patience enough(我慢強く)」、そして「open enough(開かれた)」設計にしていて、どの分野を専攻・勉強していても、授業中に出てくる概念について自分の視点から意見を語れるようにしています。 そしてクラスで一番大事にしているのは、学生の意見が「informed(情報に基づいている)」「valid(正当なもの)」となるようにする点です。授業が「concept driven(テーマやコンセプトに基づいている)」であること。私たちは皆、共通の「奇妙で好奇心をそそるオブジェクト(テーマ)」について、何かしら語るべきものを持っている——そうした前提で授業をデザインしています。そうすることにより学生たちがそれぞれの入口を見出すことができるようになっているのです。 5005通りのモジュールで唯一無二の学びを選択 Yuki 無限の可能性があるプログラムだなと改めて実感します。 リベラルアーツプログラムの教員として、これまでたくさんの学生に巡り合いましたが、同じモジュールの組み合わせを持っていた学生はいないと思います。このプログラムでは5005通りのモジュールの組み合わせがあります。学生たちが勉強していく中で、私たちが気づかなかった分野間の繋がりを発見してくれたりもするのでこの学問に終わりはないと思います。 リベラルアーツを学ぶ学生ならではの苦悩 多様な選択肢をじっくり悩めんだ先にある成長 キングスのリベラルアーツでは今でも科目が増え続けています。たくさんの選択肢に直面し、学生たちが不安になってしまうこともあるかもしれないです。これはリベラルアーツ教育に必ず付いてくる「リスク」だと思います。悩んだ末にそれを乗り越えて、自分だけのプログラムが完成するときは学生自身にとって自分の知的好奇心が実る瞬間だと思います。 Yuki たくさんの選択肢がある、というのはまさに僕がリベラルアーツ学科を選んだ大きな理由の一つでした。3年間はとても充実しましたが、同時に不安を感じていたのも確かです。実は3年目の終わりになっても、将来どの専門分野に進みたいのかをはっきり決められなかったんです。それでも最終的には、とても実践的で大きな経験になりました。というのも、現在働いている中で、一つの決断を下すだけでも、先生がおっしゃったように様々な視点が必要になるからです。そうした視点を持つことで、より論理的で、より効果的な判断ができるようになります。私にとって、異なる分野を学びながら点と点を繋げる力を培えたことは、とても大きな収穫でした。 そうですね、「つながり」とか「断絶」とか、そういうものが異なる分野の間にどうあるのかを見出すこと、これこそが学生にこうしたモジュールを受けてもらう理由なんです。分野同士の重なりや交差、分岐を体験してもらうためなんですね。同じ資料を読んでいても、別の科目のなかで取り上げられると、違う結論にたどり着くこともあります。 様々な学問分野を学べるからこそ身に付く強み よく学生から聞く不安は、「単一専攻よりも薄められたバージョンをやらされているんじゃないか」です。でもそんなことは決してなくて、むしろ複数の学部や学科の内容にアクセスできて、異なる分野の要素を組み合わせて学んでいくことができるんです。 それ以外にも1年間の留学をすることができる機会があったり、語学を履修できたり、インターンシップを受けることができるモジュールもあって、内容が濃いものになっています。 もうひとつの不安は、君が言ったような「リベラルアーツが自分の今後のキャリアにどう繋がっていくのか」という点ですが、これも心配はいりません。 もちろん学生は、自分の専攻や副専攻の分野でさらに研究を深め、そのキャリアに進むこともできるし、プログラム内で少しだけ触れた分野をさらに究めることだって可能です。単一専攻の学生と同じくらい一つの分野でしっかり訓練されているので、後から専門性を深めることも十分にできるんです。 学びの選択肢が多いことは学生のキャリアを妨げるものではありませんし、単一専攻の学生と特別違うこともありません。ただ、そこにたどり着くための道筋が少し違う、というだけなんです。 Yuki 本日はありがとうございました! 次回はリベラルアーツの学びとしての広がり、キングスのリベラルアーツプログラム卒業生の進路についてもっと深掘りしていくので、お楽しみに! https://www.kcl.ac.uk/study/undergraduate/courses/liberal-arts-ba

数学を「深く考える」イギリスの大学院で数学を学ぶ日本人インタビュー

数学を「深く考える」イギリスの大学院で数学を学ぶ日本人インタビュー

今回は、Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のMasters(修士課程)で、Mathematics(数学)を履修している岡野くんにインタビューしました。岡野くんとはKing’s College London(キングスカレッジロンドン)のUndergraduate(学士課程)時代に、大学のJapan Society*で知り合い、今はフラットメイトとして一緒に生活しています。 大学時代、僕はLiberal Arts(リベラルアーツ)、いわゆるArts and Humanities(文系)の科目を履修していました。基本的に理系、特に数学には昔から苦手意識があり、岡野くんは自分とは全く違う世界にいる印象を持っていました。しかし、今回インタビューをして実際にどんなことを学び、何を感じているのかを詳しく聞けたことで、数学の実態が少し分かったような気がします。数学をイギリスで勉強することに興味がある方や僕のように文系だけど、数学の魅力を感じてみたい方にとって、この記事が学びの様子を知るきっかけになれば幸いです。 *Japan Society=ソサエティは日本の大学でいうサークルのようなもので、Japan Societyは日本人や日本の文化に興味がある人が交流するコミュニティ イギリスの大学院で学ぶ「数学」という分野 Q:最初に、大学時代、何学部に所属していたか、今は大学院で何を勉強しているか教えてください。 僕はKing’s College LondonでNatural, Mathematical & Engineering Science(自然科学、数学、工学数学)という学部で勉強していました。去年キングスカレッジロンドンを卒業して、今はImperial College LondonのMastersでPure Mathematics(純粋数学)を専攻しています。Pure Mathematicsっていうのは、数学的な構造や法則そのものを探究する分野です。実社会での応用を目的とするのではなく、定義、命題、証明を追究する、いわば数学そのものを考えるための学問です。大学院はより難しい大学でチャレンジして、そこからPhD(博士号)の取得にも繋がりやすそうだと思い、別の大学でMastersをすることにしました。 https://jp.education-moi.com/article-50-imperial Q:大学時代はどのようなことを勉強していましたか? 数学の理論的な部分を中心に、定義や証明、そこから導かれる定理を深く追究していました。King’sは特にGeometry(幾何学 - 図形や空間の性質について研究する数学の分野)に力を入れている大学で、Topology(位相幾何学 - 形の“つながり”や“連続性”に注目する数学)について詳しく学べたことはすごくアドバンテージになったなと思っています。 数学の授業と研究内容 Q:Mathematicsの授業スタイルってどのような感じなんですか? 学部ではLecture(レクチャー - 講義)が中心で、先生が教科書をもとに進めていくスタイルです。加えて、Seminar(セミナー)形式の実践的な授業もあり、そこではPhD(博士課程)の学生と一緒に問題を解きます。特に試験対策になるような応用的な演習が多かったです。 岡野くんの代数学のノート Q:文系の場合、大学のFinal Grade(最終成績)はExam(試験)やCourse work(宿題)、プレゼンテーションだったり色々な課題で測られますが、Mathsの成績採点ってどんな感じなんですか? えーとExamが成績の100%です!辛いです笑。もっと応用的な分野だったら、成績の40%ぐらいをCourse work*が占める場合もあるけど、基本的にはExamが中心ですね。キングスで勉強していた時、最終年には「King’s Project」と呼ばれる研究プロジェクトがありました。自分で設定したテーマを研究する、小論文のようなものです。 *Course work=コースワーク - 宿題のようなもの Q:Mathsのプロジェクトってどんなものを研究するんですか? 大学で僕はWaring’s Problem(ウェアリングの問題)を研究しました。1770年にイギリスの数学者のEdward Waring(エドワード・ウェアリング)という人が提唱して、実際に解かれるまで130年ぐらいかかった問題です。 Q:... ? 一言で言うと、whether every natural number can be expressed as a sum of a fixed number of kth powers of natural numbers, for any integer k≥2. (「すべての自然数は、k乗の数(平方数、立方数、4乗数…)の和で表せるのか?」)という問題です。 Q:はい...? この世の中の自然数って、実は4つ以内の平方数で表せるんです。何かランダムな数字を言ってみて? Q:39! 39は36(6²)+1(1²)+1(1²)+1(1²)で表せます。 じゃあこれが3乗(立方数)になった場合は、どうなるか? 27(33)+8(23)+1+1+1+1で表せる。立方数になると7つ以内で表せます。 じゃあこれ以降は?k乗の数が増えていくとどうなるのか?最大で何個まで足せば、必ずどんな自然数をもk乗の数の合計で表せるようになるのか?そういうことを求める問題です。 Q:なるほど!わかりやすい。これだった自分が中学の数学で勉強したこととかを使ってでもできそう。 そう!特にNumber Theory(数論)の分野って、一見意味がわからないようなことをやっているように思えても、中学や高校で学んだ数学をより高等な技術で再構築している感じなんです。 数学に魅了された理由 Q:数学に興味を持ったきっかけって何だったんですか? Quadratic Formula(2次方程式の解の公式)って覚えてる? Q:こういうやつですよね。 そう。これがなぜそうなるのか、中学校の時に自分で導き出せたことがあったことがきっかけです。(https://sugaku.fun/quadratic-equation5/) 母親が運転する車に乗っている時、ふと自分で証明できました。 Q:すげー! 高校に入ってからも数学の大会に出る機会があって、そこから数学の分野にのめり込んでいった感じです。純粋に数学の問題を解く、証明するのが楽しいっていうのがMathsを追究していきたいと思った大きな理由でした。 イギリスの大学で数学を学ぶ意義 Q:大学でMathematicsを勉強することを決めた上で、なぜイギリスの大学を選んだのですか?イギリスの大学で数学を勉強するメリットってなんだと思いますか? そもそも自分は国外に出て、英語で勉強したいという思いがまずあったからイギリスを選びました。イギリスだとどの大学にも世界的に有名な教授がいたりします。例えばUniversity of Oxford(オックスフォード大学)にはFermat’s Last Theorem(フェルマーの最終定理)を証明したAndrew Wiles(アンドリュー・ワイルズ)教授などのレジェンド級の教授達が在籍しています。 Q:聞いたことある定理!解かれるまでに300年ぐらいかかった問題ですよね。なるほど。先生で大学を選ぶっていうこともあるんですね。文系の学生が大学を決める時にはない感覚かもしれないです。 うーん。自分の興味のある分野を把握して、そこの有名な教授で志望校を決めるみたいなこともあるけど、注意点はあります。先生って色々な大学を転々とするので、自分が入った時とか最終学年とかになって、気になっている先生が大学からいなくなっている場合もあるのでリスキーかもしれない。そこは気をつけないといけないと思います。 イギリスの大学院で数学を学び感じたこと Q:今、大学院に上がってMathsを続けて勉強していて、大学から変わったなと感じる部分はありますか? 単純に内容量やレベルが上がったのはあります。他にも前提知識みたいなものが増えて、授業スピードが上がるので、勉強は大変になりましたね。 Q:同じ学問をKing’s College LondonとImperial College Londonの2校で勉強している中で、大学間でのMathsの授業スタイル・教え方の違いなどは感じましたか? Imperial College Londonの方がより先生がストイックな気がします。短時間の授業で色々なことをカバーするので、スピードがとにかく速い。一方、キングスの先生は優しくて、ゆっくり丁寧に教えてくれたかな。他にもインペリだと、授業以外で数学に触れられる時間がキングスよりも多いです。他の大学との交流会があって、University of Warwick(ウォーリック大学)とお互いに研究内容を発表し合うイベントもありました。 Q:イギリスでの学びを通して、自分の中の価値観や姿勢が変わったと感じる部分はありますか? はい。特に「考えること」に対する姿勢が変わりました。やはり数学って「どう考えるか」「なぜそう考えたのか」というプロセス自体が凄く重視されます。学びを通じて、僕自身も単に答えを求めるのではなく、「問いを立てること」「考え続けること」の重要性に気づくきっかけになりました。同じ志を持った仲間が周りにいると、それだけでモチベーションが上がるし、日々の学習の刺激にもなります。教授のレベルも驚異的だったりします。すごい人は本当にありえないレベルです。どんな質問にも即座に正確に返してくれるんです。そういった本当に頭のいい人たちの中で学べるのは貴重な体験です。多文化環境の中で数学を学ぶことで、様々な価値観に触れ、自分の考え方も広がったなって感じます。 数学を学ぶ上で必要な特質 Q:数学を学ぶことに向いているのはどんな人だと思いますか? 僕は大きく分けて3タイプいると思います。一つ目は数学が好きな人。特に証明や定義、ロジカルな部分に面白みを感じる人。二つ目は数学が得意な人。これは他の分野に特に興味がないけれど、数学の力を何かに応用したいと思っている人です。僕が勉強した分野はPure Mathematics(純粋数学)でしたが、Mathsには他にもBiomathematics*やApplied Mathematics**みたいに色々な分野があります。Mathematicsは大学1年目で、他のNatural Science(自然科学)の分野で習う数学の内容を全部カバーしてくれたりするので、大学後のキャリアに繋げることもできたりします。そもそも論理を組み立てる力っていうのも養うことができますしね。で、最後は暇な人。 *Biomathematics=生物数学 - 生物学的現象を数理モデルや数式を用いて解析・予測する分野**Applied Mathematics=応用数学 - 現実世界の問題を数学的に定式化し、解決に導くことを目的とする分野 Q:笑笑 いや、でも本当に。究極的には、数学って紙と鉛筆と自分の頭だけで無限に楽しめる「最強の暇つぶし」なんです。広大なラボや膨大な量の本もいらないからコストがかからない。でも、その中でフェルマーの最終定理みたいな300年かけても解けない問題がまだ存在したり、Millennium Prize Problems(ミレニアム懸賞問題)という一つの問題に100万ドルの懸賞金がかけられていたりする世界なので、自分で考えて問題に挑戦すること自体が面白いっていうのはありますね。 Q:一緒に暮らしていて気づいたけど、すごい長い時間をかけて宿題とかやってるよね。1ヶ月間ぐらいあった試験期間とかは本当に大変そうなのが伝わってきました。 Mathsに興味ある人って、忍耐力が本当に必要だと思います。僕は一問解くのに3日ぐらいかかったこともあります。逆にそれぐらいかけて、解けなかったこともあります。問題を解いていくというプロセスを根気よくやっていかないと、数学が嫌いになることもあると思います。これだけ忍耐力が必要なのに試験になると、タイムリミットがある中で問題を解かないといけなくなるから、本当に試験が嫌いです。 Q:でも中学で初めて興味を持って、大学を経て大学院でも続けて勉強しているってことは本当にMathsに興味があるってことなんですね。 うん。ただ、試験はゴミです笑笑 Q:じゃあ最後に、好きな数字はなんですか? 2かな。まず2は最小の素数であること。2によって線分が成り立つこともあるし、自乗っていうのもすごく使いやすいのもある。んー、でもCharacteristics of field 2(標数2の体)の時はクソめんどくさいんだよな。でも、結局2なんだよな。 Q:やっぱりよくわかんないわ数学笑笑 文系の僕にとって、数学はずっと“遠い世界”でした。しかし、岡野くんとのインタビューを通じて、その世界が少しだけ近づいた気がします。 「深く考える」「論理を積み重ねる」「わかるまで粘る」。それらは数学に限らず、あらゆる学問や人生にも通じる価値かもしれません。 https://www.imperial.ac.uk/mathematics

交換留学はラク?立教→マンチェスター大学の交換留学生に聞いた

交換留学はラク?立教→マンチェスター大学の交換留学生に聞いた

Risakoさん 神奈川県出身。立教大学異文化コミュニケーション学部の選抜コース「Dual Language Pathway(DLP)」に在籍。現在マンチェスター大学(The University of Manchester)に交換留学中で、主に紛争研究学を履修している。仲間とバンドを組み、ボーカルとして活動中。 Ikoneさん 東京都出身。中学時代に3カ月、高校時代に1年間カナダに留学していた。高校時代にイギリス・エディンバラで語学留学も経験。立教大学異文化コミュニケーション学部に在籍。現在マンチェスター大学に交換留学中で、主に言語学の授業を履修している。趣味はカフェ巡り。 RisakoさんとIkoneさんはともに立教大学異文化コミュニケーション学部に在籍しています。昨年9月からマンチェスター大学に1年間の交換留学中です。日英どちらの大学生活も経験した2人にインタビューしました。 https://jp.education-moi.com/article-62-manchester マンチェスター大学への留学を決めた理由 マンチェスター大学に留学すると決めた理由は何ですか? Risako:昔から留学したかったが、高校時代はコロナ禍で留学が中止となりました。マンチェスター大学にしたのは協定校一覧の中で世界大学ランキングが一番高かったからです。また、世界トップレベルを誇る紛争研究学と平和構築学を学びたかったです。あとはハリーポッターの中で話されているイギリス英語に憧れ、イギリスにしました。今までヨーロッパに行ったことがなかく、留学のついでに周辺国にも行きたいと思いました。 晴れた日のキャンパス Ikone:私も世界大学ランキングを参考にしました。留学するならレベルの高いところに挑戦したいです。そういうところの学生は優秀で、人種などを理由に差別されることも少ないと考え、気楽に過ごせると思いました。学生の3割が留学生だという点も重視しました。というのも、高校時代に留学したカナダ・バンクーバー郊外の学校では、ほぼ全員が白人でした。留学生は同じ高校から来た自分を含め5人だけだったのでかなり孤立感がありました。また、姉が昔エディンバラ大学(The University of Edinburgh)に留学していました。その時に自分もエディンバラで1カ月の語学留学をしました。そのためイギリスはなじみのある国で、安心して留学できる場所だと思いました。 https://jp.education-moi.com/article-28 日本とイギリス: 大学の授業を比較 日本とイギリスの大学で授業を受けた経験から、感じた共通点や相違点を教えてください。 Risako:そこまで大きな違いは感じなかったです。私は異文化コミュニケーション学部のDLPという15人しかいないコースにいます。どの授業も少人数で日本語なり英語なり、授業中話し合いをすることが多々ありました。こちらの授業でもディスカッションをします。 Ikone:lecture(講義)は大人数で行われ、聴くことがメインです。seminar(セミナー)とtutorial(チュートリアル)は講義を履修している学生が少人数クラスに分かれて、講義内容についてディスカッションします。日本でやったディスカッションは結構一般的な話をしていたと思います。こちらではより個人にフォーカスしていて、「あなたはどう思いますか」を聞かれます。 講義の様子 Risako:日本では「今からこのテーマについて話し合ってください」という感じで教員主導でした。こちらはそれに加え、学生が授業の途中で質問したり反対の意見を述べたりします。そこからディスカッションに発展するパターンが多くて、学生主体だと感じました。 Ikone:だからセミナーやチュートリアルは同じ講義の内容について議論するけど、クラスによってディスカッションの方向性が全然違います。 予習・復習量は日本と同じ 課題の量はどうですか? Ikone:日本では毎回リアクションペーパーが出されて、毎週提出しないといけない課題がありました。こちらではチュートリアルの準備としてリーディングと事前に出された質問の答えを考える課題があります。でも提出する必要はなく、ディスカッションをスムーズに進めるために各自やるものです。提出物の数でいえば日本のほうが多かったけど、結局やることの量はあまり変わらないです。期末レポートは日本と同じですが、こちらのほうが字数が多いですね。 Risako:私も同じことを感じます。日本は面倒見が良くて、学生に学習習慣をつけてもらうようにします。また、欠席を3回以上すると単位が取れなくなります。私の場合、少人数のコースだったので顔を覚えられてなおさら欠席しづらいです。どの授業も何かしらの課題が出されるから毎週課題に追われていました。イギリスだと確かにチュートリアルのために準備しないといけないけど、提出は求められないので勉強したい人が頑張る感じです。 教育の現場も実力主義 Ikone:来る前はイギリスの学生のほうが真面目だと思っていました。でも意外と授業に来ない人もいたりと、日本とあまり変わらないと感じました。 Risako:こちらでは出席しようがしなかろうが、成績に関係するのは課題と試験です。そこさえちゃんとできていればいいので、そういう意味では実力主義ですね。授業の全てに力を入れる必要があるわけではなく、興味を持った部分や難しい箇所を重点的に勉強するなどというように自分で決められます。個人的にはこちらの制度のほうが好きです。 マンチェスター大学留学生の課外活動 続いては課外活動について聞きます。ご自身の体験や周りの人の活動を見て、日英の課外活動面での違いは何か感じましたか? Risako:サークル活動はどちらも活発ですが、やり方の違いを感じました。日本は友達を作る場としてサークルを活用している人が多いと思います。例えば私はバドミントンよりもイベントが中心のバドミントンサークルに入っているのですが、飲み会などをしてメンバー同士の仲を深めています。 イギリスのサークルはsociety(ソサエティ)と呼ばれていて、目的がはっきりしています。マンチェスター大学は留学生が多いので、中国人ソサエティ、日本人ソサエティなど、その国の人たちの集まりもあります。そこは単なる同じ国の友達作りの場だけでなく、その国に興味がある人に対してもウェルカムです。また、Manchester Japan Society(日本人会)の活動内容がとても濃いと感じました。実際に企業の担当者を招いて毎週のように就活イベントを開催して、日本人学生の就活を手伝うなどしています。 Ikone:私が思ったのは、日本のサークルには年度初めに入らないとそこから1年間入る機会を失います。でもイギリスは1年間のどのタイミングに入ってもいいです。なんならそのソサエティのメンバーでなくても活動に参加できて、結構オープンです。日本のサークルは閉塞的な環境ですが、その反面、内部のコミュニティが確立されていて、団結力が強いです。イギリスのソサエティは固定のメンバーではなく、毎回新しい人が参加するので、留学生にとっても行きやすいです。 Risako:そうですね。日本のサークルは決まったメンバーで活動するので同じ人との付き合いがずっと続きます。一方でイギリスはどんどん人脈が広がっていく感じです。 柔軟な対応で可能性広がる Ikone:私は今学期Language Societyで日本語チューターをしました。当初は期限が過ぎていて申し込みができなかったです。でもチューター経験者の友達が担当者につないでくれて、期限が過ぎてもできることになりました。このように、フレキシブルに対応してくれる環境があるので何事にも挑戦しやすいです。 Language Societyで日本語チューターとして教えた学生たちと Risako:イギリスはソサエティという枠組みじゃなくても活動の幅は広いと感じました。私はバンド活動をしています。自分たちでメンバーを見つけ、場所を取って楽器も自分たちで用意しました。いろいろなコミュニティとコネクションを作って発表の場をもらえました。マンチェスターは音楽の街ということもあり、このような有志バンドの活動が結構盛んです。 バンドのパフォーマンスでボーカルとして活動 イギリスに留学して感じた日常生活の違い 日常生活について聞きます。2人とも筆者と同じ寮に暮らしていますが、生活はいかがでしょうか? Ikone:まずは暮らしについて言うと、こちらの人の衛生観念が日本人とあまりにも違いますね。寮に入居した当初は全体的に想定よりきれいだと思いました。しかし過ごしていくうちに衛生観の違いが現れます。具体的に言うとシャワーに髪の毛が詰まって浸水したり、トイレを流さなかったり、キッチンを汚く使ったり、他人の食材を盗んだりですね。しかもみんなが寮のグループチャットでこれらの問題について怒ったり指摘したりするにもかかわらず改善されないです。 Risako:私の階のシャワーには一時期髪の毛を丸めたマリモみたいなやつがありました……。 食事はやっぱりまずい!? Ikone:食事付きの寮なので、朝夕は食堂で済ませます。最初は問題なく食べられたのですが、中華街などでアジア料理を食べてからは寮の食事がまずいと感じるようになりました。お腹を満たす分には良いのですが、それ以上のものは期待できないですね。 寮の食堂で出された夜ご飯 Risako:寮の食事について言うと、時間帯が早いです。夕食は5時から7時の間に提供され、早すぎじゃないかといつも思います。授業が6時に終わる人もたくさんいるはずだし、そこから課外活動に参加したら絶対に間に合わないです。私もいつも時間内に行けないです。 Ikone:確かに、日本にいた時は8時、9時に夜ご飯を食べていました。こちらはご飯が早いせいで、深夜になるとお腹が空きます。 自炊と寮のケータリングサービス Risako:寮が食事付きだから自炊するのが微妙に難しいです。キッチンは大人数で共用している割に狭く、収納スペースもあまりないです。食事がない寮だと、キッチンが広く、隣には食事スペースがあって自炊しやすくなっています。なので食事が合うか合わないかは食べてみないと分からないかもしれませんが、さっき言った食事時間も併せて、選ぶ時に考えたほうがいいポイントだと思います。 Ikone:食事時間に関してはルーティン化できるかどうかだと思います。私は食事時間に合わせて、何時までに何をしてから食堂に行くとか、朝ご飯に合わせて何時に起きようとかを決めています。 夜遊び文化から見える食習慣 Risako:夕食の時間が早いのは、イギリス人は夜遊び文化があるからだと思います。夕食後クラブやパブに出かけることが前提になっているのではないかと考えます。私も最近はほぼ毎日のように夜に出かけ、昨日は10時から友達と映画を観ました。その後も解散するわけでもないです。終電がなく、徒歩でどこにでもアクセスできてしまいます。そのため、そこから飲みに行ったり、誰かの家に行って映画を観たりおしゃべりしたりと、深夜でも選択肢がたくさんあります。 Ikone:そうですね。Uberが安いし、バスも走っているので、深夜でも移動手段には困らないです。そういう意味では日本より夜遊びがしやすいです。 イギリス大学留学を目指す人へのアドバイス これから交換留学でイギリス、あるいはマンチェスター大学に来る人へのアドバイスをお願いします。 Ikone:マンチェスターに関しては、特にシティセンターに行けばカフェやレストランがものすごく多いです。観光地ではないので、住むのに適しています。 Risako:そうですね、全てがちょうどよくそろっています。中華街や新宿二丁目みたいなゲイビレッジもあるし、ショッピングモールも空港もあります。観光地以外だと田舎過ぎる場所が多いイギリスですが、マンチェスターはそういうわけでもなく、過ごしやすいです。 やりたいことを事前に調べる Risako:さっき日本のサークルは年度初めに参加しないとその1年入るチャンスがなくなる話がありましたが、こちらの体育会系のソサエティに関しても同じことが言えます。年度初めにFreshers’ Weekという、ソサエティがブースを出して勧誘活動をする週があり、そこでチアダンスやアイスホッケーなど面白そうな団体を見つけました。 私は当時留学生活に慣れることに集中したいと思っていました。そのため、2学期に入ってから申し込めばいいと思ったのですがその時はもう手遅れで、結局参加できませんでした。留学が始まる前にやりたいことを調べ、到着したら一直線で向かえるようにするといいです。 Ikone:体育系は結構活動に参加するに当たり、テストセッションがあるとこもありますからね。 Risako:あとは自分でソサエティを作ることもできます。マンチェスター大学に剣道ソサエティがあるのですが、それはこっちに来たばかりの日本人留学生が、留学が始まった瞬間に作ったと聞きました。2学期のFreshers’ Weekでは既にブースを出していました。行動力がすごいですね。就活ではこういうところが評価されるので、希望者は事前に調べておくと良いと思います。 長期休みは旅へ Ikone:マンチェスター限定で言うと、思ったより雨は降らなかったです。曇りがほとんどで、特に12月、1月はいつ見ても空が真っ白です。なのでこの時期はマンチェスターに残らず、他国に旅に行ったほうがいいです。 クリスマス休みやイースター休みになるとイギリス人学生は地元に、正規留学生の多くは母国に帰るので人が一斉にいなくなります。そのため長期休みは他の交換留学生や日本の友達・家族と旅行に行ったほうがいいです。 Risako:友達と友達をつなげることをもっとしておけばよかったと思います。日本だと失礼に思われますが、こちらだとみんな普通にやっているので、誰かとの約束に別の人を連れて行くことはよくあります。そこで友達関係が広がり、いろんなチャンスが巡り込んできます。実は私バンドを2つ掛け持っているのですが、2つ目のバンド結成につながったのもそのように人脈を広げたからです。 新学期のワクワク感を駆使する Ikone:社交があまり得意でない人は最初だけ頑張る!という気持ちで挑めば良いと思います。私も年度初めは自分からいろんな学生に話しかけるように心がけましたが、途中から疲れてしまいあまり話さなくなりました。でも最初の頑張りがあったおかげで、その時に仲良くなった人と一緒にポルトガル旅行に行ったし、留学1週目に布団や飲み物をくれたりしました。 Risako:そうですね。留学し始めた頃のほうがエネルギーがたくさんあるので、その時の体力でうまくいく・いかないに関わらずたくさん挑戦したほうがいいです。 Ikone:あとは新学期特有の全員期待感が高いムードをうまく使いましょう。寮のコミュニティに溶け込んだり、ソサエティの活動に参加したりして友達を作ることも大事です。 国籍にとらわれず交友関係を広げる Risako:これはよく悪と言われるのですが、日本人と仲良くするのも重要だと思います。限度にもよるけど、やはり精神状態を良好に保つことが一番重要で、心が健康じゃないとできるものもできなくなります。それをする最たる例として日本人に悩み相談とか、心の拠り所にするのが大事だと思います。私たちもよく一緒に鍋をしながら語り合っていましたね。 Ikone:日本人とつながると交友関係が狭まるどころか、そこからどんどん広がっていきます。大学から留学する人は自分の意思で行くので、面白い人が多いと感じます。「日本人」という理由だけでその人たちと関係を経つのはとてももったいないです。 マンチェスター大学留学で学んだことを将来に生かす では最後に、この1年間の交換留学生活で学んだことをどのように生かしていきたいですか?意気込みをお願いします。 Ikone:今回の留学を通して、異文化の中でも落ち着いて主体的に行動することを学びました。英語でのコミュニケーションも以前によりスムーズに、自然に楽しめるようになりました。特に、イギリスのsarcasm(皮肉)文化は最初あまり理解できませんでしたが、今では私も使えるようになりました。帰国してからはインターンや就活など、新しい環境に飛び込む機会がたくさんあるため、そのような環境でも今回得た姿勢を応用して楽しんでいきたいと思います! Risako:この1年間、さまざまな人と交流する中で、特に人脈の大切さを学び、それが秘める可能性に気づきました。こちらでは人の輪の広がり方が非常に速く、また大きいです。そのつながりがあったからこそ、私も自分の夢をどんどん実現させていくことができました。時には既に叶った夢が思いもよらぬ形で発展することもありました。 日本にいた時から社交が好きでしたが、他人を先回りして気にし過ぎていて、違うグループの人を混ぜることは特段避けていました。しかし、人の輪が生み出す可能性を知った今、活用しない手はありません。今後は日本の他者を重んじる文化を尊重しながらも、人とのつながりを大切に、新しいチャンスを掴み人生を切り拓いていきたいです。 https://www.manchester.ac.uk

マンチェスター大学日本人会会長: 「日本人」の使命感を胸に、語学とビジネスで広げた視野【インタビュー】

マンチェスター大学日本人会会長: 「日本人」の使命感を胸に、語学とビジネスで広げた視野【インタビュー】

Ryotaroさん ⽇本の公⽴⼩学校を卒業後、イギリスのボーディングスクール(全寮制学校)で7年間学び、その後The University of Manchester(マンチェスター⼤学/ UoM)に進学。ポルトガル語とビジネスマネジメントをダブル専攻し⽇本⼈会の会⻑を務める傍ら、パーカーブランドを運営。ラグビーに夢中。 マンチェスター大学: ポルトガル語とビジネスマネジメント専攻 専攻について教えてください。 マンチェスター⼤学のSchool of Arts, Languages and Culturesに所属しており、Portuguese and Business Management(ポルトガル語とビジネスマネジメント)の2つを専攻しています。 ポルトガル語は語学としての4技能を習得しながら⽂化⾯や歴史⾯の内容も学びます。この専攻の⼈数は学年で15⼈ほどと少ないため、lecture(講義)は会話教室のようなアットホームな環境で先⽣や学⽣同⼠の対話が活発に⾏われます。当然、どの授業に⾏っても同じメンバーと会うため、全員顔⾒知りで仲が良いです。3年次になると専攻している⾔語が話される国で1年間の交換留学に⾏きます。私はブラジルのサンパウロ⼤学に留学します。 ビジネスマネジメントでは、選べる講義の内容はさまざまです。私はマーケティング理論の基礎、国別の資本主義やその歴史などを履修しました。こちらはポルトガル語の授業とは異なり講義となると100⼈規模で⾏われます。講義のほか、seminar(セミナー)があり、その週の講義内容に関連したものを実践します。例えば講義で経済情報がまとめてあるグラフが出され、読解⽅法を教わったらセミナーでは作り⽅を学び、実際に⼿を動かします。授業の数は多くありませんが、テスト期間が近くなるとリーディングの課題が増えます。内容をしっかり読んで、関連の⽂献を調べながら理解を深めます。 https://jp.education-moi.com/article-62-manchester その専攻を選んだきっかけは何ですか? ポルトガル語を専攻したのはイギリスで通っていたボーディングスクールの環境が⼤きく影響しています。そこは50カ国以上から⽣徒が集まるグローバルな校⾵で、周りは常にさまざまな⾔語が⾶び交っていました。私は16歳の時にスペイン語を学び始め、スペイン語が話せる友⼈と⽇常的に会話していたことでかなりのスピードで上達しました。その成功体験から、⼤学でも⾔語を学びたく、南⽶で主要なポルトガル語を選びました。 ビジネスに関しては、⾃分たちで何かを作り上げて、それをお⾦に変えられるところが⾯⽩いと思っています。 実は中学⽣の頃、学校に置いてあった無料のオレンジを搾ってジュースにして寮の部屋まで配達するというサービスを思いつき、1杯0.5ポンドで販売したことがありました。インスタで宣伝すると毎⽇のようにオーダーが⼊り、この無謀なビジネスは思いのほか⼤繁盛しました。しかしオレンジの減り具合が激しくて学校側にバレてしまいました。2週間で私の初めてのビジネスは幕を閉じましたが、その過程はとても⾯⽩く、有益でした。 また、⾼3の秋には卒業⽣の起業した話など、キャリアについての講演を聴きました。それをきっかけに卒業生とつながり、2カ⽉間メキシコとコロンビアで⽣活も共にするインターンをする機会に恵まれました。起業している⽅々の活動を肌で感じ、彼らの⾏動⼒やメンタリティー、情熱に魅了さました。このインターンの経験が更なるビジネスへの興味につながりました。 ポルトガル語とビジネスマネジメントを1年半以上学んで、どうですか? この2つの組み合わせを選んだのは最⾼の決断です。ポルトガル語は⽇に⽇に上達を感じます。新しい単語や表現を学び、頑張れば結果が出るのでやりがいを感じます。ポルトガル語に加え語学と同じくらい関⼼があり、かつ語学と全く違う分野であるビジネスを勉強することでバランスが取れていると思います。これよりいいチョイスはないと⾔えるくらいすごく楽しいです。 「みんなを笑顔にしたい」日本人会の会長として Manchester Japan Society(日本人会)の会長を務めていると聞きました。 昨年度会⻑職に⽴候補し、当時の執⾏部による⾯接などを経て選んでいただきました。僕は11歳からイギリスの全寮制学校に⼊り⽇本⼈は数⼈しかいなかったです。そのため、必然的に⾃分はある種その場の「⽇本代表」として⽇本のイメージを背負っているといったnational identity(国民意識)がありました。そのため、「⽇本のために何かをやりたい」と常に思いながら⽣活していました。この思いは⼤学に⼊ってからも続いていて、⽇本⼈会の会⻑になれば⽇本のためにできることの幅が広がると思いました。 日本人会の仲間たちと 会長として、どういう方針で会を運営していますか? 会としての仕事をしっかりやるプロフェッショナルな⾯はもちろんですが、「楽しくないといけない」と思っています。笑顔を絶やさず、元気で楽しい会にするのがモットーです。会⻑の雰囲気が組織の空気を⼤きく左右するので、⾃分が先頭に⽴って笑顔で、楽しく取り組むことを⼼がけています。 Ryotaroさんが会長になってから始めた取り組みはありますか? ⾃分の代になってからいつくか変更したことがあります。 定期的に⾏われている「パブソーシャル」という皆がパブに集まって飲みながら交流するイベントがあります。昨年まではただ場所を提供しているだけでしたが、今年からはビンゴ⼤会や変顔⼤会などのミニゲームを追加し、飽きずに参加してもらえるようにしました。 また、イベントのクオリティを上げるため、会員制を導⼊し、年間7ポンドの会費を徴収しています。 もう1つ⼤きなイベントとしてロンドンで開催された⽇本⼈のボートパーティに初めて参加したことです。イギリスの13の⼤学にいる⽇本⼈学⽣約700⼈が集まり、UoMからも25⼈が参加しました。他⼤学にいる⽇本⼈と交流できた実りのある会だったので来年につなげていきたいです。 マンチェスター大学でのビジネスチャンス 課外活動は日本人会以外に何かしていますか? 授業で習ったこともそうなんですが、インターンの経験を何かに⽣かしたいと思い、昨年夏に「Manny Bees」というパーカーのブランドを⽴ち上げました。 UoMの公式グッズはいろいろありますが、あまりクオリティが良くないと感じております。値段か⾼い割にそれほどかわいくない点にも注⽬し、それなら⾃分で作ろうということで始めました。 友達に助けてもらいながら、Student Union(学⽣会館)のフリースペースで試験的に展⽰販売をしたり、インスタに投稿する宣伝⽤の写真の撮影会を開いたりしてすごく楽しいです。これをマンチェスターの思い出の⼀つとして⼿に取ってほしいので、クオリティが良くて、かわいくて、低価格にできたものを提供したいと思っています。 自身が立ち上げたパーカーブランドの宣伝用写真 大学に入ってからもインターンしていますか? はい、⻑期休暇にインターンします。昨年はドイツのミュンヘンのオークションハウスに⾏きました。出品者から物を預かって、それをオークションで売ります。先ほど⾔ったコロンビアとメキシコでのインターンは今も続けています。例えばソフトウェアの新サービスのピッチプレゼンテーションを⽇本の⻁ノ⾨ヒルズやスペインのビルバオで行うなどをしました。このようにマーケティング関連のことを主にしています。 ケガをしても冷めないラグビーへの愛 スポーツは何かやっていますか? ⼩1からサッカーを始め、中3にラグビーに転向し、それからずっとラグビーをやっています。しかし2年前の夏、プレイ中に転倒し膝の前⼗字靭帯を痛めてしまいました。そこからは体を動かす程度です。本来は⼿術をして治すべきですが、術後のリハビリを考えると留学に影響が出てしまうため今は諦めています。そう⾔いつつもたまに我慢できずラグビーをしてしまいます。 打ち込んでいるラグビー マンチェスター大学留学生活: 日常の幸せ 現在は寮に暮らしていますか? 初年度は学⽣寮に暮らしていました。2年⽣になってからは⼤学より南のエリアで友達3⼈と⼀緒にシェアハウスしています。⼤学からやや遠くバスで20分かかり、毎⽇満員バスに乗ってキャンパスを往復しています。 このエリアはナイトライフが活発で、夜は結構騒がしく⽇本⼈学⽣からあまり好かれないエリアかもしれないです。⽂化的に合っていないというか。ただ、私は⼈と交流したり友達とパブに⾏ったりするのが好きなのでこのエリアは⾃分に適していると感じています。 シェアハウス生活はどうですか? すごく楽しいです。ハウスメートたちとは仲も良くトラブルもありません。これ以上良いハウスメートはいないんじゃないかと思うくらいです。 また、スーパーが近いというロケーションもすごく重要です。シェアハウスをすると話し合った時にスーパーから近いところにしようと決めました。夜、急にチョコチップアイスを⾷べたくなった時にすぐに買いに⾏けるんですよ。この利便性は本当に⼤事ですね。家でラグビーの試合を⾒ている時なんかは、ハーフタイムにダッシュで買いに⾏っても後半戦に間に合うんです。 食事はどうしていますか?ハウスメートと一緒に作りますか?それとも各自ですか? たまに⼀緒に作って⾷べることもあるんですが、基本的には各⾃で作りますね。⾷べたいものが全然違うので。僕はスパゲティを作ることが多いです。安くて簡単で速い、⼤学⽣に必要な三要素がそろっています。そしてビタミン不⾜には気をつけるようにしています。 マンチェスターは学生が住みやすい街 マンチェスターに2年間暮らしてみて、どうですか? とても住みやすい街だと思います。マンチェスターはシティセンターの端から端まで歩いて30分しかかからないです。⾏きたいは基本的に徒歩範囲内です。加えて、バスが24時間⾛っているのがありがたいです。 街と⼤学が⼀体になっているところも住みやすいと感じる理由です。ロンドンの⼤学だとキャンパスが街の中⼼から離れているところが多いのですが、マンチェスター⼤学はキャンパスの周りにいろいろな店や施設がそろっているので便利です。 日本の公立小学校を経てイギリスへ留学 11歳に渡英したとのことですが、どういう経緯でイギリスに来ることになったのですか? イギリスに⾏こうと思ったのは⼤きく2つの理由があります。1つは当時サッカーをしていて、海外のレベルで挑戦してみたかったからです。もう1つはハリウッド映画にすごくハマっていて、英語への憧れがあったからです。 ⼤⼈になるとアイデアが浮かんでもあれこれ考えてしまうと思うのですが、当時⼩学⽣の私は「サッカーがしたい」「英語がしゃべりたい」という2つの原動⼒だけで両親に相談したら背中を押してくれました。イギリス南東部の中⾼⼀貫のボーディングスクールに⼊学し留学⽣活が始まりました。両親は⽇本に残り、単⾝で渡英して今に⾄ります。振り返ると当時はよくやったなと思います。 最初の1年間はとにかく何をやっても⼤変でした。⾔葉が通じなくて、指⽰が理解できず何をすればいいか分からなかったです。授業にもついていけなかったです。意味が分からないことで怒られたこともありました。 高校時代の凌太朗さん 英語があまり話せなかったということで配慮してもらいましたか? 僕は11歳で⼊学しましたが、この年齢で英語ができないという⼦がそれほど多くなかったので特別扱いはなかったです。そういう体制が整っていなかったと言ったほうが正確かもしれません。⾼校⽣の学年になると留学⽣も増えるので英語の補習クラスなどがありました。ですが、私の⼊学した年齢ではそれがなかったので、英語の海に投げ込まれた感じです。今考えるとそれが良かったですね。最初からネイティブと⼀緒に授業を受けたので、現地の⼦たちとの関わり⽅が早いうちに分かり、彼らに溶け込むのが⽐較的スムーズでした。 つらいことだらけだった生活をどうやって乗り越えたんですか? 気合ですね。本当は諦めることもできました。両親に「もう無理」と⾔えばやめることができたと思います。でも自分としては諦めるという選択肢はなくて、何が何でもやり切りたかったです。我慢と忍耐⼒で乗り越えた当時の経験が今の私の礎になっています。 留学生活に慣れるまでどれくらいかかりましたか? 1年もかからないうちに慣れました。英語⼒に関しては、1年⽬は⾃分の気持ちを少し伝えられて、2年⽬は相⼿の話を聞いてしっかり受け答えができるようになりました。3年⽬になると思い通りに会話ができました。このように成⻑していることを⾃分でも段階的に実感しました。3年⽬が終わる頃にはいわゆる“英語ペラペラ”になっていたと思います。 その時点で英語が話したいという目標はクリアしたということですね。 はい、確かに英語が学びたいという1つの⽬的は達成しました。しかし私にとって英語は⽬標ではなく1つのスキルです。⽬標を達成したというよりはある1つのスキルを⼿に⼊れたと捉えています。 なるほど、ではもう1つの目的だったサッカーはどうなりましたか? 僕が⼊った学校にはChelsea Foundation(チェルシーファンデーション)がありました。Chelseaはイギリスプレミアリーグのサッカーチームで、そのアカデミーファンデーションに加⼊しました。このクラブがあったことが⼊る学校を選んだ理由の1つです。 でもラグビーをやってみて分かったのですが、⾃分のサッカーへの愛というか、情熱はラグビーに⽐べると全然⾼くなかったです。ラグビーの魅⼒には⼀試合で染まりました。今は「ラグビー⼤好き!」です。 ラグビーが好きになったのは試合を観戦したのがきっかけということですね。 いえ、16歳の時、他校との試合に「1⼈助っ⼈が欲しい」と⾔われたことが始まりです。「じゃあ俺がやるよ」と、タックルの仕⽅すら分からないのに出場しました。 初戦で相⼿のデッカい選⼿がボールを持ってこっちに向かってきました。私の後ろがタッチラインだったので抜かれたらアウトになってしまうと思い、必死に守ろうとしました。アタックのやり⽅が分からないのでその選⼿に抱きつき、どうにかして⽌めようとしました。だが次の瞬間、相⼿の肘がバーンと顔を直撃し、⿐が折れてしまいました。結局トライを決められ、「俺の⿐⾎はなんだったんだ」となりましたが……。 それでも、ラグビーのメンタリティーや団結感がすごく好きになりタックルも楽しいなと思い、サッカーを置き去りにしてラグビーに転向してしました。 普通はトラウマになると思うのですが、すごいですね。 それは両親と家族のお陰だと思います。 実はラグビーで前⻭が1回折れかけたことがあります。普通の親御さんですと動じて「そんなスポーツやめなさい」などと⽌めるのではないかと思うのですが、私の⺟は「しっかりやりなさいよ」と。こんな感じで、⼤変なこともサポーティブに前向きにしてくれたことでトラウマにもならずに続けることができています。また、そういう姿勢は海外⽣活する上での助けになっています。 海外大学生の就職: 日本の企業に就職したい 卒業後はどういう予定ですか? ⽇本の企業で働きたいです。 海外で勉強した学⽣は結構外資系企業に就職する⽅が多いと思います。でも私は⽇本⼈⼀⼈⼀⼈が⾃信を持ち、世界で戦うリーダーや組織の成功例を増やしていきたいからこそ、⽇本企業にこだわります。その理由は⽇本⼈の団結⼒というものはすごく強いと感じているからです。 例えばサッカーを⾒ても、ブラジルとの試合では、選⼿⼀⼈⼀⼈のレベルは圧倒的にブラジル⼈のほうが⾼いですが、最後は⽇本が勝ちます。なぜかというと団結⼒という⽇本の素晴らしさがあるからです。これはビジネスでも共通するところがあると考えています。⽇本企業で同じ⽬標に向かって団結すれば⼤きなものを⽣み出していけると思います。 https://www.manchester.ac.uk

【模擬国連】LIMUNとは?潜入レポートと参加者インタビュー

【模擬国連】LIMUNとは?潜入レポートと参加者インタビュー

ロンドンでは毎年、LIMUN(London International Model United Nations / ライムン)というヨーロッパ最大規模のModel UN(Model United Nations - 模擬国連会議)が開催されています。模擬国連とは、学生が各国の大使になりきり、国連会議を模して議論を行う教育的な活動です。多くのイギリスの大学には模擬国連のSociety(日本の大学でいうサークルのようなもの)があり、LIMUNはそれらの団体が一堂に会する大きなイベントとなっています。 今回は、友人が模擬国連の最高責任者であるSecretary-General(事務総長)を務めることになり、その関係で僕も4月26日〜27日に開催された高校生向けのLIMUNであるLIMUN:HSの広報担当として企画・運営に参加しました。期間中には、過去にLIMUNの幹部として携わってきた友人へインタビューをしました。本記事が模擬国連の魅力を知るきっかけになれば幸いです。 模擬国連(LIMUN)の準備: 運営の舞台裏 友人からLIMUN:HSの企画・運営の打診があったのは、1年前の11月でした。大学時代、私は模擬国連に参加していませんでしたが、周囲には模擬国連のSocietyに所属している友人が多く、活動内容が気になっていたこともあって、彼女の誘いを受けることにしました。 自分のIDカード 本格的な準備が始まったのは、イベントの3か月前、今年の1月からです。最初はSNSやウェブサイトを通じた告知・募集業務が中心でした。開催が近づくにつれ、業務量が一気に増加。特に大変だったのは、11ある委員会それぞれの概要や議題の関連情報をまとめたStudy Guide(議題解説書)の編集と、約200人分の参加者情報をもとにプラカードやIDカードを作成する作業でした。直前のキャンセルや飛び入り参加もあり、当日までバタバタしていました。 プラカード 模擬国連(LIMUN)で扱われた多様な議題と委員会 模擬国連当日、参加者は委員会ごとに分かれて異なる議題で会議を行います。 今回のLIMUN:HSでは、‟The Rise of Mega-Constellations: Managing Space Debris and Orbital Congestion” -「巨大星座の台頭:宇宙デブリや軌道混雑にどう対応するか」という議題を扱うCOPOUS(Committee on the Peaceful Uses of Outer Space - 国連宇宙空間平和利用委員会)や、“Addressing Security Issues in the Sea of Japan” -「日本海の安全保障問題」をテーマとするUNSC(United Nations Security Council - 国連安全保障理事会、安保理)など、幅広いトピックが設定されていました。 なかには、‟Death of Julius Caesar” -「ジュリアス・シーザーの死」というテーマで、歴史上の人物になりきって議論を行うCRISISという変わり種の委員会もあり、特に人気がありました。Study Guideやプラカードなどをまとめているうちに、本当に色々な委員会やトピックがあると実感し、面白そうだなと思いました。 WHOのStudy Guideの表紙 会場はキングスカレッジロンドン: 当日の様子 実際にLIMUN:HSに参加してまず感じたのは、やはりそのスケールの大きさでした。とりわけ会場となったKing’s College London(キングスカレッジロンドン)のキャンパスは貸し切り。加えてロンドンやBath(バース)、Southampton(サウサンプトン)、南部のGildridge(ギルドリッジ)、Oxford(オックスフォード)、Cambridge(ケンブリッジ)などから10校以上、合計約150人の高校生が参加しました。 高校生向けのイベントを大学生が主催するということもあり、運営側には参加者の安全と満足を第一に考える責任がありました。準備期間中は各高校の生徒・そして先生方とも頻繁にコミュニケーションをとり、注意事項などを確認し合いました。イベント期間中は各会議室に加えて、Wellbeing Room(ウェルビーイングルーム - 精神的なストレスを抱えた場合によく使用される休憩室)やサポートスタッフの配置など、細かな配慮が求められました。運営中は常に緊張が抜けず、何かトラブルが起きないかと気が気ではありませんでした。 会議の様子を見学する機会がありました。生徒たちは事前にしっかり準備をしていて、非常に熱心にディベートに取り組んでいました。多くの生徒が大学でも模擬国連を続け、LIMUNに参加したいと話していたのが印象的です。閉会式では、各委員会で最も活躍した生徒や、著しい成長を見せた生徒に表彰状が贈られるセレモニーも行われました。 開会式前の様子 模擬国連(LIMUN)幹部経験者インタビュー: ガブリエル君(スペイン出身) Q:そもそも模擬国連とは? 模擬国連とはその名の通り、国連の活動を模擬的に体験する活動です。国連には業務を遂行する様々な機関があります。例えば、WHOと呼ばれる保健や医学事業などを専門分野とする世界保健機関(World Health Organization)やUNICEF(ユニセフ)と呼ばれる子供達の支援や保護をする国連児童基金(United Nations Children’s Fund)などがあります。期間中は各委員会に分かれて、定められたテーマの国際問題について議論や交渉を行います。 Q:あなたの模擬国連での役割は? 僕は来年行われるLIMUNにDSG(Deputy Secretary-General / 副事務総長)として参加する予定です。模擬国連の包括的な企画・運営をする役職です。また、過去には各委員会の企画を担当するUSG Chairing(Under-Secretary-General Chairing / 事務次長議会企画担当)という役職に就いたことがあります。 Q:模擬国連の面白さとは? どういう役割を持って模擬国連に参加するかによって、全然違った体験ができるところです。基本的には議長(Chair)か事務局(Secretariat)役で参加して模擬国連の企画・運営をするサイドになるか、大使(Delegate)役で会議に参加し、決議案の作成などを行うかの2つです。知人がChair役をやっており、それに興味を持ったのをきっかけに、僕はこれまでChairの立場で模擬国連に2年間参加し続けてきました。より深く、内部からこのイベント・活動に携われるのが楽しいところです。 Q:運営側としてのやりがいは? LIMUNはヨーロッパ最大規模の模擬国連イベントです。今年の2月に行われたLIMUNでは計1200人もの学生が集まりました。それだけの人数を集めて模擬国連を企画・運営するのはもちろん大変でもあります。そして1000人以上の参加者がトラブルなくイベントを終えるためには、随分前から準備を始めないといけないですし、プレッシャーや仕事量に押しつぶされそうになることもあります。学業との両立も大変でした。ただ、一から立ち上げたものに参加者が楽しんでくれている姿を見るとやりがいを感じます。 Q:模擬国連の活動を経て得た成長は? 模擬国連の活動・会議はディベートを中心に行われます。会議に向けての練習だったり、実際にディベートに参加したりすることで自分のスピーキング・ディベートスキルが特に上がったなと思います。最初はなかなかうまくいきませんでした。何回も会議に参加していくうちにどんどん自信がついていきました。他の人と意見交換をするのは自分の知らない国の政治事情などを知る機会でもあります。特にLIMUNのような規模になると違う地域の大学からも参加者が来ています。そのため、新しい友達を作るきっかけにもなりました。振り返ってみると心理的・社会的・精神的、様々な面で僕を成長させてくれた経験だと思います。 Q:模擬国連にはどんな人が向いていると思いますか? 当然、国際関係や国連、もしくはそこで働くことに興味がある人にはピッタリだとは思います。保健や医療に興味がある人はWHO、法学に興味がある人はICJ(International Court of Justice - 国際司法裁判所)、歴史や考古学に興味がある人はUNESCO(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization - 国際連合教育科学文化機関、ユネスコ)といった具合で、関心のあるトピックについて意見を交換し合います。特別国連に興味を持つ必要があるとは思いません。どんな人でも惹かれるテーマに出会えるはずです。 Q:将来への役立ち方は? 将来国連で働きたいと思うなら、模擬国連はその予行演習をできる貴重な機会だと思います。そうでなくても、さっき話したようにここは心理的・社会的・精神的に成長できる場なので、何かしらの形で必ず将来に役立つと思います。 Q:最後に、模擬国連に興味を持っている人へ一言 Just go for it! 僕にとって模擬国連は、大学生活で最も充実した活動でした。最初は不安があっても、思い切って参加すれば、必ず得るものがあります。LIMUNで出会った友人は今でもかけがえのない存在です。それが来年またChairとして参加することを決めた理由です。この記事が、少しでも多くの人に模擬国連の魅力を伝えられたら嬉しいです。 ありがとうございました! https://www.limun.org.uk

芸術の夢を追い渡英:マンチェスター大学生の授業や暮らしの実態

芸術の夢を追い渡英:マンチェスター大学生の授業や暮らしの実態

Rickyさん 幼稚園から高校まで日本でインターナショナルスクールに通ったのち、2023年にイギリスのThe University of Manchester(マンチェスター大学)に進学。専攻は演劇と映画研究。趣味は音楽、作詞作曲で、仲間とバンドを組んで活動している。 マンチェスター大学の専攻「Drama and Film Studies(演劇と映画研究)」 専攻について教えてください。 マンチェスター大学のSchool of Arts, Languages and Culturesに所属していて、その中のDrama and Film Studiesというコースで2つの分野を専攻しています。 Drama Studiesでは、舞台や演劇、音楽ライブなどの生のパフォーマンス全般について学んでいます。例えば出演者側は何を伝えようとしてパフォーマンスをしているのか、どういう工夫をしてメッセージを伝えているのか、あるいは観客がそのパフォーマンスを見て、出演者が伝えたい意味をどう受け取るのかなどについて考えます。 Film Studiesで扱う対象はDrama Studiesと対照的で、映画やテレビ、カメラワーク全般について学びます。例えばアメリカとイギリスの映画の歴史を比較したり、世界中の映画がこれまでどのような進化を遂げ、発展してきたのかを調べたりしています。さらに、映画は社会問題を映し出す手段になることがあり、デモの1つの形として表現されます。それだけでなく、映画界では人種差別やマイノリティ差別といった問題があります。そのような社会学的な観点からも勉強します。 この専攻を選んだ理由は何ですか? 父が映画好きで、昔からよくリビングで映画を鑑賞していたので自分も一緒に観ていました。その影響で映画製作や俳優に興味を持ち、その業界に関わることが小さい頃からの夢でした。 どういう授業がありますか? 授業はlecture(講義)、seminar(セミナー)、screening(スクリーニング)、workshop(ワークショップ)の4種類があります。講義では映画や舞台の理論的なことを学びます。スクリーニングでは、毎回映画を1本観ます。観る映画は講義の内容に関連するものです。その後のセミナーでは2時間かけて講義で学んだ内容とスクリーニングで観た映画を結び付けながら分析やディスカッションをします。 ワークショップは講義寄りのものと実用的な内容のものがあり、内容はいろいろあります。将来俳優になることも視野に入れているので、演技について勉強できるものを選びました。その他には講義に近い形でアメリカの舞台を分析する内容のものも履修しました。 秋晴れのキャンパス 授業の課題はそこまで大変じゃないですね。課題の一つに「映画を観る」というのが毎週出されます。映画は毎週2本観ることになっていて、1本は授業で、もう1本は宿題として各自で観ます。 その他でいうと、リーディングの課題が結構多いです。3時間ほどかけないと読み終わらない超長い理論系のエッセイを読むというのがあります。音楽に理論があるのと同様に、映画や舞台にも理論があります。それに関するものを読んで勉強します。例えばアメリカでは過去に男性を優位に見せるように作られた映画がたくさんありましたが、最近はどうなっているのか、映画業界はどうやってそういうことをなくしているのか、などについての理論ですね。 マンチェスター大学の日本人会とバンド活動 授業以外の活動は何かしていますか? マンチェスター大学の日本人会「Manchester Japan Society(MJS)」に所属していて、週に1回、10~20人ほどの外国人学生に日本語を教えています。受講者のレベルに応じて「初級」「中級」「上級」の3つに分けられています。自分は日本語がそれほど得意ではないので「初級」を担当しています。受講者は日本語初心者で、一番基本的なところから教えています。 この活動を通してもっといろいろな人に日本語を知ってもらいたいです。また、教えることは自分の日本語力向上にもつながり、ウィンウィンの関係にあると思います。 MJSではこの他、2週間に1回「パブソーシャル」を開催していて、メンバー・非メンバー関係なく誰でも参加できます。そのイベントは大学の近くのパブで開催され、日本人学生だけでなく、日本に興味がある学生もたくさん集まり、毎回大盛り上がりを見せます。新しい人と話したり、日本人と交流したりすることでホームシックを解消しています。 今年は一般メンバーですが、来年度からは幹部になって運営に携わりたいと考えています。 日本語講師以外は? 小さい頃からずっと趣味で音楽をやっていました。家族が音楽好きです。そのため、車の中でいろんなジャンルの曲が流れているなど、音楽に囲まれながら育ちました。2人の兄は楽器をやっていて、その影響も強く受けました。トランペットやサックス、ギターなど楽器7種類を演奏できます。 仲間と音楽に打ち込む日々 大学で意気投合する仲間を見つけて、バンドを組んで日々の練習に熱中しています。既に存在する曲を練習する一方で、バンド用に自分でも作曲します。また、自分より楽器演奏が上手な友人にコーチングを受けることもあります。 イギリス留学の光と影: マンチェスターでの生活のリアル マンチェスター大学は学生寮が充実していますが、寮で暮らしていますか? 去年は大学が提供しているHulme Hallという寮に暮らしていました。そこはキッチン、トイレとシャワーが共用でした。自分と同じ衛生観念を持つ住民があまりいなくて、居心地よくなかったですね。例えば使用した食器をすぐに洗わないで数日放置し、ハエが発生することがよくありました。また、棟ごとに当たり外れがあって、比較的新しい棟の部屋だときれいだけど、古い棟はネズミが現れます。 そういう生活に嫌気を指し、今年度からは3人の友人と合同で一軒家を借り、仲良く暮らしています。ただ、不動産会社の対応がひどいです。前の人が退居してから掃除などせずにそのまま渡されました。排水溝が詰まっていたり、ゴミ箱が壊れたりと、入居当初から本来やらなくていいはずのことに頭を抱えていました。 これから物件を借りる人へのアドバイスとして、内見は必ず現地に足を運んで自分の目で確かめることです。ウェブサイトに載っている写真はきれいに見せたり、不都合な部分を写さなかったり、部屋が広く見える角度から撮影されたりしているので、信用しないほうがいいです。 普段の食事はどうしていますか? 昨年度は寮で食事が出たので、それほど自炊はせずに済みました。今年度からは自分で食事を準備しないといけないです。クックパッドのレシピやユーチューブの動画を見て作り方を習っています。また、毎日調理する手間がなくていいように、作り置きもします。 自分で作ったマカロニチーズ 今日もハンバーグを5食分作り、お腹が空いた時や明日以降の飯として、電子レンジで温めるだけで食べられるようにしました。外食はたまにしますが、やはり値段が高いので控えています。それに、自炊したほうがファストフードなどを食べるより健康にいいと思います。 イギリス生活が2年目に突入して、どうですか? 渡英してから初めて一人暮らしをし、自分はそれまでどれだけ恵まれた環境にいたのかを実感しました。料理や洗濯などは来たばかりの頃は全くできなくて、少しずつ学んで徐々にできるようになりました。留学は学問を究めるだけでなく、生活スキルを磨く期間でもあると感じました。 最近の悩みはクリーニング屋さんを見つけられないことです。ロンドンに行った時は靴専門のクリーニング屋さんを見かけたのですが、マンチェスターにはそれらしきものはなく、調べたらデリバリー制のクリーニングしかないみたいです。自分で専用の袋を買い、そこにクリーニングに出したい服を入れて、配達を依頼すると自宅までクリーニング会社の人が服を取りに来るシステムのようです。日本みたいに、クリーニング屋さんの店舗に服を持っていくのとは違って、戸惑っています。 イギリスに来てからの生活で、困ったことはありますか? 去年食中毒になって救急車で搬送されました。その後、病院で10時間ほど待たされ、結局痛み止めだけ渡されて帰宅しました。待っている間が一番つらくて、診察を受けて薬を渡されたことには既に症状は緩和しましたね。イギリスの国民保健サービス「National Health Service(NHS)」で受診して、無料なのはありがたいのですが、とにかく待ち時間が長いです。 これに関連する話をしますと、インフルエンザにかかっても薬をもらえない場合があると聞きました。そのため薬は日本でそろえたほうがいいですね。留学前に痛み止めや抗ウイルス薬、風邪薬、解熱剤など、一通り持ってくると安心です。 マンチェスターという街に住んだ感想 マンチェスター市はどういう街ですか? とても暮らしやすい場所だと思います。人々はフレンドリーですし、さまざまな地域から来る人がいるため、多様性が高いです。ロンドンは確かにマンチェスターより発展していて、便利で繁栄しているのですが、個人的には人が多すぎて住みたいと思えない環境です。 ちょっとエモいマンチェスター市の風景 ただ、マンチェスター市は寒いですね。もうちょっとヒートテックを持ってくればよかったと常々後悔しています。 イギリス留学までの道のり そもそもなぜ留学しようと思ったのですか? 小さい頃から留学するのが夢だったこともあり、自分がやりたい芸術系の勉強はどちらかというと海外のほうが有名でしたので、留学は必然的な感じでした。映画関係の勉強というとハリウッドがあるアメリカのロサンゼルス(LA)が一番名門です。しかしアメリカの学費が高すぎてびっくりし、とても志望できないと思い、目標をアメリカの次に芸術分野が有名なイギリスにしました。 留学するまでにやったことを教えてください。 インターナショナルスクールを6月に卒業して、9月に渡英して入学したという流れです。その1年前の11月にUCASでの出願が終わり、2月に合格をもらいました。UCASでは5つの大学に願書を出しました。必要だった書類はPersonal Statement(志望理由書)、Reference(推薦状)、成績です。 自分が通っていたインターナショナルスクールでは、出願するにあたり必要な準備を教えてくれる授業があったので、そこまで苦労したり戸惑ったりしなかったです。その他、留学準備や学校選定のためにやったこととしては学校の先生から個別にエッセイの書き方を教わったり添削を受けたりしました。あとはオンラインで各大学の担当者と面談して情報収集していましたね。 マンチェスター大学に留学して広がった世界 留学を通して気づいたこと、学んだことはありますか? 人として成長したと実感しました。また、マンチェスターだけでなく、近隣の地域やヨーロッパに行ったり、異なる文化背景で育った人と交流したりすることができます。それを通じて、人生のあり方は本当にいろいろで、自分が好きなように自由自在に生きたいと思えるようになりました。 元々インターナショナルスクールに通っていたので、他の学校と比べると関わっている人の多様性が高いのですが、マンチェスターに来てからはさらにいろいろな人がいて、彼らと話し、日々が勉強になります。 将来の道は未定だが、選択の幅は広い 卒業後は何をしますか? 卒業後のことははっきり決まっていないです。修士課程に進むかもしれませんし、イギリスかアメリカでオーディションを受け、成功したら俳優への道を進むかもしれません。一方で、日本に戻って音楽仲間と一緒に音楽の道を切り開くのも選択肢の1つです。 いずれにせよ、大学で学んだことや課外活動の経験を生かし、音楽関係、もしくはドラマ・映画製作に携わりたいと考えています。どれもうまくいかなかった場合に備え、音楽や映画以外で興味がある心理学のAP(アドバンスト・プレースメント)をとりましたので、それを生かしたいと思います。 https://jp.education-moi.com/article-62-manchester

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【完全ガイド】留学生がイギリスで開設できる銀行口座の種類と方法

【完全ガイド】留学生がイギリスで開設できる銀行口座の種類と方法

こんにちは!編集長のMidoriです。イギリスに留学することが決まったら、渡航準備と並行して考えておきたいのが「現地の銀行口座をどう開設するか」という問題です。日本の口座だけで生活しようとすると、思わぬ手数料やトラブルに直面することになります。本記事ではイギリス留学において必要となるイギリスの銀行口座の種類や開設方法を解説していきます。 なぜ留学中に現地の銀行口座が必要なのか イギリスでは、家賃の支払い、携帯電話の契約、公共料金の支払いなど、日常生活の多くの場面で現地の銀行口座(デビットカード)が前提とされています。特に大家さんとの家賃のやり取りや、大学への学費の一部支払いなどでは、国内の銀行口座から支払うことを求められるケースも少なくありません。 Midori マンチェスター大学に交換留学していた時の寮費の支払いはクレジットカードの一括払いかイギリスの口座からの引き落とし分割払いの選択肢がありました。しかし100万円を超える金額はクレジットカードの上限を優に超えているためその選択肢は実質ないみたいなもので、イギリスの口座を作ることが必須となりました。 イギリスで銀行口座を開設するメリット(送金手数料、生活の利便性) 現地口座を持つ最大のメリットは、日常の支払いにかかる為替手数料や海外取引手数料を大幅に削減できる点です。日本のクレジットカードを毎回使っていると、決済のたびに為替手数料(1〜3%程度)がかかりますが、現地口座からのデビット払いであればこのコストを抑えられます。また、Contactless払いが浸透しているイギリスでは、現地口座のデビットカード1枚あれば、スーパーからバス、カフェの支払いまですべて完結する利便性も大きな魅力です。 イギリスの銀行口座開設前に知っておきたい基礎知識 「現地口座」と「国際送金対応口座」 留学生が検討すべき選択肢は大きく二つに分かれます。一つはイギリスの銀行が発行する「現地口座」で、英ポンド建てで管理され、現地生活に最適化されています。もう一つは、Wiseのような国際送金サービスが提供する「マルチカレンシー口座」です。ただ、銀行免許を持つ現地口座とは法的性質が異なる点に注意が必要です。 イギリスで開設できる現地口座(大手4大銀行とネオバンク・オンライン銀行) イギリスの銀行は、大きく「High Street Bank(伝統的な大手銀行)」と「ネオバンク・オンライン銀行」に分類されます。大手銀行は実店舗を構え、対面でのサポートや小切手の取り扱いなど、幅広いサービスに対応しているのが特徴です。一方でネオバンクはスマートフォンアプリを中心に展開されており、口座開設の速さや手数料の安さで留学生から支持を集めています。それぞれに一長一短があるため、詳しく比較していきます。 大手銀行(Barclays、HSBC、Lloyds、NatWestなど)の特徴 Barclays、HSBC、Lloyds、NatWestはイギリスの4大銀行と呼ばれています。大手銀行の強みは、実店舗での相談ができる安心感と、家賃の保証会社や大学などが「イギリスの伝統的な大手銀行口座」を前提とした手続きにスムーズに対応できる点です。一方で、口座開設には支店での面談や住所証明の提出が必要になることが多く、開設までに数週間かかるケースもあります。 ネオバンク(Monzo、Revolut、Starlingなど)の特徴 Monzo、Revolut、Starlingといったネオバンクは、スマートフォンアプリだけで口座開設が完結する手軽さが最大のメリットです。パスポートによる本人確認さえ済めば、最短で即日〜数日のうちにデビットカード番号が発行され、送金や支払いに使い始めることができます。 ただし、現金の預け入れに対応していない、あるいは対応する提携店舗が限られる、大学によっては「ネオバンクの口座」を家賃の引き落とし先として認めてもらえない場合がある、といったデメリットも存在します。 Midori 私はMonzoの口座を作りました。口座開設はアプリ一つで完結しました。デビットカードは数日間で届き、あまりにも速くて驚きました。 留学生向け学生口座(Student Account)の紹介 大手銀行の多くは、通常の口座とは別に「Student Account」を用意しています。学生口座は口座維持手数料が無料であることが多く、当座貸越(overdraft)枠が優遇されるなど、学生ならではの特典が付帯しているのが特徴です。ただし多くの場合、学生口座を開設できるのはイギリスの大学に正規に在籍する学生に限られ、語学留学生など短期の滞在者は対象外となることがあるため、事前に各銀行の条件を確認する必要があります。 イギリスの銀行口座開設に必要な書類 銀行の種類にかかわらず、口座開設時には概ね以下の書類が求められます。渡英前から準備できるものも多いため、早めにチェックしておきましょう。 パスポート 本人確認書類として、有効なパスポートの原本が必須です。ネオバンクの場合はアプリ上でパスポートをスキャンし、あわせて自撮りによる顔認証を行うことで本人確認が完了します。 学生ビザ(eVisa) 現在、イギリスの学生ビザは物理的なカード(BRP)ではなく、オンライン上の「eVisa」としてUKVI(UK Visas and Immigration)アカウントに記録される形式に完全移行しています。かつては渡英後にBRPカードを郵便局などで受け取る流れが一般的でしたが、現在は事前にUKVIアカウントを作成し、そこに紐づくeVisaの情報(シェアコードなど)を銀行に提示する形で本人確認・在留資格の証明を行います。銀行によってはeVisaのシェアコードの発行方法をオンラインバンキングのFAQで案内している場合もあるため、渡英前にUKVIアカウントを作成し、パスポート情報を正しく紐づけておくとスムーズです。 在学証明書(Proof of Enrolment / Bank Letter) 大学が発行する「Bank Letter」または在学証明書(Proof of Enrolment)は、留学生が銀行口座を開設する際の重要書類です。特に住所証明を用意できない留学初期の学生にとっては、このBank Letterが住所証明の代わりとして認められるケースも多く、大学の学生課やインターナショナルオフィスに早めに発行を依頼しておくことをおすすめします。 住所証明(Proof of Address)の取得方法 住所証明としては、公共料金の請求書、賃貸契約書(Tenancy Agreement)、大学の寮の入居証明などが一般的に使用されます。渡英直後はまだ公共料金の請求書が手元にないケースが多いため、大学の寮に入居する場合は寮の契約書を、民間の賃貸物件に住む場合は大家さんとの賃貸契約書を住所証明として活用するとよいでしょう。 イギリスで銀行口座を開設する具体的な手順 大手銀行とネオバンクでは、口座開設までの流れが大きく異なります。ここではそれぞれのケースに分けて解説します。 大手銀行(実店舗型)の場合 大手銀行では、まず銀行の公式サイトから口座開設の予約(International Student Account Opening Appointment)を行うのが一般的です。渡英前からオンラインで仮申込みができる銀行もありますが、最終的な本人確認や書類提出は、渡英後に支店の窓口で対面で行う必要があります。 予約日には、パスポート、学生ビザ関連書類、大学のBank Letter、住所証明などを持参し、行員との面談を受けます。住所証明が用意できない場合は、Bank Letterで代用できるかどうかを事前に銀行へ確認しておくとトラブルを避けられます。面談後、審査を経てデビットカードとPINコードが登録住所宛てに郵送され、口座が正式に利用可能になります。 ネオバンク・オンライン銀行の場合 ネオバンクの場合は、まずスマートフォンにアプリをダウンロードし、アプリ内の指示に従ってパスポートのスキャンと顔認証による本人確認を行います。この際、送付先となるイギリス国内の住所登録が必須となる点に注意が必要です。デビットカードやカード情報が記載された初期書類はこの住所宛てに郵送されるため、渡英後の住居が確定してから申し込むのが基本的な流れになります。 Midori 手続きが本当に速いため、過度な心配は必要なく、渡英後のバタバタが落ち着いてから申請しても遅くないです。 大手銀行と異なり、公共料金の請求書のような「住所を証明する書類」の提出は不要なケースが多く、この点が手続きのスピード感の違いにつながっています。ただし住所自体の登録は必須であるため、「住所証明書類が不要」であることと「住所そのものが不要」であることを混同しないよう注意しましょう。本人確認が完了すれば、アプリ上ですぐに口座番号やカード番号が発行され、実際のデビットカードは数日〜1週間程度で自宅やフラットのメールボックスに届きます。 Monzoのデビットカードが入っている封筒の裏 口座開設にかかる期間・注意点 大手銀行の場合、予約から面談、審査を経てカードが手元に届くまでにおおむね2〜4週間程度を見込んでおくと安心です。渡英直後は住居や大学の手続きなどで忙しくなりがちなので、早めに予約を入れておくことをおすすめします。 ネオバンクの場合は、本人確認さえスムーズに完了すればアプリ上での口座開設自体は即日〜数日で完了しますが、デビットカードの郵送には別途数日〜1週間程度かかる点は留意しておきましょう。 よくあるトラブルとしては、住所証明が用意できずに大手銀行の面談予約を進められない、パスポートの写真と顔認証がうまく一致せずネオバンクの本人確認が通らない、といったケースが挙げられます。前者は大学のBank Letterで代替できないか事前に銀行に確認すること、後者は照明が十分な明るい場所で撮影し直すことで解決できる場合が多いです。 口座開設後にやるべきこと デビットカードの受け取りと有効化 カードが届いたら、同封の案内に従ってアプリまたは電話、ATMでの有効化(Activation)を行います。あわせてPINコードの設定も忘れずに行いましょう。 オンラインバンキングの設定 多くの銀行では、口座開設と同時にオンラインバンキングやモバイルアプリの利用登録も可能です。残高確認や送金、公共料金のDirect Debit(自動引き落とし)の設定など、日常的な口座管理はアプリから行うのが基本になるため、早めに設定を済ませておくと安心です。 マンチェスター大学のDirect Debitで学費が引き落とされる日(マンチェスター大学HPより) Midori マンチェスター大学の寮費をDirect Debitで支払う場合、Direct Debitの設定期限や引き落としの日が事前に通知されます。それまでに設定しておかなかったり引き落とし日に口座に入っているお金が足りなかったりすると支払えができないです。そのため、何をいつまでに設定していつ引き落とされるのかなどはあらかじめ把握しておきましょう。 日本からの送金方法(海外送金アプリとの連携) 口座開設後は、日本の口座からイギリスの口座へどのように送金するかも考えておく必要があります。銀行間の直接送金は手数料が高くなりがちなため、WiseやRevolutといった国際送金アプリを併用し、為替手数料を抑えながら定期的に送金する留学生が多いです。開設した現地口座の口座番号(Account Number)とソートコード(Sort Code)を控えておき、送金アプリの受取先として登録しておくとスムーズです。 Midori 友人数人と一緒に旅行したりご飯に行ったりすると、1人が立て替えてくれてあとでまとめて支払うみたいな状況が多々ありました。その都度オンラインで送金していたので、イギリスの銀行口座に送金できるようにしておくのは社交面から見ても大事です。ちなみにある時現金で友人にお金を返そうとしたら「今どき誰も現金なんか使ってないよ!」と鼻で笑われた経験があります……。オンライン送金ができることはある意味死活問題ですね。 まとめ イギリスでの銀行口座開設は、大手銀行なら対面での手続きと住所証明の準備、ネオバンクならアプリでの本人確認とスピード感が特徴です。どちらを選ぶ場合も、パスポート、学生ビザ関連書類、大学のBank Letterは共通して必要になるため、渡英前から準備を進めておくとスムーズに進められます。自分の生活スタイルや大学の要件に合わせて、大手銀行とネオバンクを比較しながら、自分に合った口座を選んでみてください。 https://passporter-media.com/articles/63-uk-study-fee/ https://passporter-media.com/articles/52-uk-university-scholarships/

AI時代に海外留学する意義とは?AIに代替されない3つの力

AI時代に海外留学する意義とは?AIに代替されない3つの力

こんにちは。最近、UCL(ユニバーシティカレッジロンドン)を無事好成績で卒業することができたので安心しています。Ayatoです。ところで日経平均株価の急変や中東問題、とある音楽が流行ったと思ったら次の世代の新たな音楽に取って代わられたり、話題が尽きない情勢ですが、その中でも圧倒的にニュースのヘッドラインや日々の話題をさらうのは人工知能を意味するArtificial Intelligenceの頭文字を取ったAIでしょう。私は、海外大学で学んだという稀有な背景を持つ一人の日本人として、時折海外教育の価値を改めて考えることがあります。 今回は、私のAIと海外教育に関する考えを、いくつかざっくばらんにご紹介しようと思います。この記事をきっかけに、自らの考えを発展させたり、海外大学で学ぶ気持ちを高めてもらえたら嬉しいです。 生成AIとの出会い ChatGPTが大学生の間で爆発的に知られ始めたのは、私がUCLのファウンデーションコースを終える間際のことでした(2023年4月ごろ)。友達がPCを囲んで騒いでいるのを聞きつけて、画面を覗き込んでみると、ただのチャットボックスのような画面がありました。特に驚きはしませんでしたが、その友達がこのチャットはエッセイを書くことができると言ったので、私は疑惑と期待を抱きながら次のような文章を打ち込みました。 「Write a 500-word essay on the impact of global warming referring to three perspectives.」 そうすると、ものの30秒でしょうか。あっという間に大量の文章が生成されました。生成されるスピードに追いつくように読もうとしましたが、なんとか要旨を捉えられました。これには驚きました。私が心血注いで考えてきた英検などの資格試験でよく問われる一般的で複雑になりうる問いについて、一瞬とも言えるスピードで回答してしまいました。これに対し、私は2017年ごろのiPodのインターフェースソフトウェアの大幅にアップデートにより見た目が大きく変わった時と似たような感動を覚えました。 「こんなことができるようになったのか」と。 AIが可能にしたことはとても多いです。しかし、デメリットに焦点が当たっている記事はあまり多くないため、両面を議論するようなスタイルで是非を考えるきっかけになるような記事を書こうと思います。留学によって得られる力を解説しながらAIとの付き合い方を論じていきます。 (The image is generated by GPT.)  ①個性|AIに任せた文章は個性が薄れやすい あらゆる情報や解決策がAIで手に入れられる状況にあること自体が問題なのではなく、自らが頭を捻って書いたのだという実感が得られないことです。何かを考えてそれをAIでチェックしたり、体裁を整えたりすることさえも本来であればしっかりと責任を持って行う必要のある事項です。 しかし、99%は自分の意に沿うものを出してくるからこれでいいかと妥協してしまう。その妥協はあまり感心できるものではありません。でもそうやって AIを使っているつもりが、次第にAIに判断を委ねるようになる ケースは実は少なくないのではないかと思います。最悪なケースだと、最初に考えることでさえ放棄して、AIが言うことの言いなりになっているという人のことも聞いたことがあります。 自分で考えて作ってチェックしたものは、それなりに情がこもっていて、文章の片鱗にその言葉の選び方や熱意が現れるはずです。しかし、AIは無難な表現を選びますから、目に留まるようなことはあまりないと感じます。 留学では個性豊かな集団の中で自分のアイデンティティを築き上げる これが海外に出ることと何の関係があるのかというと、海外では、個性のあふれる人がたくさんいます。私が最初に海外に出て多くの学生の中で揉まれた2週間目にはアイデンティティクライシスに陥ったものです。それは衝撃的なものですので、画一的な考え方に染まっていた自分を相対的に見るようになり、自らの個性を作り上げていくことになります。 人間ならではの深みはAIにはない そうしたときに、自分とは何かということを初めて自問自答することになります。AIは教えてくれません。いえ、世界の誰も本当の自分について教えてくれることはないのです。でも、そのことに海外に行けば気づけるのです。気づいてからたくさん考えて、そうして磨き上げた個性は、AIが生み出すような整った成果物にも、人間ならではの深みを与えるはずです。 私はそう考えていますが、ここでひとつ問いを残したいと思います。AIは人間と同じで、周りから学習していることは事実です。人間との違いは、学んでいる量がとても多いことです。個性とはどうあるべきでしょうか? (The image is generated by GPT).  ②問いを立てる力|AIは問いの目的を自ら決められない ある程度AIを使いこなしている人であれば、AIの利用範囲が限定的だということは理解できると思います。 もう少し具体化すると、例えば事務作業の代替をさせたい場合には文章を校正したり、調べごとをしたりすることには使えるかもしれませんが、業務そのものを代替させることは難しいです。 ここでいう業務というのは、何らかの仕事を最初から最後まで受け持つという意味です。人間であれば発案から最終成果物を一連の流れとして行うことができますが、AIが得意とするのはそのような複合的なタスクではなく、一つのプロセスを代替することです。 高度な推論能力を備えた、計算コストの高いAIモデルを利用することで、発案や成果物のチェックなども含めて行うことは可能ではあるものの、やはりなぜそれを行うのかを決め、完成した成果物が妥当かどうかを判断し、その結果に責任を負うことは、構造上AIにはできません。 留学によって「問いを立てる力」が身につく 海外で異なる環境に触れて多様な考え方やものの捉え方そのものに触れていると、立てる問いの角度が多様化し、多くのコミュニケーションにより鍛錬される語学力によって正確に表現できるようになってきます。ですから、AIに何かをやらせるにしても、問いの視座が変わります。その意味で、海外経験はAIに負けない背景を提供してくれていると思います。 (The image is generated by GPT). ③批判的思考力|AIはプロパガンダ装置になりうる 2024年3月、イーロン・マスクが率いるxAIは、Grok-1のモデルの重みとアーキテクチャを公開しました。これにより、一定の計算資源と技術を持つ開発者が、既存モデルを調査・改良する可能性が広がりました。 しかし、もしAIを政治利用したりAIが自我を持ったりするようなことになればどうでしょうか?どの国でも高潔な哲学者を雇ってAIを作らなければならないという理由は原理的にはないわけですから、好き勝手市民に信じさせたいことを教育すれば、どのような質問にも特定の方向性を助長するような回答をしてそれが市民の総意になっていくでしょう。 まさにAIに恐ろしいところは、批判的思考力を持たない数多くの人間を一網打尽にしてしまうところにあります。「まさか、AIが我々を破滅に追いやろうとはしていないだろう」「まさか、AIの裏には私利私欲のために動く政治家はいるはずがない」そういった思い込みが、我々の批判を弱くしているのではないでしょうか。 海外大学では批判的思考力が磨かれる 海外大学では、徹底的に批判的思考力を磨かれます。何か文章を書いたりプレゼンテーションをしたりしたら、「なぜそうすることを選んだのか」「このような場合もあるのではないか」「このような人々にとってはあまりよくない受け取られ方をするのではないか」「これは情報を捻じ曲げているのではないか」などの鋭い指摘に晒される機会が多くあります。そのような厳しい審査を経て単位が下りるので、海外大学の卒業生は特に多面的かつ建設的な批判を行う能力に長けていると周りをみていて感じます。 身近な例①:旅行計画でのAI利用 卑近な例を二つ挙げて議論してみたいと思います。第一に、他の記事でも取り上げた旅行計画についてです。旅行計画を立てるのには、細部への注意や効率よく回るための意思決定が重要です。AIを使いすぎると、本来であれば苦労してたどり着いた先の景色に感動していたところ、少し達成感が弱まるかもしれません。 それだけならまだ良いですが、ハルーシネーション(AIが事実とは異なる情報や存在しない架空の事実を、あたかも正しいことのように自信を持って出力してしまう現象)の影響で、あると思っていた交通手段がなかったり、最適な経路でなかったりする可能性もあります。 身近な例②:メール作成でのAI利用 第二に、こちらも他の記事で取り上げていますが、メールでのAI利用です。メールを書くにあたり、AIを使う従業員が増えてきたと聞きますが、実際早く正確にコミュニケーションをするためにより使われるようになっていくと思います。そんななかで自分が特に気をつけているのは、AIを誤字脱字などのチェックに留めて、内容や書き振りなどは自分の目でしっかりとチェックするということです。 当たり前と言えば当たり前ですが、この理由について、私は次のように考えています。AIは文脈を追うことが可能ですが、人間同士のコミュニケーションはメールに限らず対面であったりもします。つまり、関係性が離散的に発展する可能性があり、文字ベースの文脈だけでは全体像を捉えきれないリスクがあります。そこで、自分の目でしっかりとチェックして、書いたものを理解しているようにしています。 https://passporter-media.com/articles/47/ AIとの付き合い方 これだけ負の側面を持つAIですが、やはりスピード感のある世の中でAIを使わないと置いていかれると考えるのは自然なのではないでしょうか。非効率なことにこそ、自分の頭を捻って考えたというような教育的な価値がありますが、現にどんどんAIによって思考を代替することによってスピードを上げていくのが世の中です。その意味で、使い方を知っておくことは重要でしょう。 しかし、AIを使いすぎると短期記憶が少し弱くなると聞きます。つまり、物事の長い話の流れを捉えにくくなってしまう。AIを使わずに考えたときは、答えに辿り着くまでに何回も行ったり来たりを繰り返すので、全体像が自然と頭にできます。 しかし、AIを使うと部分部分を解いて、最後に人間がそれをパッチワークのように貼り合わせるだけで終わりなので、頭にも残りにくい。その場面にならないと思い出せない。今見ているものが、全体像と照らし合わせてどういう意味を持っているのかということを考える頭がなくなってしまう、そんな気がします。 海外大学では生成AIをどのように使っている? 実際に、AIが人間の思考能力に悪影響を与える示唆は多く見かけますが、具体的な対策が取られているのは海外大学に限るようです。日本の大学でも生成AIに関するガイドラインの整備は進んでいます。一方、大学や授業によって具体性や運用方法には差があります。 UCLの生成AI利用ガイドラインの一つのカテゴリー(出典: https://www.ucl.ac.uk/teaching-learning/generative-ai-hub/three-categories-genai-use-assessment) UCLの例をみてみると、AIの利用水準が3つにカテゴライズされています。簡単に分けると、一切のAI使用を禁じているもの、補助的に利用することは可能だが成果物は自分の手で書かなくてはならないもの、AIを主に使用するもの――の3つです。実際の教育活動では、これらのガイドライン通りに行われていて、AIと学習をきちんと分離することができていると思います。このような情報も参考にしながら、日々の学習や仕事に活かしてもらえると良いのかなと思います。 逆に、AIを使うべきところ 以上の批判は、どちらかというと人間が考えるべき部分を代替させることに対する警鐘でしたが、逆に積極的に使っていくべき部分もあると考えています。頭をあまり使わないタスクや、やり方を完全に掌握している繰り返しのタスク、手順を明確に言語化することのできるタスクなどは十分に置き換える動機があると思います。 例えば、管理職の立場に立って考えてみれば、部下に仕事を割り当てて、その成果をチェックするのが主な仕事です。同じように、成果物はAIに指示して作らせて、その中身をしっかりと評価するというようにすると、一人で何人分もの仕事をこなすことができるでしょう。 反対に、ヒューマンエラーの生じうる評価を任せるという使い方も可能だと思います。例えば、締め切り間際でとてつもない分量の書類から誤字脱字がないかどうか最終チェックなどする時には重宝するのではないでしょうか。結局のところ、AIに内在的に悪いところはあまりなくて、使い方や考え方、出てきたものを評価する批判的思考力が重要だと考えています。 まとめ:海外留学とAIの関係性 ここまで、AIの限界や危うさ、そして海外留学がそれにどう対抗しうるかをいくつかの角度から見てきました。最後に、AIと海外留学を三つの観点で比較しながら、この記事を締めくくりたいと思います。 第一に、個性という観点です。AIは無難で洗練された表現を選びますが、それゆえに角が取れて没個性的になりがちです。一方、海外での経験は、自分とは異なる考え方を持つ人々に揉まれることで、否応なく自分自身と向き合う機会を与えてくれます。AIが個性を均していく方向に働くとすれば、海外経験は個性を掘り起こす方向に働くと言えるでしょう。 第二に、問いを立てる力という観点です。AIは与えられた問いに対して優れた回答を返しますが、その問いの目的や妥当性を自ら決めることはできません。海外という異なる環境に身を置くことで、ものの見方や捉え方そのものが多様化し、結果として立てる問いの角度も豊かになります。AIが「答える力」だとすれば、海外留学は「問う力」を鍛えてくれるものだと思います。 第三に、批判的思考力という観点です。AIは、使う人間に批判的思考力がなければ、知らぬ間にプロパガンダの装置にもなりかねません。海外大学では、あらゆる主張に対して「なぜそう考えたのか」を問われ続ける環境の中で、この批判的思考力が徹底的に鍛えられます。AIの回答を鵜呑みにせず、多面的に評価できる力こそ、海外留学を通じて磨かれるものだと感じています。 こうして並べてみると、AIと海外留学は対立するものというよりも、互いの弱点を補い合う関係にあるのかもしれません。AI時代だからこそ、海外に出て個性を育み、問いを立てる力を養い、批判的思考力を鍛えることには、これまで以上の意義があると私は考えています。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

イギリス留学の費用はいくら?留学経験者が学費・生活費・ビザ・航空券を解説

イギリス留学の費用はいくら?留学経験者が学費・生活費・ビザ・航空券を解説

こんにちは、編集長のMidoriです。今回はイギリス留学にかかる費用について解説していきます。 一口でイギリス留学といっても、ロンドンかそれ以外の都市かでかなり金額が変わってきます。また、ここ数年間で加速している円安の影響やイギリスの物価高で生活費がかなり圧迫されています。その対策としての節約術もお伝えします。私がThe University of Manchester(マンチェスター大学)に交換留学した際の経験も交えてご紹介します。 なお、本記事に出てくる日本円は1ポンド=215円で換算していることをご留意ください。 イギリス留学にかかる費用の目安 年間での出費は専攻や居住都市、生活スタイルによってかなり変わってきますが、一般的な大学・専攻への進学を想定した場合、年間600万~1000万円程度を見込んでおくとよいでしょう。 項目年間の目安学費1万〜3.8万ポンド(215万~817万円)生活費ロンドン:1.5万ポンド〜 (322.5万円~) 地方:1万ポンド〜(215万円~)ビザ申請558ポンド(12万円)(一回のみ)IHS776ポンド(16.7万円)航空券(往復)10万~30万円その他留学保険、教材費、交通費、娯楽など イギリス渡航前にかかる費用(留学準備費) 留学が決まってから実際に飛行機に乗るまでの間にも、まとまった出費が発生します。 学生ビザ/IHS(Immigration Health Surcharge) イギリスで正規留学する場合、Student visa(学生ビザ)を取得する必要があります。主な費用は以下の2つです。 ビザ申請料: 1人あたり558ポンド(約12万円)(2026年4月現在) IHS(Immigration Health Surcharge): 学生の場合、1年あたり776ポンド(約16.7万円)。NHS(イギリスの公的医療制度)を利用するための費用で、ビザの許可期間分をまとめて前払いする仕組みです。 https://passporter-media.com/articles/12/ これに加えて、場合によっては英語力証明のためのテスト受験料(150〜250ポンド(約3.2万〜5.4万円)程度)や、TB(結核)検査費用(50〜100ポンド(約1.1万〜2.2万円)程度)もかかります。ビザ関連の費用だけで、コース期間によっては3,000ポンド(約64.5万円)を超えることも珍しくありません。 注意 場合によっては、ビザ申請時に証明が必要なMaintenance funds(生活費)です。これは「支払う費用」ではなく「口座に保有しておくべき残高」ですが、資金計画上は必ず押さえておく必要があります。 ロンドンの大学ロンドン以外の大学月あたりの必要額1,529ポンド(約32.9万円)1,171ポンド(約25.2万円)最大9ヶ月分の総額13,761ポンド(約295.9万円)10,539ポンド(約226.6万円) ※上記は学費とは別に必要な生活費の証明額です。また、この残高は申請前の連続28日間、条件を満たした状態で維持されている必要があるため、直前になって慌てないよう早めの準備がおすすめです。 https://passporter-media.com/articles/5/ 航空券 日本からイギリスへの往復航空券は、時期や航空会社、直行便かどうかによって大きく変動しますが、目安としては往復10万円台〜30万円台が相場です。繁忙期(夏休みシーズンなど)は高騰しやすく、逆に閑散期を狙えば費用を抑えられます。 留学の場合は片道の可能性もあり、また大きな荷物(スーツケース2〜3個)を預ける前提でチケットを選ぶ必要があるため、預け荷物の無料枠を必ず確認しておきましょう。学生向けの割引運賃(STA運賃など)を扱う旅行代理店もあるので、比較検討がおすすめです。 イギリスから帰国中の機内で 留学保険 学生ビザでIHSを支払うとNHS(イギリスの公的医療制度)は利用できますが、これは緊急時や一般的な診療をカバーするものであり、盗難・紛失、賠償責任、緊急帰国費用、留学中断時の学費補償などはカバーされません。そのため、多くの留学生は日本の保険会社が提供する「留学保険」に別途加入します。 保険料はプラン内容や留学期間によって大きく異なるため一概には言えませんが、渡航前の予算組みの段階で見積もりを取っておくことをおすすめします。保険会社によっては学生向けの割引プランや、クレジットカード付帯保険との組み合わせでコストを抑えられる場合もあるので、比較してみましょう。 イギリス留学中にかかる費用 渡航後、毎月・毎年発生する費用です。特に居住費は生活費全体の中で最も大きな割合を占めるため、重点的に解説します。 学費 正規留学(学位課程)の場合、学費は生活費以上に大きな出費です。日本人のようなInternational Student(留学生)向けの学費は大学・コースによって幅が広く、目安は以下の通りです。 Undergraduate(学部): 年間約1.1万〜3.8万ポンド(約236.5万〜817万円)(医学系などはさらに高額) Postgraduate(大学院): 年間約9,000〜3.5万ポンド(約193.5万〜752.5万円)(1年制の修士課程が主流で、2年制が主流の国と比べてトータル費用を抑えやすいのが特徴) 大学や専攻によってかなり異なるため一概には言えませんが、Russell Group(ラッセルグループ)*の大学は学費が高めの傾向にあり、それ以外の大学は比較的抑えられる傾向があります。医学部・獣医学部などの専門職学位課程は、年間3万〜5万ポンド(約645万〜1,075万円)を超えることもあります。 *1994年に設立されたイギリスを代表する24の主要研究型大学からなる連盟です。オックスフォード大学やケンブリッジ大学、インペリアルカレッジロンドン、UCLといった、世界トップ10に名を連ねる名門校が加盟しています。 居住費 生活費の中で最大の出費になるのが住居費です。選択肢は主に3つあります。 University halls(学生寮): 大学が運営、または提携する寮。水道光熱費・Wi-Fiが家賃に含まれていることが多く、初めての留学生にとって安心感があります。食事付の寮もあり、食費の節約につながります。 シェアハウス: 2年目以降の学生に人気。家賃は寮より安くなる場合が多いですが、光熱費やWi-Fi代を別途フラットメイトと折半する必要があります。 一人暮らし(単身のフラット): 自由度は高いですが、家賃が最も高いです。 https://passporter-media.com/articles/55-university-accommodation-uhomes/ 全国平均では、学生向けの家賃は月575ポンド前後(約12.4万円)が目安とされています。ただし都市差が非常に大きいため、詳細は「ロンドンと地方都市の生活費比較」で解説します。 契約時にはDeposit(敷金)も必要です。イギリスでは年間家賃が5万ポンド(約1,075万円)未満の物件の場合、敷金の上限は家賃5週間分と法律で定められており、Deposit Protection Scheme(DPS)などの公的スキームで保管されます。退去時にきちんと返還されるよう、入居時の物件の状態を写真で記録しておくと安心です。 マンチェスター大学の寮 食費 食費は「自炊中心」か「外食中心」かで大きく変わります。 自炊中心: スーパーの使い分け次第で、月100〜250ポンド(約2.2万〜5.4万円)程度に抑えることも可能です。 外食を交えた生活: カフェやレストランを頻繁に利用する場合、月300ポンド(約6.5万円)以上になることもあります。 Midori 食事付の寮に入る場合、寮費に食費が入っているため、追加の出費がなくて済みます。私がマンチェスター大学に留学していた時は朝夕を食堂で食べ、昼食のみを自分で解決する必要がありました。 https://passporter-media.com/articles/48/ 交通費 交通費は住む都市によって大きく異なります。ロンドンを例にすると、公共交通機関(地下鉄・バス)の利用が前提になるため、以下の学生向け制度を活用するといいでしょう。 18+ Student Oyster photocard: 18歳以上のフルタイム学生向けの割引カード。Travelcard(定期券に近いもの)やバス・トラムの週間・月間・年間パスが30%割引になります。発行手数料は20ポンド(約4,300円)。ただしPAYG(単発利用)の運賃自体は割引対象外です。 16-25 Railcard: 年会費35ポンド(約7,525円)で、イギリス国内の鉄道運賃がおおむね3割引に。上記のStudent Oysterと組み合わせると、ロンドン市内の単発利用運賃にも割引が適用されるようになります。 地方都市では公共交通機関の利用頻度がロンドンほど高くない場合も多く、徒歩や自転車で生活できるエリアに住めば交通費を大きく抑えられます。都市間の移動(週末旅行や帰省)には、National Expressなどの長距離バスや鉄道の早期予約割引を活用すると安く済みます。 教材費 留学中は学業がメインなので、当然ながら教科書代・印刷代・実習や施設利用料など、授業に付随する費用も発生します。近年は電子教材やオンラインリソースの活用、大学図書館での貸出、先輩からの中古教科書の譲り受けなどでコストを抑える学生が増えています。理系・美術系など、実験器具や画材が必要な学部では、文系よりも教材費がかさむ傾向がある点も押さえておきましょう。 交際費・娯楽 友人との外出、映画、旅行、Society(サークル)の会費など、学生生活を充実させるための費用です。イギリスの大学にはSocietyと呼ばれるサークル活動が非常に盛んで、年間で無料〜数十ポンド(数千円)程度の会費がかかるものから、活動内容によってはそれ以上かかるものまであります。パブでの一杯の相場は全国平均で5ポンド台(約1,075円〜)、ロンドンではやや高めというのが目安です。 通信費 イギリスで使える携帯番号が必要なため、SIMの契約が必須です。SIMカードを買うかeSIMを契約する方法があります。 また、契約期間は30日更新のフレキシブルなものから12〜24ヶ月契約まであり、短期留学なら縛りのないプランを、長期滞在なら12ヶ月契約でやや割安な料金を選ぶのがおすすめです。イギリスの大手キャリア(EE、O2、Three、Vodafone)の回線を間借りする格安ブランド(giffgaff、SMARTY、VOXIなど)も人気で、コストを抑えたい学生に選ばれています。 Midori 私はビザ申請の際にもらったLebaraというSIMカードを使っていました。毎月の契約更新で、イギリスの電話番号と5GBのネット通信で月5ポンド(約1,075円)でした。大学と寮にいる時はキャンパスのネットワーク(eduroam)が利用できるため、月5GBは余るくらいあまり使わなかったです。 イギリスの物価は日本と比べて高い? イギリスの物価は全てが日本より高いというわけではありません。ものによっては日本より安く購入できる場合があります。以下に一例を示します。 品目価格帯(ポンド)円換算(目安)外食(レストランでの1食・カジュアル)12〜18ポンド約2,580〜3,870円外食(ミドルレンジのメイン料理)15〜25ポンド約3,225〜5,375円パン(食パン1斤)0.55〜1.50ポンド約118〜323円牛乳(1L)約1.00〜1.20ポンド約215〜258円卵(6個)約1.50〜2.00ポンド約323〜430円チーズ(チェダー、200g程度)約1.50〜2.50ポンド約323〜538円バター(250g程度)約1.50〜2.50ポンド約323〜538円鶏むね肉(1kg)約6〜8ポンド約1,290〜1,720円バナナ(1kg)約0.90〜1.20ポンド約194〜258円パスタ(500g)約0.50〜1.00ポンド約108〜215円カフェのコーヒー(テイクアウト1杯)約3.00〜3.50ポンド約645〜753円パブのビール(1パイント)4〜6ポンド(ロンドンは5.50〜7.50ポンド)約860〜1,290円(ロンドンは約1,183〜1,613円) ロンドンと地方都市の生活費比較 同じイギリス留学でも、住む都市によって生活費は大きく変わります。ここでは代表的な3エリアを比較します。 項目ロンドンマンチェスター/バーミンガムエディンバラ学生家賃(月)約793〜1,000ポンド(約17万〜21.5万円)約615〜845ポンド(約13.2万〜18.2万円)地方都市の中では高め光熱費(月)約80〜120ポンド(約1.7万〜2.6万円)約60〜90ポンド(約1.3万〜1.9万円)約70〜110ポンド(約1.5万〜2.4万円)生活費全体の傾向最も高いロンドンよりかなり抑えられるロンドンよりは安いが地方都市の中では高め ※家賃は物件の種類・時期によって変動します。掲載の数値はあくまで目安として参考にしてください。 ロンドン イギリスで最も物価が高いエリアです。学生の家賃相場は月800〜1,000ポンド超(約17万〜21.5万円超)と、全国平均を大きく上回ります。光熱費も月80〜120ポンド(約1.7万〜2.6万円)程度かかることが多く、公共交通機関への依存度も高いため交通費もかさみがちです。 ロンドンの街並み 一方で、学生向けのアルバイトやインターンシップなどの選択肢が比較的多く、時給水準、学生向け割引・イベントの豊富さといった利点もあります。 マンチェスター/バーミンガムなどの主要地方都市 ロンドンに次ぐ規模の学生都市で、家賃相場はロンドンのおよそ半分程度です。マンチェスターの学生家賃は月845ポンド前後(約18.2万円)、バーミンガムは月615ポンド前後(約13.2万円)が目安とされています。光熱費もロンドンより低めで、月60〜90ポンド(約1.3万〜1.9万円)程度です。 マンチェスターのオックスフォードロード 都市機能は十分に整っており、コストと利便性のバランスが良いエリアとして人気があります。 エディンバラなどスコットランドの都市 歴史ある街並みと高い人気を背景に、地方都市の中では家賃が高めの傾向にあります。光熱費も月70〜110ポンド(約1.5万〜2.4万円)程度と、冬の寒さや古い建物の断熱事情から暖房費がかさみやすい点に注意が必要です。 一方でスコットランドは学部が4年制である分、初年度からじっくり専攻を選べるという教育的なメリットもあります。 エディンバラの街並み イギリス留学の費用を抑える節約術 ここからは生活費の負担を軽くするための実践的な工夫を紹介します。 自炊 外食に頼らず自炊を基本にすることが、食費削減の一番の近道です。週単位で献立とスーパーでの買い出しを計画すると、無駄な出費を防げます。 徒歩 短距離の移動はできるだけ徒歩や自転車を活用しましょう。特にマンチェスターなどの地方都市ではキャンパス・住居・スーパーが徒歩圏内に収まることも多く、交通費をほぼゼロに抑えられるケースもあります。 学生割引(TOTUM/UNiDAYSなど)の活用 TOTUM(旧NUS extra)カードは年間15ポンド前後(約3,225円)で発行でき、ASOSやAmazon、飲食チェーンなど幅広い加盟店で割引が受けられます。UNiDAYSやStudent Beansといった学生証明アプリも無料で使え、オンライン・実店舗どちらでも活用できるので、大学のメールアドレスで登録しておくと便利です。 スーパーの使い分け(Aldi、Lidl vs Waitroseなど) 日本のスーパーは店によって価格帯が異なるのと同様に、イギリスのスーパーにもあります。また、買う物によって日本より安いものもあります。例えば食パンは20枚入りで1ポンド(約215円)もかからないで買えるなど、いろいろな食材を見てみるのがいいでしょう。 Lidlの1ポンドもかからない食パン スーパーの物価感としては、Aldi・Lidlなどのディスカウント系スーパーは日本のスーパーの感覚に近い価格帯、Tesco・Sainsbury'sなどの大手チェーンは標準的な価格帯、Waitrose・Marks & Spencerは高級志向の価格帯、というイメージを持っておくと選びやすくなります。 そのため、日常の買い物はAldiやLidlなどのディスカウントスーパーを軸にし、特定の食材だけTescoやSainsbury'sで購入する、といった使い分けが定番の節約法です。閉店間際の値引き品を狙うのも効果的です。 中古品・セカンドハンドの活用 家具や自転車、教科書などは、新学期の始まりや終わりのタイミングで先輩や卒業生から譲ってもらえることが多くあります。大学のFacebookグループやマーケットプレイスアプリ(Vinted、eBay、Facebook Marketplaceなど)を活用すれば、初期費用を大きく抑えられます。 アルバイト 学生ビザでは、学位レベル(RQF6以上)のコースであれば、学期中は週20時間まで、休暇中は制限なくアルバイトが可能です(コースのレベルや大学の状況によって条件が異なるため、詳細は必ず自分のCASや大学の案内で確認してください)。 アルバイト収入を生活費の一部に充てることで、家族からの送金や貯蓄への依存を減らせます。ただし、あくまでも学業を本業として、その傍らでやることにとどまるべきです。そのため、留学資金をアルバイト代で賄う前提で組まないようにするのが大切です。 https://passporter-media.com/articles/21/ まとめ イギリス留学の費用は、「渡航前の準備費用」「学費」「居住費を中心とした生活費」の3つを合わせて考える必要があります。特に居住費は都市によって2倍近く差が出ることもあるため、進学先の都市を選ぶ段階から生活費のシミュレーションを行っておくと、留学後の資金繰りに余裕が生まれます。 また、学生向けの割引制度やアルバイトを上手に活用すれば、想定より費用を抑えることも十分可能です。この記事を参考に、渡航前から現実的な予算計画を立て、安心してイギリス留学のスタートを切ってください。

インペリアルカレッジロンドン化学工学1年の試験|成績基準・再試験・留年を現役学生が紹介

インペリアルカレッジロンドン化学工学1年の試験|成績基準・再試験・留年を現役学生が紹介

こんにちは、Kenshuです!前回の記事ではImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のChemical Engineering(化学工学)1年生として経験した授業内容や勉強のリアルをお伝えしました。今回はその続きとして、期末試験とFinals(学年末試験)、そして試験の難易度、成績評価、再試験制度と留年について詳しく紹介していこうと思います。 今回紹介する内容はChemical Engineering学部での体験をもとにしているので、同じImperialでも他の工学部や理系の専攻では試験の形式や内容が異なることがあります。 インペリアルカレッジロンドンのChemical Engineering(化学工学)の試験 Imperial College LondonのChemical Engineeringの試験はChristmas Test、Spring Test、Finalsの3つあります。それぞれについて詳しく説明します。 Christmas Test Christmas Testは1学期の終わりに行われます。11月末から12月の頭に行われることが多いです。1学期に扱った内容が範囲になるので、Final Examと比べると範囲は絞りやすいです。受講している9科目のうち4科目しかChristmas Testがありません。問題のレベルは比較的簡単で、授業の内容をしっかりと理解し、復習していれば高得点を取れます。しかし、Christmas Testは1年の最終成績に含まれないFormative Assessment※です。 ※評価の種類 イギリスの大学では、評価には大きく分けてFormative Assessment(フォーマティブ評価)とSummative Assessment(サマティブ評価)の2種類があります。 フォーマティブ評価:成績には影響しない練習課題やプレゼンテーションなどを指し、学びの途中でフィードバックをもらうためのものです。自分の理解度を確認したり、本番課題の準備をしたりする目的で行われます。 サマティブ評価:最終成績に反映される正式な課題(レポート、試験、ポートフォリオなど)で、学期の終わりや一定のタイミングで提出します。 Spring Test Spring Testは2学期の半ばに行われ、今年は2月中旬に行われました。Christmas Testとの違いは範囲が少し増えることです。試験がある科目はChristmas Testと同じ4科目です。Python(プログラミング言語)のテストもあり、ここで80%取れないと夏休み中に再テストになります。この再テストでまた落ちると、1年生をやり直ししなければいけません。 Finals 最後にFinalsがあります。Finalsは1年間の総まとめとして学年末に行われます。一般的に5月から6月に行われます。範囲が1年分と広く、科目数もChristmasやSpring Testの倍の8科目あるため、その2つの試験よりもはるかに準備に時間がかかります。 Finalsの全ての試験科目の形式は筆記試験のみです。マークシート式ではなく、問題を読んで答えを記述したり、計算過程を書いたりする形式です。 Chemical Engineeringの科目別試験の特徴 各科目によって試験の難易度や傾向はかなり異なります。実際に受けてみた感想をまとめるとこんな感じです。 Mathematicsは比較的取り組みやすい科目でした。授業の内容をしっかり理解していれば対応できる問題が多いです。1年生の試験では比較的点数をとりやすい科目だと思います。 Thermodynamicsは授業自体1年間で一番難しいと感じましたが、試験はなんとかなりました。過去問を繰り返し解けば本番でも対応できる問題が多かったです。 Thermodynamics(熱力学)の授業の様子 Chemistryは1年間を通して一番自信があった科目です。A-Levelで培った知識が生きる場面も多く、試験でも比較的安定して点数を取ることができました。 Separation Processも比較的取り組みやすい科目でした。問題のパターンがある程度決まっているので、過去問をしっかりやっておけば対応できると思います。 一番苦戦したのがTransfer Processです。これはFluid MechanicとHeat and Mass Transferを合わせた一つの試験です。この試験で特に大変だったのは今年からこの科目の担当教授が変わったことです。教授が変わったことで試験の形式や出題傾向が大きく変わりました。私はこのことを前日に気づき、試験当日ではそれまで解いてきた過去問と全く違うタイプの問題が出されました。試験を受けながら「やばい」と感じたのを今でも覚えています。 Chemical Engineering学部特有のモジュール: Mastery Imperial College LondonのChemical Engineering学部ではMasteryという特有のModulusがあります。1年生ではMastery 1からはじまり、学年が上がることにMastery 2、3、4と続いていきます。 このModulusの特徴は、その学年で習った全ての知識を横断的に使った問題が出される点です。各Modulusの試験が個別の知識を問うのに対して、Masteryは化学工学全体の理解度を測るものになっています。 問題の難易度は各科目の試験に比べると簡単です。ただし合格点が80%とめっちゃ高く設定されており、Chemical Engineerとして必要な基礎知識をほぼ完璧に身についているかどうかが問われます。ここでも80%取れなければ8月に再試験となるので、絶対にうっかりミスをしないように解いていました。 試験以外の評価: Chemical Engineering Practice Imperial College LondonのChemical Engineeringでは、基本的にModuleごとに試験があります。ただし、Chemical Engineering PracticeというModuleだけは例外で、筆記試験ではなく別の形式で評価されます。 Chemical Engineering Practiceではラボのレポートとグループプレゼンテーションの出来具合で評価されます。 ラボのレポートについては前回の記事でも触れましたが、実験後に提出するレポート内容が成績に直結します。データの分析、考察の深さ、文献の引用など、レポート全体の完成度が求められます。 グループプレゼンテーションではグループ全員で協力して発表を行います。スライドを作成して全員で発表する形式で、個人の試験とは違い、チームワークが求められます。 各Moduleの詳しい情報や評価方法はImperialのウェブサイトで確認できるので、入学前に自分の専攻のModuleを調べておくといいと思います。 インペリアルカレッジロンドン: 試験前の過ごし方 試験前の過ごし方はFinalsとそれ以外で少し変わります。 Christmas TestとSpring Test ChristmasとSpring Testは試験の2週間前ほど前から準備を始めるようにしていました。まずその学期に扱ったノートを見直して、授業のレコーディングを見て、理解が曖昧なところを洗い出します。最後に過去問を解いて実践的な感覚を掴んでいくという流れです。 Finals Finalsではもう少し早めに動く必要があります。試験の1か月ほど前から準備を始めるのが理想的です。科目に優先順位をつけて、苦手な科目に多めの時間を割くようにしていました。特にHeat and Mass Transferは時間をかけて復習する必要があったので、他の科目よりも多く復習しました。 Finalsの期間は1か月ほどあるので深夜まで勉強し続けるよりも、ある程度の時間で切り上げてしっかり睡眠をとることを意識していました。1か月間のコンディションを整えることも大事だと感じています。 試験当日の流れ 試験はChemical Engineering学部の大教室で行われます。150席ほどある教室に、同じ専攻の学生が一堂に集まります。試験開始の15分ほど前に集合するのですが、まずLecture Hallにカバンや荷物を預けてから試験会場に入ります。電卓や筆記用具など必要なものだけを持って入室する形です。 試験時間は科目によってなりますが、10時集合で12時または13時までというパターンが多いです。途中で退出することも可能ですが、時間いっぱい使って見直しをする人が多いです。 試験のスケジュール 試験が終わったあとは気持ちを切り替えることが大事です。終わった試験の結果をいつまでも引きずっていても仕方がないので、次の試験に向けて気持ちを切り替えるようにしていました。 インペリアルカレッジロンドンの成績評価・再試験・留年制度 Imperialでは各科目で40%以上をとることが合格の基準です。40%を下回ってしまった場合はResit(再試験)を受けることになります。 再試験で40%以上を取れても、その科目の成績はCapped、つまり40%に固定されます。一つでもResitで40%に満たなかった場合は1年生をやり直す(留年する)ことになります。 この仕組みを知った時は正直かなり緊張しました。40%という数字だけ聞くと低く感じるかもしれませんが、試験の難易度を考えると余裕のある数字ではないです。特に苦手な科目は油断せずにしっかりと対策することが大切だと感じました。 最終的な成績評価は各科目の成績を合算して、最終評価が決まります。評価は以下の4段階に分かれています。 評価点数評価First70%以上最高評価。大学院進学や就職活動で非常に有利Upper second/ 2:1(ツーワン)60~69%多くの企業の採用基準はこのレベルを最低条件とするLower second/ 2:2(ツーツー)50~59%合格ではあるものの、就職などの際に選択肢が狭まることが多いPass40~49%最低限の進級ライン 一つでもResit(再試験)となった科目があると、その科目は40%で固定されてしまうので最終評価を著しく下げてしまう可能性があります。 試験は5、6月に行われ、結果は7月に発表されます。そこで再試験が必要かどうかがわかり、必要だった場合、8月にまたイギリスまで行かなければいけません。今は航空費がすごく高く、再試験一つとるだけなのに数十万円かかるので、必死に合格点を取れるように頑張っていました。 最後に Imperial College LondonのChemical Engineeringの試験は正直甘くはないです。範囲は広く、問題は難しく、試験期間中は体力的にも精神的にもきつい時期があります。 でも、日頃からしっかり授業の内容を理解しておき、試験前にちゃんと準備すれば乗り越えられると思います。試験が終わった後の達成感と開放感は格別で、その経験が自信につながっていきます。 この記事が海外大学での試験についてイメージするきっかけになれば嬉しいです。 https://passporter-media.com/articles/57-imperial-chemical-engineering/ https://passporter-media.com/articles/39/ https://passporter-media.com/articles/25/ https://jp.education-moi.com/article-50-imperial

海外大生の就活完全ガイド|就職ルート・スケジュール・海外大生ならではの強み

海外大生の就活完全ガイド|就職ルート・スケジュール・海外大生ならではの強み

こんにちは。ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)で物理学を専攻していたAyatoです。この記事では、一般的に日本国外の学部課程を終了した後に、就職を見据えている方に向けた記事です。そのような海外大生の就職活動は、日本の大学生とはスケジュールや選考ルートが異なることが多いです。今回はは海外大生が利用できる就職ルート、ボスキャリ・ロンキャリ、ES・面接対策、スケジュールまで実体験を交えて解説します。 私は英国の大学所属でしたので、あくまでも情報は英国に限る場合もあることにご注意ください。また、就職活動に関する情報は毎年アップデートされますので、内容の正確性が担保できません。必ずご自身でご覧になっている時点での一次情報を確認するようにお願いいたします。あくまでも一意見として捉えていただければと思います。 はじめに:海外大生の就職活動はわかりにくい 海外大生の就職活動は、日本国内の大学生と比べて全体像が見えにくくなりがちです。理由の一つは、日本の就活スケジュールと海外大学の学年暦がずれていることです。日本では3年生の夏インターン、秋冬の早期選考、翌年春以降の本選考という流れが意識されやすい一方、海外大学では試験、卒論、長期休暇、卒業時期が日本の制度と一致しないことがあります。 また、海外大学の卒業時期が日本企業の4月入社と合わない場合がほとんどです。9月卒業や12月卒業の場合、春入社だけでなく、秋入社、通年採用、既卒採用、海外大生向け選考などを確認する必要があります。 さらに、日本の就活情報は国内大学生向けに作られていることが多く、就職活動に関する情報をよく知っている人とも出会いにくいです。これは、単純に日本人が少ないからという理由と、海外大学の場合、卒業後に就職活動を始める人が多いからです。そのため、海外大学にいる日本人学生の場合、通常選考だけでなく、海外大生向けの選考ルートやバイリンガル向け就活イベントを自分で探す姿勢が重要です。 海外大生の主な就職ルート 海外大生が使いやすい就職ルートは一つではありません。一般的には、次のような選択肢があります。順不同です。 日本企業の通常選考 第一に、日本企業の通常選考です。国内大学生と同じ採用ページから応募する方法で、総合職などの新卒採用に応募します。ただし、卒業時期が合うかを事前に確認する必要があります。最大のメリットは、ボスキャリやロンキャリなど、参加者が殺到するため必然的に競争が激化する土俵にいるのではなく、ユニークな就職活動ができることです。 外資系企業の新卒・インターン選考 第二に、外資系企業の新卒・インターン選考です。外資系コンサル、金融、IT、メーカーなどでは、職種別採用やインターン経由の選考が行われる場合があります。 選考時期が早い企業もあるため、最終学年になってからではなく、早めに情報収集を始めることが望ましいです。私の周りでは大学1年生で内定をもらっている人もいました。 後述しますが、何かと文系の海外大生にはコンサルティングが人気なのでこの進路を考える人が実に多いです。ただし、長いものに巻かれることが自分にとって良いことなのかは他人とは関係ないので自己分析を通して最適な進路を見極める必要があります。 海外大生向け就活イベントの活用 第三に、海外大生・バイリンガル向けイベントです。代表的なものに、世界最大級のバイリンガルキャリアフォーラムであるボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ)があります。ボストンキャリアフォーラムについては、最新情報を公式サイト(CareerForum.Net)で確認する必要があります。 これらのイベントでは、企業説明会、事前応募、面接、当日面接などが組み合わさっています。ただし、形式、参加企業、選考方法は年によって変わります。イベントに参加すれば就活が終わるというものではなく、事前準備が結果を大きく左右します。当日内定が出ると謳っていますが、良い企業から内定をもらいたい場合は、1ヶ月以上前から試験や面談などを繰り返し行う必要があります。 https://passporter-media.com/articles/58-career-event/ https://passporter-media.com/articles/46/ LinkedIn、大学のキャリアサービスなどを活用 第四に、LinkedIn、企業採用ページ、大学のキャリアサービスを使う方法です。LinkedInでは、企業や社員の情報、求人、インターン情報を調べることができます。海外大学のキャリアセンターも、英文履歴書、面接対策、現地就職の情報を提供している場合があります。 LinkedInのおすすめの使い方は、自分の目標とするポジションや職業に就いている人が、どのようなキャリアパスを経てそこに至っているかを整理することです。実際に調べてみると、実に多様なパスを描いて、現在のポジションに行き着いています。自分自身のキャリアの一歩目をどうするかということを考えることにもつながりますし、より具体的な将来像を描くことができる点でLinkedInは有用だと思います。 AIを活用した情報収集 最後に、言わずもがなですが、AIは活用しましょう。探したい情報が見つかっている場合は、検索→評価→記録のループを圧倒的に高速で回すことができます。 海外大生が就活で評価される強み 海外大生の強みは、単に「海外大だから有利」ということではありません。企業が求める能力に結びつけて説明できて初めて、説得力のあるアピールになります。 英語力 まず、英語力はわかりやすい強みです。ただし、資格の点数だけでなく、英語で授業を受けた経験、レポートを書いた経験、プレゼンをした経験、グループワークを行った経験などを具体的に説明すると、実務で使える能力として伝わりやすくなります。 異文化理解 次に、異文化環境で学んだ経験も重要です。海外大学では、異なる教育制度、価値観、議論の進め方の中で学ぶことになります。多様な背景を持つ学生と議論した経験は、チームで働く力、相手の前提を理解する力、自分の意見を論理的に伝える力として説明できます。 行動力・課題解決力 海外大生は自律的に情報収集し、行動する力を求められます。履修、住居、ビザ、生活、学業、就職情報を自分で調べる場面が多いため、未知の環境で課題を整理して動く力を示しやすいです。 グローバル視野 さらに、専門分野を英語で学んだ経験も強みになります。理系、社会科学、人文系を問わず、専門的な概念を英語で理解し、議論し、文章にした経験は、グローバルな業務や専門職で評価される可能性があります。日本と海外の両方の文脈を理解できる点も、国際展開を行う企業や多国籍チームでは価値になり得ます。 海外大生が就活で苦労しやすいポイント 一方で、海外大生ならではの就活上の難しさもあります。 日本とのスケジュールのずれ まず、日本の就活スケジュールを把握しにくい点です。日本では早期インターンや早期選考が進んでいる一方で、海外大生は試験や卒論に追われ、情報収集が遅れることがあります。 Webテスト・ES対策 また、WebテストやES(エントリーシート)対策に慣れていない学生も少なくありません。海外大学では日本式のESを書く機会が少なく、日本語で自己PRや志望動機を簡潔にまとめる練習が必要になります。 日本と海外の時差 時差のある面接対応も課題です。日本時間の午前中が海外では深夜になることもあり、学業や生活リズムとの調整が必要です。授業、試験、卒論、研究プロジェクトと就活が重なる場合は、優先順位を決めて計画的に動くことが求められます。 私自身も、忙しくなると忘れ物をしたり、予定を失念したりすることがあるため、タスクを一度にこなそうとせず、必ず段階的に進めるよう意識しています。急いで進めるよりも、一つひとつ確認しながら落ち着いて取り組むことが、結果的にはミスを減らし、近道になると感じています。 日本式ビジネスマナーや選考形式への理解不足 さらに、日本式のビジネスマナーや選考形式への理解不足も不利になり得ます。面接での話し方、メールの書き方、企業研究の深さ、志望動機の作り方などは、日本企業と外資系企業で期待される形式が異なる場合があります。英語メールの書き方ついては、私が記事を書いていますので、ぜひご覧ください! https://passporter-media.com/articles/47/ 特に聞かれやすいのが、「なぜ海外大学から日本で働くのか」という質問です。この問いに対しては、単に「日本人だから」「日本に戻りたいから」ではなく、日本で働く理由、業界への関心、将来のキャリアとのつながりを整理しておく必要があります。 海外大生が就活を始める前に整理すべきこと 海外大生が就活を始める前には、いきなり企業に応募するよりも、まず自分の前提を整理することが重要です。 考えるべき問いは、次のようなものです。 日本で働きたいのか、海外で働きたいのか 日系企業、外資系企業、専門職、総合職のどれを考えているのか 新卒一括採用に乗るのか、通年採用を探すのか 卒業時期と入社時期は合っているのか 自分の専門性を活かすのか、ポテンシャル採用を狙うのか 英語力を前面に出すのか、専門性を前面に出すのか 将来的に大学院進学を考えているのか これらを整理しないまま就活を始めると、企業選びや志望動機が曖昧になりやすいです。逆に、最初に方向性を整理しておくと、ロンキャリ、ボスキャリ、通常選考、外資系選考、大学院進学のどれを優先すべきか判断しやすくなります。結局いくつも有名な企業からの内定をもらっても、いくことができるのは自分の体の数しかないので、そもそも自分が本当に求めるものは何か、よく自分に正直になって考えてみる必要があると思います。 就活イベントに向けた準備 ボスキャリやロンキャリに参加する場合は、イベント当日だけでなく、事前準備が重要です。まず、参加企業を事前に確認し、興味のある企業には早めに応募します。企業によっては、イベント前に書類選考や面接予約が進む場合があります。 ボスキャリ当日の会場の様子(CFNウェブページより) 準備すべき書類としては、英文履歴書、日本語履歴書、場合によってはESがあります。自己PR、志望動機、学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)は、日本語と英語の両方で説明できるようにしておくと安心です。 特に、次の質問には答えられるようにしておく必要があります。 なぜ海外大学に進学したのか なぜ日本で働きたいのか 海外経験を仕事でどう活かすのか 専攻と志望業界が違う場合、その理由は何か その企業でなければならない理由は何か 当日面接だけに期待するのではなく、事前応募を重視することも大切です。イベント後には、面接や説明会で得た情報を整理し、必要に応じてフォローアップを行います。 注意点として、イベントの雰囲気に流されすぎないことも重要です。有名企業だから応募するという理由だけでは、志望動機が弱くなります。複数社を受ける場合は、企業ごとの事業内容、職種、求める人材、働き方の違いを言語化する必要があります。 あとは、選考が進まなくても必要以上に落ち込まないことです。不採用になった場合でも、それを「自分の能力が不足している」と受け止めるのではなく、「企業が求めている人物像や働き方と、自分の経験・志向が十分に合わなかった」と捉える方が建設的です。そのうえで、次回に向けて、志望動機の伝え方、企業研究の深さ、自分の強みの示し方など、改善できる点を具体的に振り返ることが大切です。 https://passporter-media.com/articles/58-career-event/ ES・履歴書・面接で意識すべきこと 海外大生がES、履歴書、面接で意識すべきことは、海外大学での経験を日本の採用担当者にもわかる言葉で説明することです。専攻名だけでは内容が伝わりにくい場合があるため、具体的な授業、研究、プロジェクト、レポート、チームワークの経験を補足するとよいです。 英語力についても、資格や留学経験だけでなく、実務でどう使えるかに結びつけて説明する必要があります。たとえば、英語で資料を読む、海外メンバーと議論する、英語で発表する、専門分野の内容を英語で説明する、といった形です。 また、繰り返しにはなりますが「海外経験」をそのままアピールするのではなく、「海外経験を通じて得た能力」を伝えることが重要です。異文化適応力、論理的な説明力、自律的な学習力、困難な環境で継続する力など、企業が仕事で評価しやすい言葉に変換する必要があります。 文章を書く際には、抽象的な表現を避け、課題、行動、結果の流れで説明すると伝わりやすくなります。日本語のESでは、長く複雑な文章よりも、簡潔さと論理性が重視されます。 海外大生が就活で使える情報源 海外大生が就職活動で使える情報源には、次のようなものがあります。 各企業の新卒採用ページ CareerForum.Net LinkedIn 大学のキャリアセンター 外資就活ドットコム ONE CAREER OpenWork マイナビ国際派就職・リクナビなどの就活サイト 各業界の採用ページ OB・OG訪問サービス これらのサービスは、企業情報、選考体験、求人情報、イベント情報、口コミ、業界研究などに役立ちます。ただし、サービスの内容、利用条件、掲載企業、イベント情報は変更される可能性があります。冒頭に述べたように最新情報は必ず各公式サイトで確認する必要があります。 海外大生の就活スケジュール 海外大生の就活では、日本の一般的な就活スケジュールと海外大学の学年暦がずれることを前提に考える必要があります。外資系企業、コンサル、金融、ITなどでは、早期選考やインターン経由の採用が行われる場合があります。一方で、日系企業でも通年採用、秋入社、海外大生向け選考を用意している場合があります。 一般的には、2年生または最終学年の前の年から情報収集を始めると、選択肢を広げやすくなりますが、1年生から始めてはいけないというルールはないので目指すところがあるなら積極的に動きましょう。特に、インターン、説明会はもちろんのこと、面接も慣れなので、先んじてやるのが定石です。 また、海外大学では試験期間や卒論提出時期と面接が重なる可能性があります。就活をすべて一気に進めようとすると負担が大きくなるため、企業研究、書類作成、Webテスト対策、面接練習を分けて進めることが現実的です。 まとめ:海外大生の就活は「情報戦」と「言語化」が重要 海外大生の就職活動では、早めの情報収集と経験の言語化が重要です。日本の就活スケジュールと自分の卒業時期を照らし合わせ、通常選考、外資系選考、ロンキャリ、ボスキャリ、通年採用、大学院進学などの選択肢を整理する必要があります。 海外経験は、それだけで評価されるものではありません。英語力、異文化適応力、自律的に行動する力、専門分野を英語で学んだ経験、多様な価値観の中で議論した経験を、企業が求める能力に結びつけて説明することが大切です。 ロンキャリやボスキャリは、海外大生にとって有力な機会になり得ます。しかし、イベントだけに依存するのではなく、企業採用ページ、LinkedIn、大学のキャリアサービス、就活サイト、OB・OG訪問などを組み合わせて使うことが重要です。 最終的には、自分がどの市場で、どの職種として評価されたいのかを考える必要があります。日本語と英語の両方で自分の経験を説明できるようにし、自分の状況に合わせて現実的に準備を進めることが、海外大生の就職活動では大切です。 この記事は一般的な情報を整理したものであり、最新情報や個別の応募条件は必ず各公式サイトで確認してください。

日本の高校からイギリスの大学は夢じゃない!ファウンデーションコース完全ガイド

日本の高校からイギリスの大学は夢じゃない!ファウンデーションコース完全ガイド

こんにちは、編集長のMidoriです!今回はイギリスのFoundation Course(ファウンデーションコース)について、現役イギリスの大学生でもあるPASSPORTERライターの体験談を交えながら全体像を紹介していきます。 一般的な日本の高校卒業だけではイギリスの大学入学資格がないため、直接進学できません。そのため、多くの日本人はファウンデーションコースを経てから進学します。この記事では、ファウンデーションコースの概要・種類・費用・英語力・授業内容・学部進学の流れまでの情報をまとめました。 そもそもファウンデーションコースとは? ファウンデーションコースとは、イギリスの大学進学準備課程のことです。イギリスの大学入学資格であるA-LevelやIB(国際バカロレア)を取得していない人向けに設けられたプログラムで、日本だけでなくアジア・中東・東欧など世界中の留学生が受講しています。 イギリスの高校生は最後の2年間でSixth Formという課程で大学の専攻に直結した専門的な勉強をします。つまり入学前から既に大学レベルの専門基礎を学んでおり、大学1年次から専門的な内容がスタートします。しかし日本の高校では専門的な学びをすることはないため、その準備として1年間のファウンデーションコースに通います。 ファウンデーションコースを修了すれば、イギリスの大学進学資格を得られ、学部課程に進むことができます。 ファウンデーションコースが不要な場合 ただし、日本の高校だからファウンデーションコースが必要というわけではないです。前述の通り、イギリスの大学入学資格であるA-levelやIBがない人向けですので、これらの資格を高校で取得していればそのまま進学できます。日本国内の高校でも、インターナショナルスクールなどでA-levelやIBを取得している場合はファウンデーションコースに通わなくてもイギリスの大学入学資格があります。 例外:ファウンデーションコースでは進学できない大学 イギリスのほとんどの大学はファウンデーションコース経由で進学できますが、主にトップ大学で一部例外があります。例えばUniversity of Oxford(オックスフォード大学)、University of Cambridge(ケンブリッジ大学)、Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)など一部の最難関大学や医学部は、ファウンデーションコースからの進学を認めていません。これらを目指す場合は、A-LevelやIBの取得が必要です。 イギリスの大学制度 ファウンデーションコースの詳細を説明する前に、イギリスの大学制度について理解しましょう。イギリスの大学は日本と異なり、医学部などを除き3年間でBachelor(学士号)を取得できます。1年次から専門科目がスタートするため、日本のような一般教養の期間がない分、学習密度は高いです。ファウンデーションコース(1年)+大学(3年)=計4年で、日本の大学と同じタイミングで卒業できる計算になります。 なお、スコットランドの大学は一般的に4年制ですが、ファウンデーションコース修了後に認定を受けた場合は3年次からの編入も可能です。 ファウンデーションコースの種類 ファウンデーションコースは、大きく分けて3つの形態があります。 ① 大学付属型(University-based Foundation) 大学が直接運営するコースです。規定の成績を修めれば、その大学の学部課程への進学が保証されるケースが多いです。もちろん要件を満たせば他の大学に進学することも可能です。こちらは既に行きたい大学が決まっている人に最適です。ただし、入学要件が他の形態より厳しい傾向があります。 代表例: King's College London(KCL/キングスカレッジロンドン)、University College London(UCL/ユニバーシティカレッジロンドン)、Goldsmiths University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)、The University of Manchester(マンチェスター大学)、University of Leeds(リーズ大学)など Ayano(KCL/PPE専攻) 大学付属型のファウンデーションコースだと、ファウンデーションからその大学への入学がある程度保証されています。また、ファウンデーションの後の進路に融通が利きやすいのも大学直営のものだと思います。 ② 民間教育機関型(Independent/Pathway Provider) INTO、Kaplan、Study Groupなどの教育機関が提供するコースです。複数の提携大学への出願が可能で、志望校がまだ決まっていない人や、幅広い選択肢を持ちたい人に向いています。大学のキャンパス内に設置されているセンターもあります。 代表例: INTO(University of Manchester、Newcastle University(ニューカッスル大学)など複数大学と提携)、Kaplan International College https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation ③ 日本国内受講型(NCUK International Foundation Year) NCUK(英国大学連盟)が認定するコースで、日本国内にいながら受講できます。マンチェスター大学、ブリストル大学、リーズ大学などラッセルグループ※を含む60以上の大学が認定しており、修了後はNCUK加盟大学への進学が保証されます。渡航前に合格が決まるため安心感があり、滞在費・生活費を節約できるのも大きなメリットです。 ※1994年に設立されたイギリスを代表する24の主要研究型大学からなる連盟です。オックスフォード大学やケンブリッジ大学、インペリアルカレッジロンドン、UCLといった、世界トップ10に名を連ねる名門校も加盟しています。 ファウンデーションコースにかかる費用 費用は「学費」と「生活費」に分けて考えましょう。 学費の目安 コース種類学費の目安(年間)ラッセルグループ大学付属型1.8万〜2.5万ポンド※(約387〜538万円)民間教育機関型(INTO、Kaplanなど)1.5万〜2万ポンド※(約323〜430万円)NCUK(日本国内受講)約178万円〜 ※1ポンド=215円として換算 生活費の目安 生活費はロンドンか地方かで大きく異なります。 都市月額生活費の目安ロンドン1400〜1800ポンド※(約30〜39万円)/月マンチェスター・リーズなど地方都市800〜1200ポンド※(約17〜26万円)/月 ※1ポンド=215円として換算 ロンドンか地方かを選ぶだけで、1年間のトータルコストが100万円単位で変わることもあります。 奨学金 費用が心配な方は奨学金もあります。大学によってはファウンデーション修了時に上位の成績を収めた学生への奨学金制度(Progression Scholarshipなど)を設けているほか、INTOやKaplanなど民間機関の奨学金もあります。日本の奨学金(JASSO、民間奨学金など)との併用も可能な場合があるため、早めに調べ、申請準備を進めましょう。 https://passporter-media.com/articles/52-uk-university-scholarships/ ファウンデーションコースへの出願 出願に必要な書類 コースや学校によって異なりますが、一般的には以下の書類が必要です。 英語力証明書(IELTS for UKVI):スコアの目安はIELTS 4.5〜5.5(overall)。学生ビザ取得のためにもIELTS for UKVIを受験しておくのが確実です 高校の成績証明書(英文):5段階評価換算で2.5〜4.0以上が目安(コースにより異なる) 高校の卒業証明書(英文) 志望動機書(Personal Statement):不要なコースもあり 推薦状:高校の担任や教科担当教員から1通(不要なコースもあり) パスポートのコピー なお、ファウンデーションコースはUCAS(イギリスの大学共通出願システム)ではなく、各学校に直接出願するのが基本です。コースごとに出願スケジュールが異なるため、早めに各校の公式サイトを確認しましょう。 条件付き合格(Conditional Offer) 高校在学中に出願した場合、最終成績を提出する前の段階では「条件付き合格」となるのが一般的です。卒業証明書や最終成績の提出後に無条件合格となり、ビザ申請などの次のステップに進めます。 ファウンデーションコースの1年間 学年暦 ほとんどのコースはイギリスのAcademic Year(学術年度)と同様、9月開始・翌6月終了の3学期制です(一部2学期制のもあります)。期間中には約3週間のChristmas Break(クリスマス休み)と約2、3週間のEaster Break(イースター休み)があります。 Kotoko(Goldsmiths/メディア専攻) 私が通ったファウンデーションコースはGoldsmithsのInternational Foundation Certificate in Media, Culture & Societyです。授業は週3日で1日2コマ(1コマ約1時間半)。3学期制で、3学期は復習期間として最後の試験に向けて自分で学習を進めるスタイルでした。 学習内容 ファウンデーションコースでは主に以下を学びます。 EAP(English for Academic Purposes/アカデミック英語):論文の読み方、エッセイの書き方、引用の仕方、プレゼンテーション、リサーチ手法など 専門基礎科目:志望する学部に応じた科目を選択(ビジネス、工学、理系科学、人文社会学など) アカデミック英語が身につく ファウンデーションコースは語学留学とは異なり、単に英語を学ぶだけではありません。エッセイ課題、リーディング課題、セミナーでのディスカッションを通じて、大学の授業についていけるレベルのアカデミック英語が養われます。これはその後の学部生活を大きく左右する、ファウンデーションコースの最大の財産です。 Ayano(KCL/PPE専攻) ファウンデーションコースでは、アカデミックな英語の書き方・読み方・話し方を徹底的に鍛えられました。エッセイの構成、論文の引用の仕方、セミナーでの議論の進め方など、学部に入ってから当たり前のように求められるスキルを、ここで基礎からしっかり身につけることができました。 進学後を見据えた専門的な授業が受けられる 大学直営のコースでは、希望する学部の授業を数コマ受けられる機会があり、学部進学前から大学の本授業を体験できます。ファウンデーションで学んだ内容が学部の授業と直結しているケースも多く、進学後のスタートダッシュにつながります。 Ayano(KCL/PPE専攻) 受講したKCLのファウンデーションで4つの授業を取りました。「Global Politics」では権力や民主主義を各国のケーススタディで学び、「Social Sciences」では社会科学という学問の考え方・研究方法を掘り下げました。実際にPPEへ進学してからも、ファウンデーションの内容と重なる部分が多く、身になっているなと日々感じています。 Social Sciencesの授業の様子 授業スタイル イギリスの授業スタイルは日本とかなり異なります。大人数のレクチャー(講義)に加え、少人数のセミナーが組み合わさっています。セミナーでは事前のリーディング課題をもとにディスカッションを行い、クリティカルシンキング(批判的思考)が鍛えられます。発言することが当たり前の文化なので、最初は戸惑う人も多いですが、慣れると楽しくなってきます。 Ayato(UCL/物理学専攻) UCLのファウンデーションコースは1クラス10人程度と小規模で、先生や学生ととても仲良くなれる環境がありました。友達を作りやすく、成績も試験、プレゼンテーション、エッセイなど多様な観点で評価されます。強みを伸ばしながら改善できるところをバランスよく勉強するのがコツです。 必要な英語力 ファウンデーションコース入学時 ファウンデーションコースへの入学には、一般的にIELTS overall 4.5〜5.5程度の英語力が必要です。英語力が足りない場合は、渡英前に語学学校などで準備する必要があります。 コース目安となるIELTSスコア(Overall)標準的なコースIELTS 4.5〜5.0上位大学のコース(KCL、UCLなど)IELTS 5.0〜6.0 学部進学時 ファウンデーションコースを修了してイギリスの大学学部に進学する際には、多くの場合IELTS 6.0〜7.0のスコア提出が求められます(大学・学部による)。ファウンデーション在学中に受け直す必要があることも多いため、入学前から計画的に勉強を続けましょう。 なお、NCUKのファウンデーションコースを修了した場合、修了時の英語モジュール結果が一定基準を満たせば、IELTSスコアを免除してくれる提携大学もあります。 高校3年間で何を準備すればいい? 高校の段階からイギリスの大学へ進学を視野に入れている人向けに、高校生のうちにできる準備をお伝えします。 高1〜高2 まずは英語の基礎固めが最優先です。英検2級〜準1級、IELTS 4.5以上を目指して、毎日コツコツと取り組みましょう。あわせてどんな分野を大学で学びたいかを意識して、得意科目を伸ばしておくと、後のコース選択がスムーズになります。 高3春〜夏 志望するコース・大学のリサーチを始める時期です。大学付属型を狙うなら、志望大学のファウンデーションコース情報を公式サイトで確認し、必要なIELTSスコアや高校の成績要件を把握しましょう。IELTSは複数回受験できるので、この時期に一度受けてみるのがおすすめです。 Ayano(KCL/PPE専攻) 高校2年生の終わり〜3年生の春にかけて、どういう大学に行きたいか、行きたい大学がファウンデーションコースを提供しているか、そのファウンデーションコースから希望の学部に進めるかを調べながら、出願準備を本格的に始めました。 この時期のチェックリスト: 志望大学・コースのリストアップ 必要書類(英文成績証明書など)の準備方法を高校に確認 IELTSの初受験 留学エージェント・カウンセラーへの相談 高3秋〜冬 出願の本格的な準備期間です。Personal Statement(志望動機書)の作成、推薦状の依頼、英文書類の発行手続きなどを進めます。海外大学への進学実績がない高校だと不慣れのため書類の発行に時間がかかる場合があるため、早め早めの行動が大事です。また、多くのコースは1年前から出願受付を開始しており、人気のコースほど早く埋まるため、準備は計画的に進めましょう。 この時期のチェックリスト: IELTSで必要スコアを取得 Personal Statementの執筆・添削 推薦状を先生に依頼(余裕をもって) 英文成績証明書・卒業証明書の取り寄せ 各コースへの出願 Kotoko(Goldsmiths/メディア専攻) 私が高3の時にIELTS対策のために作った単語帳です! ファウンデーションから学部進学 ファウンデーションコース修了後、規定の成績を満たすことで学部へ進学できます。 学部進学の成績条件 成績条件はコース・大学・学部によって異なりますが、一般的には以下の2点が求められます。 ファウンデーションコースの修了成績が規定のスコア以上(コースにより異なる) IELTSスコア(6.0〜7.0程度)の提出 Ayano(KCL/PPE専攻) KCLの学部へ進学する場合は最低でも総合成績65%以上でファウンデーションを修了する必要があります。65%以上で進学できるコースもあれば、70%以上が条件となるコースもあります。つまり64%以下だと実質failとなるので、成績管理がとても重要でした 成績が規定に達しない場合、志望学部への進学が保証されないケースもあります。ファウンデーションコースに入学すること以上に、在学中の成績が重要だということを意識しながら頑張りましょう。 学部出願はUCASから 学部への出願はUCAS(Universities and Colleges Admissions Service)という共通出願システムを通じて行います。最大5校まで同時に出願が可能で、ファウンデーション在学中に手続きを進めます。 Ayato(UCL/物理学専攻) UCLファウンデーションコースから学部への進学は大学が全面的にサポートしてくれます。システム上UCASで出願する必要がありますが、大学が推薦してくれるので合格率は高いです。ただし注意点が2つあって、①1学期の終わりに出される予想成績が出願する学部の要求を満たせないと出願できないこと、②進学できる学部がコースのpathwayによって決まっていること、これらを最初から意識しておくことが大切です。 よくある誤解Q&A Q. ファウンデーションコースに入れば、どの大学にでも進学できる? A. いいえ。オックスフォード・ケンブリッジ・インペリアルカレッジロンドンや医学部など、ファウンデーションコースからの進学を受け付けていない大学・学部があります。これらを目指す場合は、A-LevelやIBの取得が必要です。 Q. 英語が苦手でも入れる? A. IELTS 4.5程度(英検2級相当)があれば入学できるコースも多いです。ただし、入学後は授業がすべて英語のため、ある程度の基礎力は必要です。英語力が足りない場合は、事前に語学学校で準備しましょう。 Q. ファウンデーションコースは「留年」みたいなもの? A. そうではありません。日本の大学(4年)と同じ年数で、世界レベルの学士号を取得できます(ファウンデーション1年+学部3年=計4年)。 Ayano(KCL/PPE専攻) 日本の高校卒業だと直接イギリスの大学へ進学できないためハードルが高く感じるかもしれませんが、私はむしろファウンデーションコースを通しての学部課程進学で良かったと感じています。ファウンデーションは学部での勉強の準備だけでなく、そもそも留学の準備期間になるからです。ファウンデーションがあったからイギリスでの生活や英語圏での勉強に慣れることができたと思います。 Q. 日本の大学を受験しながら、ファウンデーションコースの出願もできる? A. はい、可能です。ファウンデーションコースの出願は各校に直接行い、入学を確定するのは高校卒業後でも間に合います。国内大との併願を考えている場合は、留学エージェントやカウンセラーに相談しながらスケジュールを調整しましょう。 Q. 高校の成績が良くなくても大丈夫? A. ファウンデーションコースへの入学条件は、直接大学に進学するよりも緩やかなケースが多いです。大学によっては評定平均2.5〜3.0程度から受け付けているコースもあります。ただし、上位大学付属のコースは条件が高めに設定されているので、志望校を確認してください。 まとめ:ファウンデーションはイギリス大学への橋渡し ファウンデーションコースは、日本の高校生がイギリスの大学に進学するための「正規のステップ」です。1年間の準備期間を通じてアカデミック英語・専門基礎知識を身につけ、イギリスの生活に慣れることで、大学入学後も自信を持って勉強に臨めます。 「今の英語力や成績では無理かも」と思っている方も、まずは情報収集から始めてみてください。ファウンデーションコースには、そこから逆転できるルートが整っています。 PASSPORTERでは、実際にファウンデーションコースを経てイギリスの大学に進学したライターたちの体験談を発信しています。気になった方はあわせてチェックしてみてください。 https://passporter-media.com/articles/14/ https://passporter-media.com/articles/16/ https://passporter-media.com/articles/19/ https://passporter-media.com/articles/35/ https://passporter-media.com/articles/30/ https://passporter-media.com/articles/41/ https://passporter-media.com/articles/49-kcl-foundation/

インペリアルカレッジロンドン化学工学1年目の授業|難易度や勉強のコツ

インペリアルカレッジロンドン化学工学1年目の授業|難易度や勉強のコツ

こんにちは、Kenshuです。今回はImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のChemical Engineering(化学工学)1年生として実際に経験した授業内容と、難易度、勉強時間、学生生活のリアルを紹介しようと思います。 「理系の名門大学の授業ってどんな感じなんだろう」「勉強についていけるかな」と不安に思っている人も多いと思います。入学前の僕がまさにそうでした。この記事がこれからイギリスの理系大学を目指すみなさんの参考になれば嬉しいです。 今回紹介する内容はChemical Engineering学部での体験をもとにしています。同じImperial College Londonでも他の工学系、理系の専攻では授業内容や形式が異なります。 インペリアルカレッジロンドンのChemical Engineering(化学工学)では何を学ぶ? 1年生のカリキュラムは大きく分けると数学、化学、工学の基礎科目が中心です。主に以下の科目があります。 Mathematics : 微積分、線形代数、常微分方程式など。化学工学のあらゆる科目の土台になるので、ここで躓くとあとあとかなり苦しくなります。 Chemistry : 有機化学、物理化学など。反応メカニズムや分子レベルの理解が求められます。 Thermodynamics(熱力学): エネルギーの変換や効率を扱う科目で、化学工学の根幹ともいえます。僕が1年間で一番苦労した科目です。 Fluid Mechanics(流体力学):液体や気体の流れを数式で扱う科目。 Lab Work/group project:週1回ほど実験があり、毎回レポートの提出があります。 Coding:PythonやMATLABを使ったプログラミングの基礎も1年生から始まります。 他にもChemical Engineeringならではの科目として、Separation ProcessとProcess Analysis があります。Separation Processでは蒸留や吸収など、混合物を分離するプロセスを学びます。Process Analysis では化学プラント全体の設計や最適化を扱います。これらはA-Levelでは全く触れなかった分野で、Chemical Engineeringらしさを一番感じられる科目だと思います。 日本の大学と大きく異なるのは、1年生から専門科目が始まる点です。まず基礎から固めてから専門ではなく、入学した週から化学工学の世界に放り込まれる感覚です。最初は情報量の多さにびっくりしました。 一番苦労した科目:Thermodynamics(熱力学) 1年間を通して一番苦労したのが、Thermodynamics(熱力学)です。 Thermodynamics(熱力学)の授業の様子 熱力学はエネルギーの流れや変換を式で表す科目です。概念そのものが直感的に分かりにくく、なぜそうなるのかが理解できないまま公式だけを暗記しようとすると、試験での応用問題に対応できなくなります。 インペリアルカレッジロンドンChemical Engineeringの授業形式 Chemical Engineeringの授業は講義、チュートリアル、実験という3つの形式があります。 Lecture Lecture (講義)は大きな講堂で行われ、教授がスライドや板書を使いながら説明します。1コマ1時間で、週に各教科複数回あります。科目によって講義数が異なります。講義を録画してくれる科目もありますが、直接出席した方が個人的には授業の理解度が上がると思います。 大人数の講義が行われる講義室 Tutorial Tutorial(チュートリアル)は10〜20人ほどの少人数クラスで行われる演習形式の授業です。実際に問題を解きながら各科目の理解度を深めていきます。各科目2週間に1回Tutorialがあります。Lectureで分からなかったことをTA(ティーチングアシスタント)や教授に直接質問できる貴重な時間なので、積極的に活用することをおすすめします。 Lab work/Group Project Lab work/Group Projectは週に1回、合計で3プロジェクトほどあります。実験自体は3〜4時間ほどで終わりますが、その後にレポートを書いて提出する必要があります。このレポートが思ったより時間がかかります。 Chemical Engineeringの実験(ラボ)で使った機材 Chemical Engineeringでのラボでは熱交換器の効率測定、流体の流量測定など授業で習った理論を実際の装置で検証する実験を行います。グループで分担しながら進めるので実験自体はそれほど難しくはないです。 難しい科目を乗り越えるための勉強のコツ 1年間を通じて難しい科目を乗り越えるためにいくつか意識してきたことがあります。 TAに積極的に質問する 一番効果的だったのはTutorialでTAへの質問を積極的に活用することです。特にThermodynamicsで行き詰まった時、TAに直接質問するようにしたところ、教科書を読むだけでは気づけなかった概念の本質を掴めるようになりました。最初は「こんな基本的なことを聞いてもいいのかな」と躊躇しましたが、丁寧に教えてくれるので遠慮せずに行くのがおすすめです。 分からないことを後回しにしない 次に意識していたことは分からないことをその週のうちに解決することです。化学工学の科目は積み上げ式になっているものが多く、前の週の内容が理解できていないと次の週についていけなくなります。「後で復習しよう」と後回しにしていくと、気づいた時には取り返しがつかない状況になっていることがあります。 YouTubeやAIなどのツールの活用 あとは、YouTubeでの解説動画やAIを活用していました。どうしても理解ができない時に解説動画を探して見ると、別の角度からの説明で急に腑に落ちることがあります。 1日・1週間のスケジュール:授業時間と勉強時間 大まかな1日のスケジュールはこんな感じです。   月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日午前Lecture① Chemistry Lecture② Separation ProcessLecture③Heat and Mass TransferLecture① Separation Process Lecture② ThermodynamicsLecture③MasteryLecture① Chemistry Lecture② MathematicsLecture① Separation ProcessLecture② Thermodynamics Lecture③Heat and Mass TransferLecture① MathematicsLecture② Chemistry Lecture③ Chemistry午後Process Engineering LabーーProcess Engineering Labー夜レポート作業復習・予習復習・予習復習・予習ーLab Work/Group Project(実験)があり、Tutorial(チュートリアル)がない場合の時間割 朝9時か10時ごろにLectureが始まることが多く、午前中には2から3コマあります。昼食は友達と学食やキャンパス近くのレストランで食べることが多いです。午後にはTutorialやLab Workが入っている日は夕方まで大学にいることになります。 授業が終わった後は自習の時間や友達とどこかに遊びに行くことが多いです。 週単位で見ると、週に15時間ほど授業があり、またそれ以上の自習時間が必要になってきます。 インペリアルカレッジロンドンの授業の難易度 Imperial College Londonは世界大学ランキングで常にトップ10に入る大学です。入学してみて感じたのは、その名前に恥じない難しさがあるということです。 まず授業のペースが速く、高校までは1つのトピックにじっくり時間をかけて学ぶことが多かったですが、Imperialでは1週間で次々と新しい内容が積み上がっていきます。先週の内容をまだ消化しきれていないのにもう次のトピックに移るという状況が最初のうちはよく起きていました。 難しいからこそ得られるものも大きいと感じています。1年間を乗り越えた後に振り返ると、入学前には想像もできなかったレベルの内容を理解できるようになっていました。 大学の授業とA-Levelの違い Imperialに入学する前はA-Levelで化学、物理、数学、応用数学などを勉強していました。A -Levelの勉強とImperialの授業を比べると、いくつか大きな違いがあります。 まず内容の深さが全然違います。A-Levelの各科目は基礎をしっかり固めるイメージですが、Imperialではその基礎を前提として、さらに深い内容へと一気に進んでいきます。例えば数学では、A-Levelで扱った微積分の概念がImperialでは多変数関数や偏微分へと発展し、化学ではエンタルピーやエントロピーといったより抽象的な概念へと発展していきます。 そのため自然と自習の量も大きく変わります。A-Levelの時は授業で教わったことを復習する程度でしたが、Imperialでは授業時間と同じかそれ以上の自習時間が必要になります。自分でスケジュールを管理して、勉強を進める姿勢が求められます。 最後に Imperial College Londonの1年生では授業や課外活動などがいろいろ詰まった毎日です。この記事が海外大学生活のリアルな日常を少しでもイメージするきっかけになれば嬉しいです。 https://passporter-media.com/articles/18/ https://passporter-media.com/articles/27/ https://passporter-media.com/articles/39/ https://jp.education-moi.com/article-50-imperial

ロンドン中心部で学ぶ!KCL(キングスカレッジロンドン)のキャンパスを現役生が紹介

ロンドン中心部で学ぶ!KCL(キングスカレッジロンドン)のキャンパスを現役生が紹介

こんにちは!KCL(キングスカレッジロンドン)でPPE(哲学・政治学・経済学)を学んでいるAyanoです。今回は私が通っているKCLのキャンパスを紹介します!キャンパスの場所やキャンパス内の施設、また私の専攻でよく使う建物についても紹介します。 KCL(キングスカレッジロンドン)の5つのキャンパス KCLのキャンパスは1ヶ所にまとまっているのではなく、ロンドン市内に点在しています。5つのキャンパスがありますが、メインは今回紹介するStrand(ストランド)キャンパスで、他のキャンパスに比べ大きいです。 キングスカレッジロンドンの全キャンパスの地図 1.Strand Campus(ストランドキャンパス) 大学のメインキャンパスで、テムズ川の側にあります。Covent Garden(コベントガーデン)のすぐ近くで、ロンドンの真ん中にあるキャンパスです。 専攻:人文・社会科学・法学・ビジネス・自然科学・数学系分野・ファウンデーションコースなど 最寄り駅:Temple, Holbornなど 2.Waterloo Campus(ウォータールーキャンパス) ストランドキャンパスの近くにある橋を渡ってすぐのキャンパスです。ストランドからは徒歩15〜20分ほどなので、まれに1日に両方のキャンパスで授業がある場合もあります。 専攻:看護学・一部の社会科学など 最寄り駅:Waterloo 3.Guy’s Campus(ガイズキャンパス) Guy’s Hospitalの近くにあるキャンパスで、専攻も医療系やそれに近いものが集まっています。テムズ川沿いに位置していて、近くにはThe Shard(シャード)もあります。 専攻:歯学・医学・生命科学など 最寄り駅:London Bridge 4.St Thomas’ Campus(セントトーマスキャンパス) テムズ川を挟んですぐ目の前にビッグベンがある中心部のキャンパスです。ナイチンゲール博物館もあります。 専攻:臨床医学が中心 最寄り駅:Westminster, Waterlooなど 5.Denmark Hill Campus(デンマークヒルキャンパス) 他のキャンパスとは違い、ロンドン中心部からは離れていて、南にあるキャンパスです。 専攻:IoPPNと呼ばれるThe Institute of Psychiatry, Psychology & Neuroscience (精神科学・心理学・神経科学研究所)が中心 最寄り駅:Denmark Hill (Overground・Southeastern) どのキャンパスにもそこを拠点としている学科や機関があるので、自分が所属するものがどこにあるかでベースとなるキャンパスが変わってきます。どのコースサイトにも、どのキャンパスがベースになるかが表記されています。 今回は私も通っているメインキャンパスのストランドキャンパスを紹介します! ストランドキャンパス: KCL(キングスカレッジロンドン)のメインキャンパス ストランドキャンパスは主にBush House(ブッシュハウス)と、King’s Building(キングスビルディング)からなっています。建物数は少ないため、メインキャンパスとはいえかなり小規模に感じるのですが、どの建物も10階くらいまであるので、中に入ると意外と大きいなと感じます。 ストランドキャンパスまでの道 ちなみに15分ほど歩くと、大学のメインの図書館でもあるMaughan Library(モーン図書館)があります。 ブッシュハウス ブッシュハウス本館 ブッシュハウス本館・北側エントランス ブッシュハウス本館・南側エントランス ブッシュハウス本館には、北側と南側に面している入り口があり、中を通って両サイドに出られるようになっています。南側にはメインのキングスビルディングや広場があるので、北側よりキャンパス感が強いです。 ブッシュハウス本館付近 ブッシュハウス入口・学生証をかざしてから入る場所 KCLの全ての建物に入る際、学生証をかざす必要があります。関係者以外はエントランスで許可証をもらわないと入れません。ちなみに学生証を忘れるとエントランスで学籍番号と名前を照合してもらい同じように許可証をもらうという手間が発生するため、学生証は必ず忘れないよう気をつけています。 ブッシュハウス本館内からの眺め この写真から見てわかるようにブッシュハウスの中庭は各棟に囲まれていて、どの棟からも中庭に出られるようになっています。 ブッシュハウスの中庭 ブッシュハウスの中庭 ブッシュハウス地下にはVaultというバーや食堂が入っています。中庭にはテーブルもあるので、天気がいい日はここで昼食を食べたり勉強したりすることもあります。 ブッシュハウスの中 講義室外の廊下 セミナールーム ブッシュハウスは比較的新しいので綺麗な建物です。またキャンパス内にNHS(National Health Service)のヘルスセンターもあります。大学関係者しか利用できないので、予約も取りやすいのがいいです。私もGP(かかりつけ医)は大学のNHSヘルスセンターにしています。 https://passporter-media.com/articles/12/ キングスビルディング ブッシュハウス前の広場 キングスビルディングのエントランス キングスビルディングはブッシュハウスのすぐ目の前にあるメインの建物です。 キングスビルディングの入口 キングスビルディングの中 キングスビルディングの中 キングスビルディングにもQuad(中庭)があり、天気がいい日はここで過ごす人も多いです。 キングスビルディングの中庭 キングスビルディングの中庭 キングスビルディングの講義室 講義中の様子 中庭を通じて隣接するSomerset House(サマセットハウス)にも行けるようになっています。サマセットハウスの一部は法学部の建物ですが、Courtauld Galleryという美術館や冬限定のスケートリンクなど、一般の人向けの施設もあります。 サマセットハウスのクリスマスツリーとスケートリンク サマセットハウスのクリスマスツリーとスケートリンクはとても綺麗です! ストランドキャンパスの勉強スペース ストランドキャンパスから歩いて10分ほどのところにMaughan Library(モーン図書館)がありますが、キャンパス内にも勉強スペースは多くあります。個人的には音がある場所で勉強するほうが好きなので、図書館よりもキャンパス内で勉強することが多いです。 勉強スペース 勉強スペース 勉強スペース 食堂&カフェ&食事スペース キャンパス内には食堂もあります。またカフェもいくつかあります。 電子レンジや電気ポットなどが使えるため、とても便利です。 キャンパス内の食堂 食事スペース 電子レンジなどが置いてあるスペース キャンパス内のカフェは普通のカフェに比べて安く、コーヒーも美味しいのでよく利用しています! 食堂のメニュー 公式グッズが販売されている大学ショップ ストランドキャンパスには大学ショップもあります。ブッシュハウス本館の南向きのエントランスから入ることができ、ここは学生証がなくても入れます。ショップ内には大学グッズが販売されています。よくある大学名が入ったパーカーやTシャツの他に、ボールペン、ノート、リュックなどさまざまな商品があります。 キングスカレッジロンドンの大学ショップ 大学ショップの様子 Graduation Bearというのがあり、卒業の時に買いたいなと思っています! キングスカレッジロンドンのGraduation Bear PPEを学ぶ私が所属している政治経済学科の建物 せっかくなので、私の学科も紹介したいと思います!私が学んでいるPPEは、Faculty of Social Science & Public Policy(社会科学・公共政策学部)のDepartment of Political Economy(政治経済学科)に所属しています。授業は人文学部・哲学科と共同で行われていますが、所属はこの政治経済学科です。 政治経済学科のエントランス またパーソナルチューター※は自分の所属学科から選ばれているので、パーソナルチューターに会いにいく時は自分の学科に行っています。どれくらいの頻度で会うかは任意ですが、私の大学では一学期に1回が推奨されています。 ※KCLのパーソナルチューター制度 パーソナルチューター制度は、学生一人一人に教授がつくシステムです。Academic Advisor(アカデミックアドバイザー)との違いは、学業に関する相談だけでなく、大学生活全てにおいて最初に相談できる存在です。例えば次年度の履修登録や日々の勉強といった学業の相談、出席率のモニタリングやインターン・進学の際に必要な推薦書の作成もパーソナルチューターが担当してくれます。問題があるときの最初の相談窓口としても推奨されていて、必要に応じて次に相談すべき窓口へつないでくれます。 学科といっても建物内の一部分なのですが、ここは該当学科に所属する学生の学生証じゃないとドアのロックが開かないようになっています。 政治経済学科のラウンジ 教授のオフィス 私の学科は比較的小規模で、食事スペースもありますが、中は教授のオフィスがずっと並んでいるだけになっています。勉強スペースがある学科もあるので、羨ましいなと思います。 KCL(キングスカレッジロンドン)のMaughan Library: モーン図書館 Maughan Libraryはメインの図書館で、他のKCLの図書館に比べるとかなり大きいです。この図書館は1学期の間は深夜1時まで開館していて、1月からは24時間開館となっています。そのせいか、図書館の入り口に食べ物のデリバリーが来ていたりします笑  Maughan Libraryの外観 Maughan Libraryの外観 大きい図書館ですが、試験期間は席を見つけるのが大変な時もあります。よくいえば伝統的な図書館で、モダンではないのですが、イギリスっぽいと感じます。 Maughan Libraryの中 こんなに良い感じの部屋はここだけですが、話せる部屋や静かな部屋、大学院生専用の場所、コンピュータールームなど勉強スペースはとても多いです。本を借りることができますが、KCLの学生であれば多くの論文や本にオンラインでアクセスできるため、実際に本を借りたことは一回もないです。 キャンパスの好きなところ ストランドキャンパスの好きなところは、ロンドンの中心部に位置しているので、近くにお店が多いことです。カフェや小さいスーパーなどで気軽に食べ物やコーヒーを買うことができ、コベントガーデンもすぐに行けるので大学終わりに飲食店にも行きやすいです。 また冬の間は気づかなかったのですが、勉強スペースは窓が大きく、光が入りやすい構造になっている点も気に入っています。外で過ごせる場所もあるのもお気に入りの点です。また図書館含め、どの建物にも入り口には警備員がいて、学生証をかざさないと入れないので、安心できます。 微妙なのは図書館まで少し歩かないといけないこと、そしてキャンパスがあまりにも中心部に位置しているので大学を出るとすぐ人混みに入ってしまうことです。あとはロンドンという大都市にあることもあり小さいキャンパスなので、アメリカのような広大なキャンパスに憧れることもあります。 最後に|ロンドンでの大学生活 最後まで読んでいただきありがとうございました。 ストランドキャンパスは、周りにお店も多くコベントガーデンに近いこともあり、ロンドンの中心部にある印象ですが、実際にキャンパス内に入ってみると中庭など意外と息抜きできる場所もあるのかなと思います。 広大なキャンパスのような開放感はあまりないので、「街の中で学んでいる」感覚が強いですが、その分キャンパス外に出やすいのも気に入っています! 少しでも留学生活がイメージできれば幸いです!皆さんの挑戦を応援しています! https://passporter-media.com/articles/54-kcl-academic-calendar/ https://passporter-media.com/articles/51-kcl-ppe/ https://passporter-media.com/articles/41/ https://jp.education-moi.com/article-52-kcl

【2026−2027年開催】海外大生向け就活イベント14選|ボスキャリ・ロンキャリなどを解説

【2026−2027年開催】海外大生向け就活イベント14選|ボスキャリ・ロンキャリなどを解説

こんにちは!編集長のMidoriです。今回は海外大生が参加できる就活イベントを紹介していきます。 海外大学に留学していると、日本の就職活動に関する情報を得る機会が限られます。また、日本企業の採用スケジュールと海外大学の学期日程が異なるため、就活を進めにくいと感じる人も多いでしょう。 そこで活用したいのが、海外大生向けの就活イベントや就活支援サービスです。企業と直接話せるイベントから、ES(エントリーシート)添削や面接対策を受けられるサービスまでさまざまな選択肢があります。この記事では、海外大生におすすめの就職活動イベントや就活支援サービスをまとめて紹介します。 PASSPORTERでは、2026年6月20・21日開催の東京サマーキャリアフォーラムに合わせて、就活生の交流会を企画しています!東京にいる方はぜひチェックしてみてください! この投稿をInstagramで見る PASSPORTER / 留学メディア&コミュニティ(@passporter_)がシェアした投稿 海外大生・留学生のリアルな就活事情 海外大生の多くは、就活サイトで情報収集をしながら、オンライン説明会や面接を活用して就職活動を進めています。一方で、日本の大学生のように学内説明会やキャリアセンターを活用しにくいため、企業との接点を作る目的で就活イベントに参加する人も多くいます。 特に、夏休みや冬休みの一時帰国期間には、ボスキャリやTKF Global Talent Expoなどのイベントに参加し、企業説明会や面接を受けるケースが一般的です。そのため、海外大生の就活では、就活サイトによる情報収集と就活イベントへの参加を組み合わせながら進める人が多いと言えるでしょう。 海外大生向けキャリアフォーラム・就活イベント一覧(開催時期順) イベント開催時期開催場所主催特徴東京サマーキャリアフォーラム6月東京CFN日本最大級の選考直結型イベント大阪キャリアフォーラム7月大阪CFN西日本最大級の選考直結型イベントBETAE Summer Meet Up7月東京BETAE少人数制の座談会形式(※選考直結型ではない)TKF Global Talent Expo8月東京TKF海外大生特化の大型イベントCFN BRIDGE VENTURE COMPANIES8月東京CFNベンチャー企業に特化ボストンキャリアフォーラム11月ボストンCFN世界最大級の選考直結型イベント東京ウインターキャリアフォーラム12月東京CFN冬休みの一時帰国中に参加しやすいロンドンキャリアフォーラム2月ロンドンCFNヨーロッパ最大級の選考直結型イベントロサンゼルスキャリアフォーラム4月ロサンゼルスCFN西海岸唯一の選考直結型イベント 日英バイリンガル人材向けの就職イベントで有名なものといえば、CareerForum.Net(CFN)が主催するキャリアフォーラムがあります。海外大学に在学中の学生や留学経験者、海外勤務経験者など、グローバルなバックグラウンドを持つ人材を対象としていて、日本国内外で開催されています。 現在は、ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)をはじめ、ロンドンキャリアフォーラム(ロンキャリ)、東京サマーキャリアフォーラム、大阪キャリアフォーラム、ロサンゼルスキャリアフォーラム(ロスキャリ)などが開催されており、地域や時期に応じて参加しやすいイベントを選ぶことができます。 参加するにはCFNへの登録が必要で、事前にレジュメを登録して企業へ応募します。イベント当日は企業ブースで説明を聞くだけでなく、事前に予約した面接や当日応募による選考を受けることも可能です。また、企業によってはウォークインを受け付けているところもあります。 ボスキャリ当日の会場の様子(CFNウェブページより) キャリアフォーラム以外には、TKFやBETAE(ビーテ)などが主催するキャリアイベントも盛り上がりを見せています。 これらのイベントはいずれも、一般的な合同企業説明会とは異なり、企業説明だけでなく面接や選考も同時に行われることが大きな特徴です。企業によってはイベント期間中に複数回の面接を実施し、その場で内定や内々定につながるケースもあります。そのため、短期間で効率的に就職活動を進めたい学生から高い人気を集めています。 東京サマーキャリアフォーラム こちらは日本最大級の日英バイリンガル就活イベントです。東京で開催されるキャリアフォーラムは夏と冬にそれぞれ一回で、夏のほうが規模が大きいです。 開催時期 例年6月に開催され、2026年は6月20日~21日 開催場所 東京ビッグサイトの西展示棟1・2ホール(東京都江東区) 参加企業 大手日系企業、外資系、IT系、メーカーなど220社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 6月下旬に日本で開催されますので、イギリスに留学している多くの学生は一時帰国で日本にいるため、参加しやすいと思います。ボスキャリやロンキャリと同様、会場で面接ができるため、その場で内定が出るチャンスがあります。また、正社員採用だけでなく、インターンシップや職務経験者向けのポジションの求人もあります。 キャリアフォーラムの2日間とも開場前に特別セミナーが開催され、選考を進める上で心がけるポイントなどが解説されます。こちらは予約不要で、当日先着順で受付していますので気になる人は公式サイトを確認しておきましょう。 イベント後にはボスキャリの攻略セミナーが開催されます。こちらも同様に予約不要で、当日先着順で受け付けています。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。夏の一時帰国中に参加する学生も多いため、帰国スケジュールとあわせて計画を立てておくとよいでしょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/tks 大阪キャリアフォーラム 大阪キャリアフォーラムは西日本最大級の日英バイリンガル就活イベントです。 開催時期 例年7月に開催されて、2026年は7月4日(土)に開催されます。 開催場所 ハービスOSAKAのHERBIS HALL(大阪市北区) 参加企業 総合商社、食品、メーカー、IT系など、幅広い分野の企業44社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 東京でのイベントに参加しづらい関西在住の学生にとってはこの規模のキャリアフォーラムは貴重なチャンスです。また、7月は一時帰国中の学生が多いため、時期的にも参加しやすいです。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。 また、企業を回るだけでなく、イベント中にはCFNスタッフによるレジュメ添削や模擬面接があり、アドバイスをもらうことができます。いずれも事前予約が必要であるため、気になる人は早めに予約しておきましょう。 イベント前後には面接対策やボスキャリ攻略などについての特別セミナーが開催されます。こちらは予約不要で、当日先着順で受け付けていますので、気になる人は公式サイトを確認して当日行くようにしましょう。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。事前にオンラインで対策セミナーが開催され、そこでCFNのスタッフに直接質問するなど積極的に活用するとより効果的です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/osk BETAE Summer Meet Up(交流・ネットワーキングイベント) 海外大学に在学する正規留学生を対象とした対面型キャリアイベントです。海外大生向けキャリア支援メディアBETAE(ビーテ)が主催していて、人気企業と直接交流できる機会として注目を集めています。CFNやTKFのような合同就活イベントとは異なり、企業との座談会を中心とした交流重視のイベントであることが特徴です。 開催時期 例年夏休み期間に開催されています。 2026年は7月4日に東京で開催されます。事前応募が必要で、応募後に面談を経て参加が決定します。 開催場所 ビジョンセンター東京虎ノ門(東京・虎ノ門) 参加企業 総合商社、デベロッパー、コンサルティング、金融、メーカー、官公庁などが参加します 参加費 参加費無料(要事前登録) イベントの特徴 最大の特徴は海外大生と企業担当者が少人数でじっくり交流できることです。ローテーション形式で全参加企業と話すことができるため、短時間で複数業界・複数企業について理解を深めることができます。また、参加する社員は採用担当者だけでなく、実際に現場で活躍する社員やグローバル業務に携わる社員も多く、企業のリアルな話を聞くことができます。さらに、海外大学生が100名以上参加するため、他大学の学生とのネットワークづくりの場としても活用できます。 一方で、CFNやTKFのような選考直結型イベントではなく、企業研究やネットワーキングの要素が強いイベントです。そのため、イベント当日に面接や内定まで進むケースはなく、就活初期〜中期の情報収集を目的とした参加が向いています。 イベント自体は企業との交流や業界研究を目的としており、その後に企業のインターンシップや本選考へ進むケースが一般的です。ただし、イベント参加者限定の選考案内や特別イベントに招待されることもあります。 参加対象者 海外大学に在学する正規留学生で、27卒、28卒をはじめ全学年参加可能で、就活を始めたばかりの低学年から本選考を控えた学生まで幅広く参加しています。なお、交換留学生は対象外です。特に商社、デベロッパー、コンサルティングファームなどの人気業界に興味がある学生や、海外大生同士のネットワークを広げたい学生におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはBETAEへの会員登録とイベント応募を行いましょう。応募後は事前面談が実施されるため、自身のキャリアプランや興味のある業界について整理しておくことをおすすめします。また、座談会形式で企業担当者と直接話す機会が多いため、参加企業の事業内容や採用情報を事前に調べ、質問したい内容を考えておくとより有意義な時間を過ごせるでしょう。 公式サイト https://betae-career.com/find_an_event/betae_smu_2026/32989 TKF Global Talent Expo TKF Global Talent Expoは、海外大学に正規留学している日本人学生を主な対象としたキャリアイベントです。TKF Projectが主催する海外大生向け最大級の内定直結型就活イベントです。企業説明会だけでなく面接や選考会も実施されるため、短期間で選考を進めたい海外大生から注目を集めています。 開催時期 例年夏休み期間で、2026年は8月8日、9日に開催されます。 開催場所 東京ビッグサイト(東京都江東区) 参加企業 総合商社、デベロッパー、コンサルティングファーム、金融機関、メーカーなど、海外大生採用に積極的な企業が参加しています。2025年の前身イベントには51社が参加し、2026年は約100社規模への拡大が予定されています。 参加費・渡航費 参加費は無料です。 また、海外から帰国して参加する学生向けに特待生制度(奨学金制度)が設けられており、選考を通過した学生は帰国費用の補助を受けることができます。2026年は前年よりも大幅に制度が拡充される予定です。 イベントの特徴 最大の特徴は、海外大学の正規留学生を中心に参加者を限定している点です。海外大生向けに特化したイベントであるため、企業側も海外大学生の採用を前提として参加しているため、留学経験や国際的なバックグラウンドを評価する企業と出会いやすい環境が整っています。 また、企業説明会だけでなく面接や選考会も実施されるため、その場で選考が進んだり、内定につながったりする可能性があります。イベント自体も「内定直結型」を掲げており、短期間で選考を進めたい学生に向いています。夏休み期間中に集中して就職活動を進められる点も魅力でしょう。 参加対象者 海外大学に正規留学している日本人学生が主な対象です。現地学生やダブルディグリー留学生も参加可能で、一部の交換留学生についても参加枠が設けられています。27卒、28卒など卒業年度を問わず参加できるため、低学年の学生がインターンシップや業界研究を目的に参加することも可能です。 事前に準備すべきこと まずはイベントへの事前登録を行いましょう。企業によっては事前応募やプロフィール登録が必要になる場合があります。また、イベント当日に面接が実施されることもあるため、レジュメの準備や自己PR、志望動機の整理を行っておくことをおすすめします。帰国を伴う場合は、航空券や宿泊先の手配も早めに進めておくと安心です。特待生制度への応募を検討している場合は、応募条件や締切も確認しておきましょう。 公式サイト https://tkf-global.jp/event_tokyo2026 CFN BRIDGE VENTURE COMPANIES こちらはベンチャー企業が参加するイベントで、他のCFNのキャリアフォーラムと同様、日英バイリンガルの学生や大学院生などが対象です。 開催時期 2026年8月7日 開催場所 東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区) 参加企業 IT系、コンサルなど18社(7月8日時点) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 他のキャリアフォーラムとの一番の違いはベンチャー企業のみが参加するという点です。また、夏に開催されますので、一時帰国中のイギリス留学生にとって参加しやすいです。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。興味のある企業の募集要項を確認し、必要書類を準備しておきましょう。また、事前応募や面接予約が必要な企業も多いため、面接対策や自己PRの準備も進めておくことをおすすめします。ベンチャー企業との出会いを重視するイベントのため、自分が興味を持つ業界や企業について事前に調べておくと、当日の面談をより有意義に進めることができます。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/br1/?utm_source=Website&utm_medium=Website&utm_campaign=VentureCompanies_cf ボスキャリ(ボストンキャリアフォーラム) ボスキャリは世界最大級の日英バイリンガル就活イベントで、2025年は9300人以上の学生、求職者が参加しました。 開催時期・申込スケジュール 例年11月に開催されて、2026年は11月20日(金)~22日(日)に開催されます。夏頃から企業エントリーが始まり、秋に面接予約が本格化します。 開催場所 Hynes Convention Center(アメリカ・ボストン) 参加企業 総合商社、外資コンサル、Big4、メーカー、IT系、金融系など、幅広い分野の企業約200社 参加費・渡航費 参加費無料(事前登録必須)。航空券、宿泊費は自己負担ですが、トラベルスカラシップという渡航費補助制度があります。こちらは事前申込必須で、抽選に当たればイギリスや日本から行く場合$350が支給されます。トラベルスカラシップの応募資格は他にもあり、申し込む前には必ず公式サイトを確認しましょう。 イベントの特徴 前述の通り、ボスキャリは世界最大規模の日英バイリンガル就活イベントで、海外大生採用に慣れた企業が多く参加します。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。ただし参加する就活生が多いため、人気企業では競争が激しくなる傾向があります。また、ボストンまで行かないといけないため、高いコストがかかります。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、英文レジュメを作成しましょう。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。参加を決めたら、航空券や宿泊先の手配も早めに進めておくと安心です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/bos 参加体験談はこちらから: https://passporter-media.com/articles/46/ 東京ウインターキャリアフォーラム その名の通り、冬に東京で開催される日英バイリンガル就活イベントです。 開催時期 例年12月に開催されます。2026年の開催日はまだ公表されていません。 開催場所 2025年は東京ビッグサイト西4ホール(東京都江東区) 参加企業 総合商社、旅行、メーカー、IT系、金融系など、幅広い分野の企業約100社(2025年情報) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 冬に東京で開催される日英バイリンガル就活イベントで、海外大生採用に慣れた企業が多く参加します。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。ちょうどクリスマス休みに入っている時期ですので、一時帰国している学生も多く、参加しやすいです。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。興味のある企業の募集要項を確認し、必要書類を準備しておきましょう。また、事前応募や面接予約が必要な企業も多いため、面接対策や自己PRの準備も進めておくことをおすすめします。開催前にはオンライン交流会や相談会が実施されるため、不安なことがあれば事前に相談しておくと安心です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/tkw1 ロンキャリ(ロンドンキャリアフォーラム) ロンキャリはヨーロッパ最大規模の日英バイリンガル就活イベントで、ロンドンで開催されますのでイギリス留学している学生にとって参加しやすいです。 開催時期 例年2月に開催され、2026年は2月21日~22日でした。 開催場所 West Hall, Olympia(イギリス・ロンドン) 参加企業 主にコンサル、金融、メーカーなど約40社 参加費・渡航費 参加費無料(事前登録必須)。ボスキャリと同様にトラベルスカラシップ制度があり、イギリス国内だけでなくヨーロッパの対象学生に交通費が補助されます。こちらは事前申込必須で、抽選に当たればそれぞれの地域に応じた額が支給されます。トラベルスカラシップの応募資格は他にもあり、申し込む前には必ず公式サイトを確認しましょう。 イベントの特徴 ボスキャリと比べると規模が小さく、落ち着いた雰囲気で面談しやすいです。ただし規模が小さい分、参加企業数は限定的です。ボスキャリと同様、当日面接という場合もあり、比較的速く就活が進みます。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと こちらもボスキャリ同様、まずはCFNに登録し、英文レジュメを作成しましょう。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/ldn @passporter_ ロンキャリって何?ボスキャリとの違いは by Ayaka ロンキャリは、イギリス・ロンドンで開催される海外大生向けの就活イベント🇬🇧 ボスキャリとの違いはまず「企業数」。ボスキャリは企業数も多く、採用枠も多い。ロンキャリは参加企業数が少な分採用枠も少なめ。勤務地はどちらも日本配属が中心。 「開催地」の違いは、ボスキャリ→ボストン、ロンキャリ→ロンドン。 「開催時期」も違っていて、ボスキャリは年末ごろ、ロンキャリは年始ごろ。 「参加者」は、ボスキャリ→北米中心、ロンキャリ→ヨーロッパ中心。 ボスキャリのほうが規模が大きいけど、ロンキャリならではのメリットもある‼️ メリット①二日間だから体力的にも楽 企業数が限られている分狙い撃ちができるから、初参加でも回しやすい! メリット②ボスキャリのいい練習になる しかも最近参加企業数が増えているから、今後もっと伸びる可能性もある。企業によってはイギリス🇬🇧と日本🇯🇵のインターン枠も出てるから、イギリス在住の学生はぜひチェックしてみてね。 ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【Who are we?】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#就活 ♬ Vlog - wouldliker ロスキャリ(ロサンゼルスキャリアフォーラム) ロスキャリはアメリカ西海岸で唯一のキャリアフォーラムです。 開催時期 例年4月に開催され、2026年は4月11日~12日でした。 開催場所 Los Angeles Convention Center South Hall G(アメリカ・ロサンゼルス) 参加企業 コンサル、金融、IT系、メーカーなど約50社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 ボスキャリと比べると規模が小さく、落ち着いた雰囲気で面談しやすいです。ただし規模が小さい分、参加企業数は限定的です。ボスキャリやロンキャリと同様、当日面接という場合もあり、比較的速く就活が進みます。 イベントの2日間とも開場前特別セミナーがあり、ロスキャリを最大限活用する方法などをCFNスタッフが解説してくれます。 その他にもレジュメの書き方やケーススタディのワークショップ、そしてレジュメ添削や模擬面接が開催されます。事前申込が必須だったり当日整理券を受け取る必要があったりと、受付はさまざまですので気になる人はあらかじめ公式サイトを確認しておきましょう。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと こちらもボスキャリ同様、事前にCFNアプリをダウンロードして、参加登録します。また、企業への事前応募、面接予約も必要です。ロスキャリ開催前には対策ウェビナーや相談会などが開催され、ロスキャリを最大限活用するために参加して準備万端で当日を迎えましょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/los 海外大生向け就活支援サイト主催のイベント サービス開催時期開催形式・場所特徴マイナビ国際派就職通年オンライン・東京など合同説明会や就活座談会が充実LabBase通年オンライン中心研究内容を生かした就活が可能ONE CAREER通年オンライン・主要都市業界研究や企業研究向けConnect Job通年オンライン中心個別サポートや特別選考あり帰国GO.com通年オンライン中心ES添削や模擬面接などのサポートが充実 マイナビ国際派就職 マイナビ国際派就職は、海外大学生や留学経験者、外国人留学生向けに就職活動支援を行うサービスです。キャリアフォーラムのような単発イベントではなく、合同説明会や企業セミナー、就活対策講座などを年間を通して開催しています。 開催時期 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。特に夏休み期間、冬休み期間、就活本選考前には合同企業説明会やオンラインイベントが増える傾向にあります。参加には事前予約が必要な場合が多いため、公式サイトで最新情報を確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 対面イベントは主に東京や大阪などの主要都市で開催され、海外からでも参加しやすいようオンラインイベントも充実しています。 参加企業 主に日系企業が中心です。メーカー、商社、IT、金融、インフラ、人材など大手企業から中堅企業まで幅広く参加します。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 マイナビ国際派就職は、海外大学生や留学経験者向けの合同説明会や就活セミナーを開催していて、日本での就職を目指す学生にとって企業研究や情報収集の場として活用できます。CFN主催のキャリアフォーラムのように短期間で選考や内定獲得を目指すイベントというよりは、幅広い企業と出会いながら就職活動の準備を進められることが特徴です。また、オンラインイベントも多く開催されているため、海外に滞在しながら参加しやすい点も魅力でしょう。 一方で、参加企業は日系企業が中心であり、外資系企業や海外大生向け採用に特化した企業は比較的少ない傾向があります。また、イベント参加後は通常の採用フローに沿って選考が進むことが多く、キャリアフォーラムのようにイベント期間中に内定まで進むケースは一般的ではありません。 参加対象者 27卒、28卒で海外大学・大学院に在学中の学生や留学経験者、帰国子女など、日本での就職を目指すグローバル人材を主な対象としています。海外大学生向けの合同説明会や就活イベントも開催されており、就職活動を始めたばかりの人から本選考を控えた人まで幅広く参加できます。特に、日本企業について理解を深めたい人や、まずは企業研究・業界研究から始めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはマイナビ国際派就職に登録しましょう。 イベントによっては事前予約が必要です。自己PRやガクチカを整理しておくと、企業との交流やその後の選考にスムーズに対応できます。 また、企業研究を行い、興味のある企業を事前にリストアップしておくことをおすすめします。 公式サイト https://global.mynavi.jp LabBase LabBaseは、理系学生・大学院生向けの就職支援サービスです。研究内容を登録することで企業からスカウトを受けられるほか、理系人材を対象としたキャリアイベントや合同説明会も開催しています。特に研究内容や専門性を重視する企業が多く参加しているため、研究経験を活かして就職活動を進めたい人に人気があります。 開催時期 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 業界研究イベントや合同説明会、企業との交流会などが定期的に実施されており、参加には事前登録や予約が必要な場合があります。最新の開催情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンラインイベントが比較的多いため、海外大学や大学院に在学中の学生でも参加しやすいのが特徴です。対面イベントは主に東京を中心に開催されています。 参加企業 研究開発職や技術職を募集する企業が中心です。製薬、化学、食品、IT、AI、半導体、電機メーカー、素材メーカーなど、研究職や開発職の採用に積極的な企業が多く参加しています。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 LabBaseの最大の特徴は、学歴やガクチカだけでなく、研究内容や専門性を重視して企業とマッチングできる点です。研究概要を登録することで企業からスカウトを受けられるほか、イベントでは研究内容について企業担当者と直接話す機会もあります。そのため、修士課程や博士課程の学生、研究職や技術職を志望する学生にとって効率的に企業と出会うことができます。 一方で、参加企業の多くは理系採用を目的としているため、文系学生にはあまり向いていません。また、総合職採用よりも研究職・技術職採用が中心であるため、職種によっては選択肢が限られる場合があります。 イベント参加後は通常の採用フローに進むケースが一般的です。 企業によってはイベントをきっかけに早期選考や特別選考へ案内されることもありますが、CFN系イベントのように数日で内定が出るケースは多くありません。 参加対象者 27卒、28卒で理系学部生、大学院生、博士課程学生を主な対象としています。特に研究経験を活かしたい人や、研究職・開発職・技術職を志望する人におすすめです。海外大学や海外大学院に在学している学生も参加できるため、日本で研究開発職として働きたい人にとって有力な選択肢の一つとなるでしょう。 事前に準備すべきこと まずはLabBaseに登録し、自身の研究内容や専門分野を詳しく記入しましょう。LabBaseでは研究概要が企業とのマッチングに大きく影響するため、研究テーマや成果、使用した技術などを分かりやすく整理しておくことが重要です。また、参加企業の事業内容や募集職種を事前に確認し、自分の研究との関連性を説明できるよう準備しておくとよいでしょう。 公式サイト https://compass.labbase.jp/careerevent One Career ONE CAREER(ワンキャリア)は、新卒向け就職支援サービス「ONE CAREER」が主催する就活イベントです。合同企業説明会や業界研究イベント、企業ごとのセミナーなどが年間を通して開催されており、国内外の学生が幅広く参加しています。海外大学生向けの特集やイベントが組まれることもあり、日本での就職を考える留学生や海外大生にとって情報収集や企業研究の場として活用できます。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 業界研究イベントや企業説明会、選考対策イベントなどが定期的に実施されており、特に夏季・秋季・本選考前の時期に開催数が増える傾向があります。イベントごとに申込締切が設定されているため、最新情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンラインイベントが充実しているため、海外に滞在している学生でも参加しやすいのが特徴です。対面イベントは主に東京や大阪などの主要都市で開催されています。 参加企業 大手日系企業から外資系企業、ベンチャー企業まで幅広い企業が参加しています。総合商社、コンサルティング、IT、メーカー、金融、広告、人材などが主な業種です。イベントごとに参加企業は異なりますが、人気企業が参加することも多く、業界研究の機会として活用できます。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 幅広い業界・企業の情報を一度に収集できます。企業説明会だけでなく、就活対策講座や業界研究イベントも開催されており、就職活動を始めたばかりの学生でも参加しやすいでしょう。また、オンライン開催のイベントも多いため、海外大学に在学している学生でも気軽に参加できます。 一方で、CFN主催のキャリアフォーラムのように面接や選考をその場で進めるイベントは少なく、企業研究や情報収集の側面が強い傾向があります。そのため、短期間で内定獲得を目指すというよりは、就職活動の準備や企業との接点づくりに活用するイベントといえるでしょう。 イベント参加後は通常の採用フローに進むケースが一般的です。 イベントをきっかけにインターンシップや早期選考へ案内されることもありますが、キャリアフォーラムのようにイベント期間中に内定まで進むことは一般的ではありません。 参加対象者 ONE CAREERイベントは、日本国内だけでなく海外留学している大学生・大学院生を対象としています。27卒、28卒をはじめ学年を問わず参加できるイベントも多く、就職活動を始めたばかりの人から本選考を控えた人まで幅広く利用されています。特に、さまざまな業界や企業について知りたい人や、まずは企業研究・業界研究を進めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはONE CAREERに登録し、参加したいイベントを予約しましょう。イベントによっては事前アンケートやプロフィール登録が必要な場合があります。また、参加企業について事前に調べ、自分が興味を持つ業界や企業を整理しておくと、イベントをより有効活用できます。企業への質問をあらかじめ考えておくのもおすすめです。 公式サイト https://www.onecareer.jp/events/seminar?page=1&per=30&sort=time_limit_at&companiesToFollow=false&searchByCurrentUserGraduateYear=false&prefectures=%7B%22online%22%3Afalse%2C%22prefecture_ids%22%3A%5B%5D%7D&isOnecareerHostingEvent=false&upperLimitOfCompanyReview=5&lowerLimitOfCompanyReview=0&search_query= Connect Job Connect Jobは、グローバル人材の採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュが運営する就職支援サービスです。外国人留学生向けのサービスとして知られていますが、日本人の海外大学生向けの専用サービスも提供しており、企業説明会や選考会、キャリアカウンセリングなどを通じて日本での就職活動をサポートしています。海外大生限定の特別選考ルートが用意されることもあり、海外からでも効率的に就職活動を進められることが特徴です。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 合同説明会や合同選考会、企業ごとの説明会・選考会、就活対策ウェビナーなどが随時開催されており、イベントごとに申込締切が設定されています。最新情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 海外大生向けイベントはオンライン開催が多く、海外に滞在したまま参加できるものも少なくありません。また、ロンドンやソウル、台北など海外都市でのジョブフェア開催実績もあります。 参加企業 海外大学生やグローバル人材の採用に積極的な企業が参加しています。コンサルティング、IT、メーカー、商社、人材、インフラ、サービスなどがあります。イベントごとに参加企業は異なりますが、海外経験や語学力を評価する企業が多いことが特徴です。 参加費・渡航費 参加費は無料です。オンラインイベントも多いため、海外からでも費用を抑えて参加できます。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 Connect Jobの最大の特徴は、イベント参加だけでなく、個別キャリアカウンセリングや面接対策などのサポートを無料で受けられることです。海外大生向けの特別選考フローが用意されることもあり、企業によってはESやWebテストが免除されるケースもあります。また、海外大卒社員との座談会や交流イベントも開催されているため、海外から日本就職を目指す学生にとって貴重な情報収集の機会になります。 一方で、CFN主催のキャリアフォーラムのように数百社規模の企業が集まる大型イベントではなく、企業とのマッチングや個別サポートを重視したサービスです。そのため、多くの企業を一度に比較したい人にはやや物足りなく感じるかもしれません。 イベント参加後は通常の採用フローに進むことが多いですが、企業によっては海外大生向けの特別選考ルートや早期選考に案内されることがあります。CFN系イベントほどの短期決戦ではありませんが、一般応募よりもスムーズに選考が進むケースがあります。 参加対象者 Connect Jobは、27卒、28卒などで海外大学・大学院に在学中の日本人学生や留学経験者を主な対象としています。また、日本での就職を目指す外国人留学生も利用しています。特に、日本企業への就職活動が初めての人や、ES・面接対策など個別サポートを受けながら就活を進めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはConnect Jobに登録しましょう。イベントによっては履歴書なしで応募できますが、選考に進む際にはレジュメや応募書類が必要になります。また、キャリアカウンセリングや面接対策を無料で受けられるため、積極的に活用することをおすすめします。興味のある企業や業界を事前に調べておくと、イベントをより有効活用できるでしょう。 公式サイト https://job.connectiu.com/job-event/japanese_speakers 帰国GO.com 帰国GO.comは、海外留学経験者や海外大学生を対象とした就職支援サービスです。2006年から運営されており、日本での就職を目指す留学生に向けて、企業説明会や就職セミナー、個別カウンセリングなどを無料で提供しています。過去にはUniversity of Edinburgh(エディンバラ大学)やUniversity College London(UCL/ユニバーシティカレッジロンドン)で企業のオンキャンパス選考会が開催されたことがあります。イベント参加だけでなく、ES添削や模擬面接などのサポートも受けられるため、海外から日本就職を目指す学生にとって心強いサービスです。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントやセミナーが開催されています。 企業説明会や就活セミナー、大学訪問型イベント(オンキャンパスセミナー)などが随時実施されており、イベントごとに申込期限が設けられています。また、会員限定で参加できるWEB企業説明会もあります。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンライン企業説明会や就職カウンセリングが充実しているため、海外に滞在したままでも参加可能です。また、一部の大学では企業によるオンキャンパスセミナーや選考会も実施されています。 参加企業 留学生採用やグローバル人材採用に積極的な企業が参加しています。メーカー、商社、IT、建設、製薬、人材、サービスなどがあります。大手企業だけでなく、成長企業やグローバル展開を進める企業も多数掲載されています。 参加費 参加費は無料です。会員登録、カウンセリング、企業説明会、ES添削、模擬面接などのサービスも基本的に無料で利用できます。 イベントの特徴 帰国GO.comの特徴は、イベント参加だけでなく、就職活動全体をサポートしてくれる点です。経験豊富なカウンセラーによる個別相談に加え、ES添削や模擬面接、企業別アドバイスなども受けることができます。また、会員限定の企業説明会や非公開求人の紹介もあり、留学生向けのサポートが充実しています。 一方で、ボスキャリのような大規模合同就活イベントではなく、個別支援やマッチングを重視したサービスです。そのため、一度に多くの企業と接触したい人よりも、就職活動を伴走してもらいながら進めたい人に向いています。 イベント参加後は通常の採用フローに進むことが一般的です。 ただし、帰国GO.com経由で企業を紹介してもらったり、企業説明会から選考に進んだりするケースもあります。CFN系イベントのような短期集中型ではなく、中長期的に就職活動を支援するスタイルです。 参加対象者 帰国GO.comは、正規留学・交換留学・短期留学を問わず、留学経験のある学生を対象としています。また、現在留学中の学生だけでなく、今後留学予定の人も利用できます。27卒、28卒などの海外大学生や交換留学生、帰国子女など、日本での就職を考えている人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずは帰国GO.comに会員登録しましょう。会員になると、企業説明会への参加や就職カウンセリングの予約ができるようになります。また、ES添削や模擬面接などのサポートも受けられるため、就職活動を始めたばかりの人は積極的に活用することをおすすめします。興味のある企業や業界を事前に調べておくと、イベントをより有効活用できるでしょう。 公式サイト https://kikokugo.com 海外大生が就活を成功させるコツ 事前準備を徹底する 就活イベントは当日が本番ではなく、事前準備が重要です。特にCFN系列やTKFなどの選考直結型イベントでは、事前応募や面接予約が行われるため、早めにレジュメやプロフィールを準備しておきましょう。 積極的に企業や社員と交流する 興味のある企業だけでなく、これまで知らなかった企業の話も積極的に聞いてみましょう。実際に社員と話すことで企業の雰囲気や仕事内容への理解が深まり、新たな選択肢が見つかることもあります。 面接を意識して参加する 選考直結型のイベントでは、その場で面接が行われることもあります。自己紹介や留学経験、学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)などは、いつ聞かれても答えられるよう準備しておくと安心です。 イベント後の行動も大切にする イベントで終わりではなく、その後のインターンシップや本選考、OB・OG訪問につなげることが重要です。気になった企業には積極的に応募し、イベントで得たつながりを今後の就活に活かしましょう。

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イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #3|舞台裏に迫る

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #3|舞台裏に迫る

イギリスの大学留学を始める学生向けに8月23日にPre-Departure Event 2025が開催されました。この記事では開催までの経緯や当日の準備など、イベントの舞台裏をお届けします。 イベントの裏側はこちらの動画にもありますので、併せてご覧ください! https://www.youtube.com/watch?v=pGcj4TY1IrA 開催の経緯: PASSPORTER & Moi Educationとのコラボ 今回のイベントは4大学のJapanese Societyの合同開催ですが、中心となって進めてきたのがImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のJapanese Societyです。インペリアルJapanese SocietyのSecretaryのSaraさんによると、一つ上の学年のコミッティー(運営委員)から「いつか東京でイベントを開催したい」という話をずっと聞いていたと言います。 夏休みに代が替わり、25/26年度のコミッティーとしていろいろなイベントの企画が始まりました。その時に、インペリアル卒業生でMoi Creation株式会社代表のMakiさんと別の件で打ち合わせをしていた際に、「東京で渡航前イベントを開催したいです」と話を持ち込み、Makiさんが「ぜひ一緒にやりましょう」ということでした。 インペリアルJapanese Society副会長のRukaさんによると、インペリアルにあるSingapore Societyなど、他の国の団体が毎年開催しているため、それらを参考にしたそうです。 主催したイギリスの4大学: Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)→インスタアカウント London School of Economics and Political Science(LSE)→インスタアカウント University of Cambridge(ケンブリッジ大学)→インスタアカウント University of Oxford(オックスフォード大学)→インスタアカウント その他にも、University College London(UCL)のコミッティー(運営委員)も参加しました。King's College London(キングスカレッジロンドン)からの参加者もいました。 Japanese Societyとは? イギリスの大学にある日本文化や日本人コミュニティを中心としたサークルのこと。日本人だけでなく、日本に興味のある現地学生も参加し、交流イベント・文化イベント・日本語レッスンなどが行われています。 事前準備: 4大学のJapanese Societyが打ち合わせで調整 イベントの運営は会場探しやInterest formを利用して参加者数を予測するところから始まりました。しかしインペリアルのみではかなり小規模になることが分かったそうです。加えて8月中旬にならないとA-levelの結果が出ず、その関係で参加を決められない新入生が多いことが浮かび上がりました。また、他大学からの参加希望者がいたことも踏まえ、合同開催に踏み切りました。 コミッティー全員が「去年の自分が渡英前にあったらうれしかったイベントを後輩たちに届けたい」という思いを原動力に準備を進めました。 本格的に動き出したのは開催の約1カ月前です。インペリアルのJapanese Societyのメインコミッティーがプログラムの大枠を決め、他の参加校のJapanese Societyとオンラインでミーティングを重ねました。イベント全体の企画は主にSaraさんが「去年の自分が渡航前に知っておきたかったこと」をベースに決めました。 それに加え、学部、大学、都市が異なるメンバーからも意見も入れて、より多様な視点から見たイギリス留学、そしてコミッティー全員が新入生に伝えたいことを追加していきました。 当日の準備: リハーサルなど最終調整 Pre-Departure Eventのポスター イベント当日の午後2時、コミッティーたちが会場に集まりました。まずは椅子や机の並べ替えなどをして会場設営をしました。第二部がスムーズに始められるように、大学ごとにテーブルを分け、印となる大学のロゴを貼った。その後、プレゼンテーションで使用する大型ディスプレイの準備と接続をし、発表の流れのリハーサルも行われました。 各大学のJapanese Societyのコミッティーが打ち合わせをしている様子 開場の時間になったらSaraさんが入口近くで受付の準備を始め、パソコン上に名簿を表示させました。受付と同時に参加者に名札を自分で書いてもらえるよう、名札シールが用意されました。 責任者のSaraさんインタビュー 今回のPre-Departure EventはImperial College LondonのSaraさんが企画し、他の3つの大学のJapanese Societyのコミッティーとの調整などを行いました。責任者のSaraさんに開催の経緯、準備の過程などについて聞きました。 Pre-Departure Eventでプレゼンテーションを行う責任者のSaraさん Q: 実際に開催してみてどうでしたか? イベントをやって本当によかった、というのが一番の感想です。何よりも「来てよかった!」「いろんな人と会って、話せて楽しかった」「役立つ情報をすでにイギリス留学している先輩たちから聞けて参考になった」という声をいただけたのがうれしかったです。 ぜひ今後も続けていきたいですし、来年度以降のコミッティーに引き継ぎたいですね。今回参加してくれた後輩たちに熱意とイベントの良さが伝わっていることを願います。 Q: 開催にあたって、大変だったことはなんですか? 一番苦労したのは、夏休みの時期に企画を動かしたことです。みんな旅行や予定がある中で、ミーティングに参加したりスライドを作ったりしないといけなくて。私も旅行先のホテルからオンラインミーティングに出たりしていました(笑)。 インペリのコミッティーは普段から仲が良いので、単に「仕事仲間」だけでなく、お互いの時間も大切にしつつイベントを成功させたい気持ちもあって、そのバランスを取るのが難しかったです。でもそういう中で「連絡のプラットフォームを仕事用とプライベート用に分ける」みたいな工夫も生まれて、チームとしても個人としてもすごく成長できたと思います。 Q: 今回開催した中でよかった点や改善点を踏まえ、次回以降はどのような変更を行いますか? 毎年続けていけるイベントにしたいと強く思っています。 今回のイベントの良かった点の一つとして、参加者同士が大学や学年、留学の形態や先輩後輩といった枠にとらわれず、自由に交流できる雰囲気が自然と生まれたことです。当初私が目指していた以上に素敵なものでした。 今後は参加校が増えたり認知度が上がったりして規模がより大きくなっていく可能性もありますが、数に流されず「温かい雰囲気のイベント」であり続けてほしいです。 プレゼンテーションの内容に関しては改善できる点も多いと感じています。就活関連の少しシリアスな内容から、各都市の日本食事情といった日常に密着した話題まで、バランスの取れた構成にはなっていたと思いますが、基本的にコミッティーが一方的にプレゼンする形だったので、今後はもっとインタラクティブにできると良いと思います。 第二部は各校のブースを設置して、自由に話せるフリートークタイムとしましたが、ワークショップのような形で、いろんなバックグラウンドの学生を集めたグループで何かアクティビティをするのも面白いかもしれません。 インペリのJapanese Societyの場合、毎年2年生がコミッティーを担当するのが慣例です。来年以降私がどんな形でJapanese Societyに関わっていくかは未定ですが、今回のイベントで得た学びや感想は、必ず次の世代に引き継ぎたいと思っています。 Q: 最後に新入生へのアドバイスをお願いします! ワクワク、ドキドキ、緊張、色んな気持ちでいっぱいだと思いますが、ぜひ思いっきり楽しんでください!大学は自分の世界がどんどん広がっていく場所です。そしてロンドンは多様性にあふれ、毎日新しい刺激がある街です。たくさんの人に出会い、色んなコミュニティに参加して、多くの経験を積むことが、きっと素敵な大学生活になります! もちろん、勉強という本業も忘れずに。Japanese Societyにもぜひ遊びに来てくださいね☺︎ Pre-Departure Eventに参加した新入生とJapanese Societyのコミッティーたちの集合写真 コミッティー紹介 イベント中に主催したJapanese Societyのコミッティー3人に話を聞くことができ、現在の専攻やロンドン生活の楽しみなどをご紹介します。 Saraさん Saraさん 所属: Imperial College London, Medical BiosciencesJapanese Societyでの役職: Secretary 小さい頃から理科が好きで、人体構造や病気の仕組み、薬効を学ぶことが面白くて、そこから医療生物学に惹かれるようになりました。また、エジプトやミャンマー、インドといった医療体制が十分でない国々で暮らした経験も大きな理由です。 質の高い医療にアクセスできない現実を目の当たりにし、国際機関やNGOが医療支援で果たしている役割に感銘を受けました。その中で私は、医薬品や医療機器の研究開発を通じて、人々が安心して医療を受けられる社会づくりに貢献したいと考えるようになりました。 インペリアルのMedical Biosciencesは、医療生物学を幅広く学べるだけでなく、研究者としての基盤を養うことができるコースです。自分のやりたいことや将来必要なスキルと一致していたため、進学を決めました。 大学生活では、3歳からずっと続けているバレエを楽しんでいます。ダンスサークルのバレエ部門に入っていて、毎週のクラスに参加したり、コンペティションチームで踊ったりしています。2年生からはチームのコミッティーとしてクラスのインストラクターもやっています。 寮生活が始まってから料理にハマっていて、自分のキッチンでディナーパーティーを開いたり、作り置きを工夫したり、各国の友人からレシピを教わったりと、多国籍な環境ならではの楽しみを満喫しています。 それからJapanese Societyの活動も、今年度からコミッティーとして本格的にスタートしました。大変なこともありますが、Secretaryとして仲間と一緒に楽しく仕事しています! Rukaさん Rukaさん 所属: Imperial College London, Biomedical EngineeringJapanese Societyでの役職: Vice President 医療分野に応用できる工学の知識を幅広く学んでいます。1、2年のうちは講義とテストが中心で、3、4年になると実験・実習が増えると思います(MEng/学部・修士一貫課程なので4年間です)。 元々医学部を視野に入れながら医療系に関わりたいという気持ちがありました。将来のことを考えた時に、企業に入って医療機器の開発に携わりたいと思うようになりました。それで学部のコースをいろいろ調べていたら、インペリアルのBiomedical Engineeringが一番自分にぴったりだったのでそこにしました。 今のところ勉強は思っていたほどは忙しくないのですね。一応毎日勉強するように意識していますが、遊びに行く余裕は意外とあります。ロンドン生活の中で、観光が楽しいです。いろいろなマーケットというか屋台っぽいのがいっぱい集まっているバラマーケットなどがとても良かったです。 Shinichiroさん Shin-ichiroさん(左) 所属: The London School of Economics and Political Sciences (LSE), EconomicsJapanese Societyでの役職: Secretary and Language Officer 今回のイベントでは会長代理として来ました。LSEのJapanese Societyは他の大学と比べるとかなり小規模ですが、このイベントではLSEの新入生が一番多くてちょっと困惑しています(笑)。 今までブラジルのサンパウロ、インドネシアのジャカルタ、アラブ首長国連邦のドバイと、世界を転々としてきた中で、たくさんの気づきを得られました。貧困に直面している人や富裕層など、幅広い層の人々を見てきた中で、社会問題の解決に経済は大きいなツールの一つになると考えるようになりました。そこで経済に興味を持ち始め、社会科学に特化したLSEで経済学を専攻したいと決めました。 また、イギリスの大学の経済学専攻は数学重視で、どちらかというと理系寄りです。この点は自分に合っていたので、イギリスの大学を選びました。1年目の勉強はIBの延長線上くらいの感覚で、そこまで難しいとは感じなかったです。大体大学に入学できた時点であるの程度学力はあると思いますので、あとは努力を続けて、強い信念があればできると思います。 ロンドンでの生活はご飯がまずい以外は楽しいです。この前、久しぶりに日本に帰ってきて、お母さんが作った白米を食べた時は感動しました。 Pre-Departure Event全体の様子と新入生インタビューはこちらからご覧いただけますのでぜひ読んでみてください! https://passporter-media.com/articles/36/ https://passporter-media.com/articles/37/ 今回のイベントスポンサーが運営する留学&オンライン個別指導サービス: https://jp.education-moi.com

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #2|新入生インタビュー編

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #2|新入生インタビュー編

イギリス留学のPre-Departure Event 2025が8月23日、東京都内で開催されました。Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)などのJapanese Societyが主催したこのイベントに参加した学生にインタビューしました。これから新生活を始めることにあたり、心境や楽しみにしていることについて聞きました。 https://passporter-media.com/articles/36/ 大好きなロンドンで経済と数学の勉強を インタビューを受けるHanaさん Hanaさん 進学先:The London School of Economics and Political Sciences(LSE)専攻:International Social and Public Policy with Economics ロンドンが好きだから、そこの大学に進学しました。数学や経済は元々好きですが、それだけだと物足りないので、政治学の勉強もできるということでこの専攻を選びました。 今まで日本、ドイツ、アムステルダム、フランスで暮らしたことがあります。ロンドンに住んだことはないのですが、英検の海外受験会場がヨーロッパだとロンドンしかないので、受験のために何回かロンドンに行ったことがあります。その時に感じた街並みなどが気に入りました。将来役に立つと思って英検は1級まで取得したが、今のところ何にも役立っていないです(笑)。 大学に入ってからはいろんなソサエティー(サークル)の活動が楽しみです。あとは今まではとてもグローバルな環境で育ったので、これからもそのようなところで生活できることが良いです。将来は国際機関で働きたいです。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤LSE / Hana Hana: こんにちは。Hanaです。来月からLSEでInternational Social & Public Policy with EconomicsのBachelor's(学士)を始めます! Junta: ロンドンでこれから留学するにあたって不安なこと何かありますか? Hana: LSEのキャリアの環境の中で、ちょっとLinkedInとかのFinance Brosが怖いです。 Junta: じゃあ逆に楽しみなこと何かありますか? Hana: LSEで自分の学部の勉強のほかにも、ロンドンというとても素敵な街に住むのも楽しみだし、他に新しい人を会うのも楽しみにしてます。 Junta: 留学生に向けて何か1つメッセージをお願いします! Hana: みなさん頑張って楽しみましょう! ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【PASSPORTは留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 金融の勉強をするのが楽しみ Angelaさん 進学先:The London School of Economics and Political Sciences(LSE)専攻:Finance ドイツや横浜などに住んだことがあるが、昔ロンドンに住んで一番気に入ったのでロンドンの大学に進学しました。Stock pitch(ストックピッチ)※がきっかけで金融に興味が湧き、大学でその勉強ができるのが楽しみです。また、たくさんの人と出会って、友達を作るのも楽しみです。 ※Stock pitch(ストックピッチ)とは、特定の企業の株式を投資対象として推奨するためのプレゼンテーションのことです。企業のビジネスモデル、財務状況、成長可能性、リスクなどを分析し、「この株を買うべき/売るべき」と投資判断を論理的に示します。 研究者になり、革新的な研究をしたい 第二部のフリートークタイムで歓談するWakanaさん(左)とSeikaさん Seikaさん 進学先:Imperial College London専攻:Chemistry 4歳から4年間イギリスに暮らし、その後上海とノルウェーにも住んだことがありますが、イギリスが一番気に入ったので、大学はそこにしました。大学に入って、新しい人に出会って、友達を作ることが楽しみです。卒業後は大学院に進学し、その後研究者になって、革新的な研究をしたいです。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤Imperial College London / Seika Seikaです。Imperialに行きます。専攻は化学です。 I'm Seika. I'm going to Imperial College London and my course is Chemistry. Junta: 新しい環境について何か不安なことありますか? Do you have any kinds of worries about moving to a new place? Seika: 生活費が心配になると思います、ロンドンの物価は結構高いので。そしてホームシックですね。 I think I'm worried about the cost of living because London is really expensive. Also getting homesick, I think. Junta: めっちゃあるよ、めっちゃ感じる! イギリスに留学するきっかけは何ですか? What brings you to study in the UK? Seika: 今まではずっとインターに通ってきたので世界中の人と会うことには慣れています。特にロンドン、特にインペリアルにはたくさん留学生がいます。多様性が高いのでロンドンに留学することにしました。 I always went to international schools, so I'm really used to meeting people from all over the world. And I think especially in London, especially in Imperial there are a lot of international students. It's also really diverse so that's what made me choose to study in London. Junta: ありがとうございます! ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【PASSPORTは留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 憧れの街並みでの学び Wakanaさん 進学先:King’s College London専攻:Digital Media and Culture ロンドンにインターナショナルな雰囲気があり、街並みに憧れがあったのでイギリスに決めました。勉強はもちろんですが、それ以外ではクリスマスマーケットが楽しみです。大学で学んだことを生かし、将来は人々のつながりを強くするためのサービスを提供する会社を起業したいです。 本格的な海外経験に向けて頑張りたい インタビューを受けるHayatoさん Hayatoさん 進学先:The London School of Economics and Political Sciences(LSE)専攻:International Social and Public Policy (Graduate) 小中高ともに日本にいて、海外経験は旅行程度しかなく本格的な海外経験が欲しくて留学を決めました。学部時代は日本の大学で過ごして、そのまま就職するとキャリアパスが見えてしまうのが嫌だったのも理由の一つです。 学部時代は保健学をやっていたが、LSEの大学院では社会保障など、もう少し公共的な側面から深掘りたいと思います。 留学経験が全くないのでこれからの渡航に際して全てが不安ですが、「なんとかなるでしょ」精神で頑張ります。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤LSE / Hayato Junta: 自己紹介お願いします。 Hayato: Hayatoです。LSEのPostgraduate(大学院)の国際社会公共政策コースに進学します。その理由としては、今まで小中高とずっと僕は日本で育ってきたんですけれど、全然海外経験も旅行程度しかないので本格的な海外経験が欲しいなと。あと日本の大学を学部を卒業したんですけど、そのまま卒業して日本で就職するとキャリアパスが結構見えてしまって、それがすごく嫌だったので、留学することを決意しました。 Junta: 留学するにあたって不安なことはありますか? Hayato: 留学経験が全くないので全部が不安なんですけど、なんとかなるっしょ精神で頑張ります! Junta: 院で深掘って研究したい内容、学びたいことについて教えてください。 Hayato: そうですね、学部でやってたことのもう少し公共的な側面からの応用をしたいなと 思っているんですけど、学部で保険学をやっていたので社会保障だとかを深掘っていきたいなと思います。 ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【PASSPORTは留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 金融の中心――ロンドンで人脈を広げたい 入学後の抱負を語るTeruさん Teruさん 進学先:University College London(UCL)専攻:Mathematics with Economics 自分は中学受験をして慶應義塾湘南藤沢中等部に入学しました。その後中3になる前にタイにあるRugby School Thailandに行きました。この学校はイギリスにあるRugby Schoolの分校です。そこで5年間学び、GCSEとA-levelを履修しました。イギリス系の学校に通っていましたが、イギリスに行ったことがなく、ヨーロッパもないです。初めてのイギリスで不安はありますが、将来のことを考えると、良い経験をするためのチャンスがあるからロンドンに行く価値はあると思います。 金融系に興味があって15歳から投資をやっています。将来は金融系の職に就きたく、そのため大都市の大学に進学したかったです。本当はアメリカに行きたかったが、今のアメリカの政治によって経済も不安定になっているのでアメリカに行くことを断念しました。そこ以外で金融の中心と言えばロンドンですね。その中心にある大学を選びました。 ロンドンのような大都市の大学に行けば人脈が広がり、たくさんのコミュニティとつながりを持って有利になると思います。そういう意味でも、優秀な学生が集まるUCLのような有名な大学にはとても良い環境が整っていると思います。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤UCL / Teru Teru: 今19歳で、これからUCLで数学と経済学科を学びに行きます。 Junta: イギリスの前にどういう高校生活・中学生活を過ごしていたか、バックグラウンドを教えてください。 Teru: 普通の日本の小学校通ってて、中学受験をしてSFCという慶応の中学校に合格したんですけど、そこであんまり成績が良くなくて。中学3年生になる頃にコロナが始まったタイミングで学校を退学して、ラグビースクールタイランドというタイのインターナショナルスクールに転校しました。そこで5年間IGCSEとA-Levelをやって、今って感じです。 Junta: 入学するにあたって不安なことありますか? Teru: イギリスとかヨーロッパにまだ行ったことがないので、治安とか、あとは物価、住んでみた感、夜の危なさとかを知ってみたいです。 Junta: なんでイギリスの大学を選んだんですか? Teru: イギリスの大学はUCLが一応自分が行ける中のランキングで一番高くて。僕は将来的に金融系を学びたいので、そこでの人脈を増やすためにロンドンで経済を学ぼうかなと思っていきました。 Junta: ありがとうございます! ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【Passport to は留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 次回の記事ではこのPre-Departure Eventの舞台裏をお届けしますので、そちらも併せてご覧ください! https://passporter-media.com/articles/38/ 今回のイベントスポンサーが運営する留学&オンライン個別指導サービス: https://jp.education-moi.com

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #1

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #1

イギリスの大学留学を始める学生向けに8月23日にPre-Departure Event 2025が開催されました。このイベントは東京都内で行われ、4つの大学のJapanese Societyによる合同開催で、PASSPORTERを運営するMoi Creation株式会社がスポンサーしました。 イベント当日の様子はこちらの動画からご覧いただけます! https://www.youtube.com/watch?v=pGcj4TY1IrA 参加したイギリスの4大学 Pre-Departure Eventのポスター 今回のイベントは4つの大学のJapanese Societyが主催しました。 Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)→インスタアカウント London School of Economics and Political Science(LSE)→インスタアカウント University of Cambridge(ケンブリッジ大学)→インスタアカウント University of Oxford(オックスフォード大学)→インスタアカウント その他にも、University College London(UCL)のコミッティー(運営委員)も参加しました。King's College London(キングスカレッジロンドン)からの参加者もいました。 Pre-Departure Eventに参加した新入生とJapanese Societyのコミッティーたちの集合写真 Japanese Societyとは? イギリスの大学にある日本文化や日本人コミュニティを中心としたサークルのこと。日本人だけでなく、日本に興味のある現地学生も参加し、交流イベント・文化イベント・日本語レッスンなどが行われています。 イベント開始 15時の受付開始と同時に参加者が続々と入場しました。参加者は9月から新しくイギリスの大学や大学院に進学する学生です。そのうちLSE進学者が12人と一番多く、その次にインペリアルの4人などで、コミッティーを含めると約40人でにぎわっていました。 新入生のバックグランドは十人十色で、今回の大学進学を機に初めてイギリスに行くという人から、中学や高校からイギリスのボーディングスクールに通い、そのままイギリスの大学に進学したという学生までいました。また、小さい頃から海外で暮らし、今までいくつもの国を転々としてきたという学生もいて、経歴はさまざまでした。 イベント開始前に参加者同士が歓談している様子 会場に入ったあとは近くにいる人と歓談したり、進学する予定の大学の先輩と情報交換したりしていました。 第一部: イギリスの大学生によるプレゼンテーション イベントは15時半にスタートしました。第一部ではJapanese Societyのコミッティーによるプレゼンテーションが行われました。来場者は会場の前方に集まり、コミッティーたちがスライドを用いた説明を熱心に耳を傾けました。 Japanese Societyのコミッティーによるプレゼンテーション まずはコミッティーの自己紹介から始まりました。主催した4つの大学以外にもUniversity College London(UCL)のJapanese Societyのコミッティーが登場しました。在籍大学とコース、趣味やJapanese Societyでの役割について紹介されました。 その後、イベントのスポンサーであるMoi Creation株式会社代表、Makiさんの挨拶が行われました。同社が行っている留学・オンライン指導事業「Moi Education」及び本メディア「PASSPORTER」について、5月のイギリス訪問記録動画を視聴しながら説明されました。 https://youtu.be/sVUX9zAo1uE その一環で、動画撮影でドローンを使用しているとの説明があり、後ろから実際に使っているドローンが飛んできました。ドローンパイロットの小林佑誠さんが操縦し、来場者の頭上を数周回りました。最後はMakiさんの手のひらに着地する演出がありました。 目の前に飛んでいるドローンを見る来場者 その後、学生生活にまつわることをコミッティーたちの体験談や失敗談を基に紹介されました。授業の説明では、コミッティーたちの実際の時間割が表示され、それを基に忙しさや課題攻略法などが伝授されました。学部や専攻によって異なるため、コミッティー全員がそれぞれの時間割について話しました。 生活面では、入学した最初の1週間の予定や入寮の手続きが紹介されました。それからロンドンや近郊にある日本料理が食べられる飲食店、あるいは日本の食材が手に入る店が紹介されました。また、大学で参加できるソサエティ(サークル)やボランティア活動について説明され、各大学のJapanese Societyの活動内容も紹介されました。 学生生活に関わるさまざまなテーマのプレゼンテーションをするコミッティーたち その後、一部の大学では入学したと同時に就職を意識するような活動を行う学生が多いがあるとの説明がありました。あるコミッティーは「入学したあと、初めて会う人たちとはインスタ交換ではなく、最初にLinkedIn(リンクドイン)のアカウントを聞かれた」と実体験を語りました。 最後はイギリス出発に向けての準備や持ち物などについてアドバイスがありました。 第二部: 大学ごとのフリートーク時間 プレゼンテーション終了後、第二部の自由会話時間に入りました。参加者は大学ごとに分かれ、大学生活について気になることを先輩に質問したり、授業などの情報を入手したりしていました。 大学ごとに集まり、在学生と情報交換する参加者 その後は大学を区別せず、参加者は近くにいる人と情報交換したり、同じ大学に進学する人や異なる大学に進学する人と交流を深めました。イベント自体は18時終了ですが、時間になっても話したいことが尽きることなく、その後は希望者で夕食を食べに行きました。 新入生インタビューとイベントの舞台裏 参加した新入生はどのような気持ちで留学に臨んでいるのか、またイベントを開催するにあたりどのような準備が行われたのか。新入生インタビューとコミッティーが行った準備を次回以降の記事でたっぷりお届けしますのでそちらもご覧ください! https://passporter-media.com/articles/37/ https://passporter-media.com/articles/38/

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